day.67
穏やかな日射しが降り注ぎ、真っ青な空が広がるなかで、とうとうこの日がやってきた。
そう、今日ここで、俺達は正真正銘の夫夫になる―。
オーダーメイドで作ってもらった純白のモーニングを、着方がわからない俺は冬悟に着せてもらい、スタイリストの人に髪をセットしてもらった後、広い待合室で1人、冬悟の着替えを待っている。
お、落ち着かねぇ…!!
あまりにも厳粛な雰囲気に、気分はそわそわし、椅子にも座らずうろうろしていると、待合室の扉がカチャっと静かに開いた。
「…待たせたな。」
コツッと固い靴の音を響かせ現れた、同じく真っ白なモーニングに身を包んだ冬悟が、眩しく輝いて見えた。
「か、カッコいい……。」
その気高く、気品溢れる姿に息を呑み、言葉を失いそうになったが、ただ一言、なんとかこれだけを絞り出すことができた。
そして、俺の視線は釘付けとなり、普段と違う雰囲気に、ドキドキしてしまう。
この人が、今日、みんなの前で、俺の夫になるんだ。
駆け寄りたいのに、その厳かな感じに緊張してしまったのか、足が一歩も動かせない。
そんな俺に、ゆっくりと近づいてきた冬悟は、目の前で立ち止まり、そっと顔を覗き込んできた。
「純也、お前もよく似合っている。格好いいぞ。」
冬悟は俺に向かってすっと腕を伸ばし、襟やネクタイを、もう一度きちんと整えてくれる。
「…さて、今日はよろしく頼んだぞ、ダーリン。」
「だっ!?」
冬悟からの突然のダーリン呼びに、最初は驚いたが、段々と嬉しさが勝っていく。
「おう!任せとけよな!ダーリン!!」
大袈裟にウインクすると、フッと優しく笑ってくれた冬悟に、へへっと俺も笑い返す。
気付けば、さっきの緊張は、どこかに消えていき、自然と冬悟の隣に近づいていった。
すると、コンコンとドアを叩く音が聞こえてきた。
「諏訪様、そろそろお時間でございます。ご準備ができましたら、会場にお越しくださいませ。」
「すぐに向かう。」
スタッフにそう声をかけた後、冬悟は俺に向かって、真っ直ぐに手を伸ばした。
「…行くぞ、純也。」
その手をしっかりと取り、ぎゅっと握る。
「うん!」
俺達は手を握り合って、総勢約500人の待つ会場へと、歩き出した―。
真っ白な教会前に立つと、またもや緊張してきた。
だけど、冬悟が隣にいるからなのか、不思議と心は落ち着いている。
寧ろ、なんだかわくわくさえもしている自分がいる。
本当に、この人がいれば、俺は無敵になれる―。
「…大丈夫か?」
だけど、いつものように、冬悟は心配そうに声をかけてくれる。
その優しさが、嬉しい。
「うん、大丈夫。」
心配ねぇよと伝えるために、まだ繋いでいる手をぎゅっと強く握った。
「なぁ、冬悟。」
「…どうした?」
その手を離し、今度はするっと冬悟の腕に、自身の腕を絡ませた。
「これで漸く、俺達公認夫夫だな。」
「そうだな。……俺はお前を、妻にできて幸せだ。」
その言葉だけで、俺の心は降り注ぐ太陽の光に温められたかのようにぽかぽかとし、泣きそうになる。
「俺も!俺も、冬悟を夫にできて、すっげぇ幸せ!」
互いに笑い合った瞬間、入場の合図が流れ始めた。
目の前の重厚な扉がゆっくりと開いていくと、眩い光が辺りを白く染め上げ、やがてその光は、柔く暖かなものへと変わっていく。
多くの人の目が、一斉に俺達に注がれても、何も怖くない。
隣に立ってくれるこの人に恥じないよう、堂々と胸を張って、この一歩を踏み出した。
重厚なパイプオルガンの音色に包まれながら、2人でバージンロードを歩いていく。
そして、誓いの言葉からキス、指輪の交換まで粛々と取り行われ、みんなの祝福に包まれながら、再度バージンロードを歩いた時、社会から、いや、世界から、俺達の関係が認められた気がした―。
シャンパンが煌めく乾杯の合図とともに、ガーデンパーティーが幕を開けた。
基本はビュッフェ形式だが、シェフが直々に調理してくれるステーキやオムレツには、長蛇の列ができている。
また、白や赤、ピンクに黄色とお酒も色とりどりで、もちろん、ノンアルコールだって種類が豊富にある。
参加者はみんなそれぞれ、綺羅びやかなドレスやタキシード、スーツなどを着て、料理や会話を楽しんでいる。
冬悟の関係者に挨拶周りをする前に、俺は自身の招待客に挨拶をしてこいと、送り出してもらった。
「よっ、純也!さっきの結婚式、ガチでよかったぜ!」
「浩二!来てくれたんだな!!」
真っ先に俺に声をかけてきてくれたのは、スーツを着た浩二だった。
「当たり前だろ?親友の晴れ舞台を断るヤツなんていねーよ。だろ?」
ニッと笑った浩二に、俺も笑い返す。
「おめでとう、純也。」
「サンキューな、浩二!ところで……小百合さんとは、どうなったんだよ?」
こんなところでする話じゃないのかもしれないけど、やっぱり気になる。
すると、浩二は軽く後ろに振り返った。
そして、そこにいたのは。
「お待たせしてしまってごめんなさい、浩二さん。って、あら、純也さん!この度はご結婚の公表、おめでとうございます。」
綺麗な淡いピンクのドレスを身に纏った小百合さんが、こちらに向かって近づいてきたかと思ったら、俺に向かって深々と頭を下げた。
「小百合さん!ありがとうございます。」
慌てて俺もペコッと頭を下げ、ちらっと浩二の方を見ると、浩二はニヤッと笑ってみせた。
「純也のおかげで、俺達誤解がとけたんだ。それと、なんか俺らが今回の大騒動の原因だったんだってな……巻き込んじまって、ごめんな。」
「浩二……全然いいよ!おかげで、俺達公認夫夫になれたしな!」
申し訳なさそうにしている浩二に、ニカッと笑うと、ほっとしたように浩二もニッと笑った。
「だよな!」
「だよな、じゃありませんわ!本当に、此度の件は、大変ご迷惑をおかけして、申し訳ございませんでした。」
冗談を真に受けてしまった小百合さんに、浩二はふっ飛ばされてしまった。
これは浩二のヤツ、絶対に尻に敷かれることになるな。
その光景に、クスッと内心で微笑みながらも、真剣に謝っている小百合さんに、笑顔をみせる。
「小百合さん、俺達は本当に大丈夫だったんで、気にしないで。それよりも、せっかくのパーティーなんだからさ、楽しんでってよ!」
すると、顔を上げた小百合さんも、ニコッと笑ってくれた。
「純也さん……ありがとうございます。冬悟さんと末永く、お幸せになられてください。別れたら……承知しませんからね。」
「任せて!絶対別れないから!」
「あ、いたわ!あそこよ!純也〜!」
小百合さんと笑い合っていると、手を振りながら、川崎先輩と大林さんがこちらにやって来た。
「やっと見つけたわ!純也おめでとう〜!!さっきの誓いのキス、すっっっごくよかったわ〜!」
会ったと同時に、川崎先輩にぎゅーっと抱き締められた。
それはいいんだけど、ピンポイントでキスを褒められるのは、さすがにちょっと恥ずかしい。
「川崎先輩、来てくれてありがとうございます!」
「あら?もしかして、そこにいるのは、浩二じゃない?」
「お久しぶりッス、川崎先輩。」
すると、川崎先輩は、浩二と隣にいる小百合さんを交互に見た後、ピーンと何かを察したようだった。
そして、みるみる驚愕の表情に変わっていく。
「う、嘘でしょ!?アンタ達2人揃って、御曹司とお嬢様となんて……ッ!!ちょっと、純也!アタシにも誰かいいお金持ち、紹介しなさ…ブッ!?」
「川崎、うるせぇぞ。」
騒いでいる川崎先輩の顔面を、大林さんが鷲掴みにして黙らせる。
「よぉ、瀧本。いや、今は諏訪か?」
「大林さんも、来てくれたんですね!瀧本でいいですよ。俺もまだ、諏訪って呼ばれるのは、慣れてないので。」
「そうか。じゃあ、瀧本、この度はおめでとさん。」
大林さんは前と変わらない調子で、祝いの言葉をくれた。
実は、大林さんはバイトだけの関係だったから、呼んでよかったかなってちょっと気にしてたけど、来てくれて、以前と同じように接してくれて、嬉しい。
「ありがとうございます!大林さんも川崎先輩も、楽しんでいってくださいね!」
「おう。それと、またいつでも、バイトに来いよ。そういや、招待状の差出人住所に、ちょっとした祝いの品を送ったから、受け取ってくれ。」
「えっ!?そんな、気を遣ってもらっちゃって……ありがとうございます!!」
バッと頭を下げると、隣に誰かの気配がした。
「承知いたしましタ。お品物が会社に届きましたら、ご自宅へ転送いたしますネ。」
聞き覚えのある声に、ばっと顔を上げる。
すると、何かを手に持った、周さんが立っていた。
「周さん!」
「奥サマ、この度はおめでとうございまス〜!お2人の関係が公表されて、私も嬉しいでス!」
「周さん、いつも本当にありがとう!」
すると、ニコニコと微笑む周さんは、突然、手に持っていた紙を俺に差し出した。
何だろう?
これは……手紙?
「奥サマ宛のものでス。どうゾ。」
誰からだろうと疑問に思いながらも、促されるままに受け取り、差出人を確認するが、何も書かれていない。
不思議に思いながら開封し、内容を確認すると、そこに書かれた文字で、誰からなのかすぐにわかった。
これは、母さんの字だ―。
それがわかった途端、ドクンドクンと心臓が激しく脈を打ち、紙を持つ手が震えだす。
また、借金でもしてしまったのだろうか。
そんな不安に怯えながら、急いで内容を確認する。
だが、そこに書かれていたのは、意外なことで、読めば読む程、俺の目がどんどん見開かれていった。
“純也、結婚の発表おめでとう。
その場であなたの晴れ姿が見れないことが残念ですが、手紙で許してください。
今日はどうしても、純也に伝えたいことがあって、筆を執りました。
あなた達が結婚の挨拶に来た翌日、諏訪さんが我が家に話し合いに来られ、その時に、私はあなたに甘え過ぎていたのだと酷く痛感しました。
そして、彼のアドバイスのもと、必死で資格の勉強をし、漸く夏頃から、晴れて正社員として働くことになりました。
今まででは考えられない、9時から18時までの仕事で、給料もしっかりもらえます。
これでようやく、私1人で、莉菜を養えるようになりました。
だから、もう仕送りはいりません。
あなたからもらって、まだ使っていないお金は、今度お返しいたします。
今まで、私と莉菜を支えてくれてありがとう。
そして、不甲斐ない母で、あなたに苦しい思いを、寂しい思いをさせてしまって、本当にごめんなさい。
これからは、私達のことは気にしないで、あなただけの幸せを掴んでください。
どうか、どうか、幸せになってね。”
手紙にぽつぽつと雫が落ち、黒のインクが滲んでいく。
とめどなく流れる涙が、キラキラと光を反射して、落ちていった。
俺、もう何も気にしなくていいんだ……!
漸く、心の枷から、解き放たれた気がして、ぎゅっとその手紙を胸に抱き締める。
俺を縛り付ける鎖から解放してくれたのは、やっぱり冬悟だった。
実は、冬悟と結婚してからもずっと、契約結婚の時に、条件として受け取っていたお小遣いを全て、俺は実家に仕送りをしていた。
だけど、それは冬悟からもらったお金であって、元々は俺のお金じゃない。
そして、このことを、冬悟にはどうしても言えなかった。
その罪悪感に心が蝕まれながらも、俺は仕送りをやめることができなかった。
ただ、ここ暫くは、契約結婚時の手切れ金として、冬悟が実家に振り込んでくれたお金のおかげで、仕送りはしていなかった。
だけど、それがいつなくなるのか、ずっと心配で、いつかまた、俺が仕送りしないといけないんだろうなっていう、不安がずっとあった。
これからはもう、俺達だけのことを考えて、ちゃんと幸せになっていいんだ―!!
そう思えた瞬間、目の前がぱっと明るくなり、俺の愛する人に、たまらなく会いたくなった。
ほんの少し前まで一緒にいた、俺の夫に。
冬悟―!!
心の中でそう叫ぶと同時に、背後からふわっと頭を撫でられた。
この触り方だけで、誰が触れてきたのか、すぐにわかる。
「…もうそろそろ、挨拶は終わったか?」
「冬悟っ!!!」
人目も憚らず、俺を迎えに来てくれた愛しい旦那様の胸に、ガバッと勢いよく飛び込んだ。
冬悟は驚きながらも、そんな俺を、しっかりと受け止めてくれる。
「冬悟…!俺を救ってくれて、ありが……っ…ありがとう!!」
何事かと思って目を丸くした冬悟に、この手紙を渡した。
「…読んでいいのか?」
コクッと俺が頷いたことを確認してから、冬悟はその手紙にざっと目を通した。
「…案外早かったな。」
冬悟の呟きは、周りのざわめきで聞こえなかったが、何か言ったのかと顔を上げた俺に、冬悟は甘い視線をくれ、背中を優しく擦ってくれた。
「一緒に、幸せになるんだろう?」
優しく囁かれたその言葉に、何度も強く頷く。
「今もホントに幸せ…。だけど、これからは、明日も明後日も明々後日も、2人で毎日幸せを積み上げていこうな!」
「…あぁ。」
冬悟に抱き締められると、幸福感が胸いっぱいに広がり、涙が自然と笑顔に変わっていく。
へへっと笑うと、俺の涙の跡を指で拭ってくれながら、冬悟も微笑んでくれた。
「…それに、これでもう、お前は完全に、俺のものだ。」
すっと俺の左手を持ち上げた冬悟は、ちゅっと指輪に口付けた。
俺を見つめる、その甘くも力強い瞳に、俺の心はゾクッと震え、簡単に捕らえられる。
周りの黄色い声も、聞こえないくらいに。
「決まってるだろ?俺の身も心も、これから先の未来も全部……冬悟だけのものだよ。」
その目を真っ直ぐに見つめ返し、ふわっと笑う。
自由になった俺は、正真正銘、もう冬悟だけのものだ。
たとえこれが、冬悟の掌の上だったとしても、やっぱり冬悟だけが、俺の全てで、最高の夫なんだ。
だって、こんなにも俺を喜ばせて、幸せにしてくれる人なんて、この人以外に考えられない。
そして、こんなに愛おしい人も―。
「だから、冬悟の全部は、俺のだからな!全部全部、俺だけの…」
俺も冬悟の左手を手に取って、その綺麗な薬指に嵌められている指輪に、口付ける。
ニッと照れたように笑うと、冬悟は柔らかく微笑んだ。
「…もちろんだ。」
わーっと湧き上がった歓声に、ここが2人きりの世界じゃないことに漸く気付き、急に恥ずかしくなってきた。
だけど、冬悟はいつも通り、堂々としていて、俺も背筋を伸ばす。
「…さて、そろそろ挨拶周りをしたいのだが、いけそうか?」
「もちろん!なんてったって、俺は冬悟の妻だからな!」
フッと笑った冬悟は、ふふんと胸を張った俺の手を取り、歩き出す。
冬悟側の参加者の元へと向かう途中、少し離れた場所で、美代子さんの姿を見かけた。
冬悟、招待してくれたんだ…!
じっと見ていると、一瞬ぱっと目が合った。
その時に、ニッと笑って、軽く手を振ってみる。
しかし、美代子さんには、フイッと顔を逸らされ、手でシッシッとされてしまった。
ははっ……あのばあさん、相変わらずだな。
そう思いながらも、なんだかんだで俺の要望通りにしてくれた、この優しい人の手を、ぎゅっと握った。
もう、絶対に離さねぇから。
そう心に誓った途端、知らない人がカメラを手に、俺達の前にやってきた。
「こんにちは!私、文藝夏冬の者ですが、少しだけよろしいでしょうか?」
「あぁ。」
マジでマスコミとか来てたのか!?
驚いた俺は、思わず冬悟の陰に隠れそうになったが、堂々としている冬悟を見て、隣に踏みとどまる。
「この度はご結婚おめでとうございます。単刀直入にお伺いしますが、何故、厳しいと噂される名家の貴方が、許嫁の方と婚約解消してまで、彼とご結婚を?」
その問いに、冬悟が一瞬だけちらっとこちらに視線を寄越した。
そして、さも当然のような顔をして、その問いに答えた。
「それは……私が世界で唯一人、妻である純也だけを、愛することができたからですよ。」
その言葉に、胸がじーんと熱くなっていく。
昔、冬悟が小百合さんに放った、俺に対する“愛してる”は偽物だった。
だけど、今のは、本物だ―。
嬉しくて嬉しくて、堪らなくて、それが心の底から溢れ出るように、へへっと笑うと、カシャっとシャッターの音が聞こえた。
「失礼。今の笑顔が、あまりにも素敵だったので、ついついシャッターを押してしまいました。貴方も旦那様が大好きなんですね。」
その記者の問いかけに対する俺の返答は、至極シンプルなものだった。
「はい!!」
すると記者の人は、俺達2人に向かって、カメラを向けてきた。
「幸せな2人を写真に撮らせてください。いきますよ。はい、チーズ!」
―ブツン。
「あ〜!!いいとこだったのに、テレビ消しやがったな!?」
自宅で昨日もらった、ちょうど1ヶ月前に開催された、結婚式の映像を大画面で観ていると、突然、その画面が真っ暗になった。
消した犯人を睨みつけると、呆れた視線が返ってくる。
「いつまでこの間の式の映像を観てるんだ。そろそろ出ないと、飛行機に間に合わん。さっさと用意しろ。でないと、置いていくぞ。」
「はぁい。」
あの結婚披露宴を行った後、本当に驚くくらい、例の冬悟への求婚事件は嘘みたいになくなった。
そして、今日から1週間、俺達は新婚旅行に行く。
バタバタと慌ただしく用意をした後、スーツケースを持って、家を出ようとする冬悟を呼び止める。
「冬悟。」
「何だ?」
俺の呼びかけに振り返った冬悟に、ちゅっとキスをした。
「冬悟、今日も大好き。」
ニッと照れたように笑いかけると、その大好きな瞳が、嬉しそうに細められていく。
「…俺もだ。」
そして、冬悟からも、軽く口付けをくれた。
「さて、もう時間がない。行くぞ。」
冬悟の左手が、ぱっと俺の左手を掴んで、引っ張った。
俺の手は、その手をぎゅっと握り返す。
そして、冬悟が反対の手で玄関の扉を開けると、眩い光が入ってきて、2人の薬指に嵌められている指輪が、互いに共鳴するように、キラリと輝いた―。
いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございました!
今話にて、こちらの物語は完結となります
少しでも楽しんでいただけたなら、嬉しく思います
長らくお付き合いいただき、本当にありがとうございました!




