3話
「ようこそ! ネシーマ帝国へ!」
凄い美少女がそこに立っていた。もちろん、周りの
兵士達の視線も一緒に。
「ありがとうございます。我々が神様から召喚された勇者です。僕は、多奈川梁と申します。」
梁は、クラスのリーダー的存在で優しい・イケメン・頭が良いの三拍子揃っている。
美少女の顔が少し赤くなっている。これは、やっちまったな。
「自己紹介がまだでしたね。私、このネシーマ帝国の第二王女をしております。アブリ・ハク(アブリが名前でハクが性である。)と申します。」
「勇者様方はお疲れでしょうから一人に一人づつメイドか執事を付けますのでお部屋でお休みになってください。 詳しい話は明日にしましょう。」
「ありがとうございます。」
そう言うと、ドアが開いてたくさんのメイドと執事が入ってきて、次々にクラスメイトと話ながら出ていく。
「ご案内指せていただきます。」
「あぁ、ありがとう。」
どうやら俺が最後だったようだ。
「生須様のお部屋は、ここでございます。」
「ありがとう。えっと、「ガーネットです。」ガーネットさん。」
そう言って部屋に入ると、ガーネットはお辞儀をして俺を見送った。
部屋のなかはホテルのスイートルームとまではいかないがとても綺麗な部屋だった。
「ふー。今日は疲れたなぁ。」
ベッドに寝転がる。
すると、視界の右端に光るアイコンの様なものを見つけた。
「ん?なんだこれ。」
注目していると、
「うわ!」
いきなり、ステータスボードが出てきた。
ネーム 生須 環
種族 人間
称号 なし
状態 元気
属性
風・土
職業
司書
ユニークスキル
知識の図書館
スキル
魔導機器作成level5演算levelMAX 製図level2
危険物取り扱いlevel2
忍level2 感覚強化level5直感level5
『知識の図書館』
体術 体の動かし方を理解できる。
習得条件 体を正しく動かす。
接待 相手に印象良く接することが出来る。
習得条件 礼儀を重んじて相手に好印象をもってもらう。
魔力操作 魔力を操作出来る。
習得条件 魔力を感知する。
こうなっている。
新しく、属性という項目が追加されてるな。まあ、これはそのままなので良いだろう。
もう1つの『知識の図書館』だが、これは早速ユニークスキルが働いたということだろう。
それから、俺は魔力操作と体術を習得することにした。
朝日が昇ってきた。
あのあと、俺は魔力操作と体術を習得することができた。
魔力操作は、よく小説等である体の丹田の部分に力を入れて血液の流れるを感じていたら感知することが出来た。
体術は、ズバリ体を思った通りに動かせば良いのだ。とっても簡単でした。
こうして、2つのスキルを手に入れて魔力操作で遊んでいたら夕食に呼ばれた。
夕食は、アブリ様と王様のアライク・ハク様と大臣などの国の主要人物と俺達40 人+教師の藤森で行われた。
まぁ、色々気を使いながら藤森と多奈川が頑張っていた。
俺?俺は凡人なのでその他大勢となっていたよ。だって、めんどくさいだろ?
結果、決まったのは次の事だ。
1、職業が勇者の物は魔王を倒すために修行をする。それ以外のひとは、その職業の修行をする。
もちろん、勇者もそれ以外の人も同じ待遇でだ。
2、魔王を倒すまで城に永続的にいてよい権利。
3、城を出たい人がいたら止めないこと。
旅の必需品を持たせること。
主にこの3つである。
決まったあとは、俺達の実力テストになった。
その結果このように分けられた。
上位グループ
多奈川 梁・鵜原 勇翔・亀崎 華・復原 賢
この4人はずば抜けている。
中位グループ
他の勇者達で
内山 宏明・金武 春馬・藤井 公・小村 舞等である。
下位グループ
勇者でない人達
俺ここ
このようになっている。
まぁ、別に気軽に過ごせば良いと思う。せいぜい勇者様には、頑張って頂きますか。
『知識の図書館』
テイム・調合・家事・鍛冶・細工・革加工・裁縫・接待
・属性は、あくまでも得意属性でありそれしか使えないと言うわけではありません。




