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捜査
「甘木部長!」
俺は前を歩く天木部長に声を掛けた。
甘木部長は振り向いて「君かね、話は聴いているよ」と、返事が返ってきた。
「アイドルのカヤか普段何処で何をしているのかが知りたい。そうすれば、だ! 分かるかね。売れるとは想わんかね。スクープ、カヤの私生活! どうだね!」
ここは会議室。
「良いと想いますが、自分も気になりまして、調べたことがありますが、全く分からずで途中で諦めてしまいました。」
「今度は仕事でするのだから諦めずに、多少は時間がかかってもしかたないが、早いにこしたことはないが。ともかく、頼むよ」
「ハイ、わかりました」
それから、俺は彼女を追いかける日々が始まった。




