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魔法の少女 カヤ   作者: ひなつ
17/22

本当と嘘

俺はどう答えればよいのだ、天木部長と編集長に。

本当の事を云っても、信じてもらえるか、かと云って嘘を云うのも………。どうしたものか。

俺はどうして良いのか、どうするべきなのか、検討も付かない。

悶々とした日々が数日続いた。


今日はカヤのコンサート。

行く気がしない、と云うか釈然としない。普段は何をしているのかと云う事に関しては、仕事上は終わった。でも、本当にこれで良いのか? 良かったのか。結末が予想だにしなかったことだけに、困惑している。

見てしまった以上この後どうするか。チケットは買って持っている。でも、まさか男だなんて、それもオジサン。

結局俺は見ずに帰った。

帰る途中一人の女性が自分の方を見ていた。

良く見ると女優ほ林原さんだった。

近くまで行くと。

「貴方、カナの事をかぎ回っている見たいだけど、まあ、その様子だと、秘密を知ってしまったみたいね。なので私と一緒に来てもらおうかしら」

「?……」

何を云っているのかな、この人は。

「私の云っている事が分からないみたいね。当然ね。逆の立場だったら私もわからないわ。でも、見てしまったからには、一緒に来てもらいましょう」

来てもらいましょうと云われて、ハイ行きますよとは、ならない。

カヤの事を知っているのなら、この人も魔法使い、まさか。えっ! 何? その大きな杖は。

「そんなにも、不安そうな顔をしても、無駄よ見てしまったからには避けてはとうれないのよ」

林原さんは大きな杖を、俺に突きつけた。そして………。

俺は意識を失った。

目を覚ますと、カヤのコンサート会場に居た。

あっ! そうか、カヤの事を調べないと………。

仕事をしないと。


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