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それは不思議にありふれて 〜第二章 【影踏】 その②

約束通り6時半に里緒からの電話があったときには千比呂はもう起きていた。

7時半きっかりに玄関チャイムが鳴ると、インターホンに出る事無く玄関から飛び出して里緒を驚かせてやった。


日曜日早目のバスも電車もガラガラで、今度は何のトラブルもなく予定の時間通りに横浜に着くと、根岸線に乗り換え桜木町駅には8時40分過ぎに到着した。


映画館でチケットを購入し、上映館内に入ると里緒が思っていたより座席に余裕があった。

「割と空いてて良かったね」


「リバイバルの上映の朝イチ回でこんだけいたら混んでる方じゃない?」

普段から映画館にひとりで行ってたりしている千比呂から見たらこれは混んでいることになるらしい。


「けっこう有名な映画なの?」

何も聞かずに付いてきただけの里緒にしてみれば当然の質問だった。


「有名だよ。有名中の有名。知ってる人にはね」

我が事のように得意気な千比呂。

「アンパンさんの歌みたいな」

里緒が笑う。

「そっちの歌知ってるのマニアしかいないよ」

里緒のツッコミにツッコミで返す千比呂。


「じゃあ、この後アンパンさんのミュージアム行く?」

「いいね、アンパンさん喰らい尽くしてやろう」

劇場の灯りが落ちて、映画泥棒のパルクールが展開された後、予告編の上映が始まった。

里緒には聞いたこともない映画ばかりだった。本当に知らない映画の予告ばかりだった。


「あの映画、すんごい重たいSFだったね。あたし肩凝っちゃったよ。ああいうの宝先生好きそうじゃね? 連れてきてあげたら喜んだかもね」

映画が終わってランドマークのハードロックカフェでド派手なチーズバーガーを食べながら里緒が言った。


「誘ったんだけど、テストの採点が忙しくって無理だって断られちゃった」

ふたりの間を阻むように垂直にうず高く積み上げられたオニオンリングの向こうでクラブハウスサンドを頬張りながら千比呂が顔を覗かせている。


ふたりが所属する猫柳高校 ”ものいみごとがかり” の指導教師である宝先生は、化学の教科担当教師でもある。学校の敷地内にある猫柳神社の宮司も兼任している。オカルトと自然科学のどちらにも造詣が深い珍しい人物で、希少なイケメン眼鏡兄さんだった。


「誘ったんだ。へぇ」

たっぷりとしたコーラのグラスを抱えて里緒が含みがありそうに笑った。

「たまたま、この間廊下で合ったからね。次の活動の確認ついでに聞いてみたんよ」

フィッシュアンドチップスにたっぷりタルタルソースを付けながらニヤニヤしてる。


「へぇ、次何やるって?」

「特に何もなさそう。明日放課後にメールの確認で科学準備室に行くくらいかな」

大きめの白身魚のフライが、純白のソースをまとって千比呂の口の中に消えてゆく。


「昨日、吉積さんも発注書送るっていってたもんね」

里緒が観光協会の吉積さんが話していた事を思い出した。


「そういえば、昨日のあの電車の一件。新聞に載ってたよ。地方面の所だったけど。電車に謎の人影が飛び込むって書いてあった。ビックリマークとクエスチョンマークが並んでたよ。東スポかっつ〜の」

千比呂の唇の周りにタルタルソースを盛大につけながら笑って言った。

手を伸ばして紙ナプキンでそれを拭いてやりながら里緒は適当に相槌を打った。


「今日、駅で何か見えた?」

口周りを拭われながらも子供のように千比呂が尋ねる。

「猫がいたね。すぐに電車が来たらどっか行ったけど」

事も無げに里緒は言うが、多分動物霊なのだろう。最近のモノかもしれない。そのうちこの間の祠に入っていって成仏することだろう。


「ずっといるわけじゃなさそうだね」

昨日の駅員達が話していた事について少し考えてから口にする。

「ちひろ、今の口調、宝先生みたいだよ」

里緒の指摘に、眉間をしかめながら舌を出して自分の首を締めてみせる。

それを見て、里緒がケラケラと笑った。


腹ごしらえが終わると、歩いてアンパンさんのミュージアムまで行った。

ミュージアム自体には、事前予約のチケットが必要だったのでショップだけ見て回ったが、なかなかのボリュームがあってそれだけで充分楽しめた。

千比呂はベーカリーショップでアンパンさんのキャラクターをモチーフにしたパンを全種類1種ずつ購入し大満足のようだった。

里緒はショップで食パンさんのボールペンをひとつ買った。


アンパンさんに別れを告げた後は、休館中だった横浜美術館が地元の美術イベントの会場になっていて、丁度その期間中だけ開館しているそうなので冷やかし気分で様子を見に行き、開催されていた木版画体験に挑戦したりなどしつつ常設展示作品の鑑賞に耽ってみたりなどしたが、数が多すぎて、凄いな綺麗だなと感動するばかりで作者や作品背景などの情報は一切頭に入れずに順路を辿って終わった。


美術館からの帰りは、横浜ハンマーヘッドという海上に飛び出したショッピングモールまで歩いて散歩してから水上バスに乗り、横浜駅東口まで戻って電車に乗ることにした。


今日は特別に暑い、曇り空で陽射しが緩いのが救いだと思えるほどだった。途中象の鼻パークに差し掛かると千比呂は羽織っていた白いジャケットを脱いで赤いTシャツ1枚になった。里緒も倣ってデニムのシャツを脱ぎ黄色と青のボーダーTシャツになり、シャツは腰で袖を結んで縛り付けた。


海風が二の腕に当たり心地が良い。優しい風に煌めく夕方前の陽射しを反射するさざ波は、海沿いになぜだか一定の距離を保ちながら並ぶ恋人たちを誘い集めているかのようだった。


「気持ちいいね」

千比呂が目を細めている横で、里緒は目を凝らしていた。

「どうしたの?」

「なかなか珍しいものが居るんだけど」

問いかけに答えた里緒の言葉は予想していなかったものだった。


「え? どんなのどんなの?」

慌ててリュックのポケットからスマホを取り出した。

「でかいよ。あそこ、多分妖怪。海坊主みたなやつ」

里緒が指差す先を狙ってレンズを向ける。画面には海面だけが映されているが、その一点を里緒が拡大するようにうながす。


「ここでいいの?」

里緒の頷きを確認して千比呂がシャッターボタンをタップした。

シャター音がして表示された画像は、里緒が示した点だけがぼんやり大きく赤く光っている、撮り損なったような静止画だった。


「だめかぁ」

残念そうに呟く千比呂からスマホを取り上げると、里緒が海に向かってシャッターをタップして、千比呂に返した。


「まって! まって! なにこれ? なにこれ? 」

そこに表示された静止画には海面下に潜む巨大な黒い影が映り、まん丸の巨大な瞳孔の開ききったような目でこちらをジッと見つめていた。


「撮れてた?」

風に流されるゆるふわの長い髪を押さえながら里緒が流し目を送っている。赤いチェックの膝丈のスカートも風に揺られているが、そちらは風になびかせるに任したままだった。


「撮れてる撮れてる! マジこれ! 待ち受けにして良いかな?」

千比呂は大興奮だ。

「悪いもんじゃないみたいだから良いんじゃない」

得意満面の里緒だった。


水面に目を戻すと水上バスが入ってくるところだった。気付かぬままに海坊主の真上を通過すると、妖怪の姿は消えてなくなっていた。何事もなかったように接岸を終えて、次の出港時間を調整している水上バスに乗り込むと、窓横の席に座った千比呂は、海に向かって小さく手を降り続けていた。


水上バスの中では、アンパンさんとクリームパンさんとメロンパン子さんが、食欲怪獣チヒロの犠牲になった。里緒が哀悼の意を表しつつ雄々しくそびえるベイブリッジを遠くに眺めていると、食欲怪獣は、あの辺にキングギドラの死体が沈んでいると、どうでもいい情報を教えてくれた。

走行している内に水上バスは横浜駅東口へと近づいていた。

巨大な百貨店ビルを回り込むと運河に入ってゆく。


里緒がそこで見た光景は、今まで見た中で最も悲しいものだった。

多分あれは、第二次世界大戦の空襲で焼かれた人々の魂だ。

無惨な姿で折り重なったそれを直視することに耐えられず、里緒は船を降りるまで目を瞑っていた。


千比呂が里緒の様子がおかしいのに気付き手を引いてくれた。この辺りの歴史は、千比呂も知っている。何が里緒に見えているかは想像に難くはなかった。

幸い、挙動のおかしなふたりを端から見ると船酔いをした友人を支えてるようにしか見えなかったようで、係員から気遣いの言葉を貰っただけで特に不審がられることはなかった。


連絡通路を渡りエレベーターで百貨店の屋上まで出ると少し日陰のベンチで休んだ。

湿気を含んだ熱気は、海風でかなり緩和されている。空に雲は多くても太陽の熱は突き抜けて届いているかのようだった。


近くの自販機でスポーツ飲料とお茶を買い、里緒に選ばせるとお茶を取ったので、自分はスポーツ飲料を仁王立ちで腰に手をあて喉を鳴らしながら飲んだ。

後ろ姿はCMのポスターに使えそうなほど様になっていた。


一息つくと、千比呂の手を取りベンチに座らせ、しみじみと噛みしめるように里緒が囁いた。

「あたしね。いままでお化けが見えるのみんなに内緒にしてたじゃん... でもさ、ちひろに知ってもらって、ホントに良かったっておもってんだ... 遠足でお城跡とか行った時とかさ、誰にも言えなかったし、わかってもらえないから。ほんと、潰されそうだったのね」

里緒の視線は千比呂の飲みかけのペットボトルを見つめている。


「宝先生に気付かれてさ、その後ちひろに言ったら、もうバレてたみたいじゃん。したら、もう我慢しなくていいかなってふっきれたのね。こうやって話せるし聞いてもらえるし... ホントのホント。すごく楽になった。目を背けたくなるような酷いのを見ても、それを見たってことを誰かに話せるのがこんなに救われた気になれるって思わなかった...」

顔をあげて、千比呂の瞳をじっと見つめる。

深く澄んだ真っ黒な瞳。


「だからありがとう...ちひろ。あたし、ちひろのこと大好きだよ」

里緒の全力の笑顔が、千比呂のすぐそこにあった。


美少女からの告白を受けて、しばし里緒を見つめ返して千比呂も笑った。

「わたしチューされちゃうの?」


「するかっ!」

千比呂の肩口辺りを拳で突き離して、顔の火照りを冷ますように両手で仰いでる。


込み上げてきた笑い声がふたりぶん。5月の横浜の空に溶け込んだ。


蝶ヶ崎駅のホームに降り立つと乗ってきた電車を見送り、空のホームから線路の上を探してみた。

特に何も見えない。陽はすっかり落ちてしまい街灯の照明と鉄道用信号機の緑が照らす線路の上には何もいない。


それは、里緒が見ても同じだった。

「気配みたいなのもわかるん?」

千比呂の問いかけに首を振る。


「そこにいるんだったら、なんかしら光の玉とかで見えるんだけど、忍者みたいに殺気っ! とかみたいなのはわかんないなぁ〜」

線路の先を見つめながら里緒が呟く。暗闇に溶け込む線路は幻想的でキレイだなと、思った。


「帰ろっか。お腹空いたよ」

すでにアンパンさん一族を滅亡に追い込んでしまった千比呂がお腹を擦りながら言った。


「今日お父さん出張だから晩御飯ちひろん家で食べてっていい? だめならルスカでなんか買ってくけど」

駅ビルルスカを親指でクイッと示しながら里緒が言う。


「お兄ちゃんに訊いてみるよ。別に大丈夫だと思うけどね」

そう言いながら、Nodeでメッセージを翼に送っている。


兄からの返事は即レスでOKだった。今夜のメニューは、カレーのようだ。


「里緒ちゃんだったら、いつでも大歓迎だってさ。うれしい? うれしい?」

兄の翼に里緒がご執心なのは、千比呂にはバレバレどころか、里緒自身が公言しているので、冷やかし半分でからかってみる。


「マジですか! いこう! 早く帰ろう!」

言うなり、早歩き程度のスピードしか出ない全力ダッシュで里緒が駅のホームを走り出す。


「こ〜の浮気者め。さっきの告白は何だったんですかね?」

呆れたように肩を竦めると、千比呂は駆け足で里緒を追いかけた。


翌日の月曜日は昨日と打って変わって肌寒く、今にも降り出しそうな黒い雲が朝から厚く空を覆っていた。最近続いた暑さの中で、猫柳高校の生徒たちもすっかり衣替えを終えていた事もあって、ワイシャツの上に一枚、好き勝手な薄手の上着を羽織って登校している生徒も多かった。


放課後の科学準備室では、里緒が斎事係と背面にマジックで書かれたノートパソコンでメールを開いて領分品の受注発注を行っている横で、千比呂が味噌味のカップ麺を啜っていた。


「美味しい? それ」

麺を啜る音をBGMに作業をしていた里緒が何の気なしに尋ねた。

「ゆうほどじゃないかなぁ、並んで迄買うもんじゃないね」

有名インフルエンサープロデュースのそのカップ麺は爆発的な売れ行きをみせていて、入手困難になっていた。


「自分で並んだわけじゃないでしょうに」

里緒はパソコンの画面から目は離さないが、入力作業は頬杖を付きながら、片手で行っていた。

「ホント、山形先輩に感謝だよねぇ、でもこれ、わたしが貰っちゃって良かったの?」

モソモソ食べながら千比呂。生徒会の山形先輩が余ってしまったからと、わざわざ科学準備室まで持ってきて、里緒にプレゼントしてくれた物だった。


「いいよ〜、あたしインスタント食べないし。超太りそうじゃんそれ」

無表情で里緒がスペースキーを連打する。

「あの先輩、絶対りおに気があるよね〜。その内告白でもしてくんじゃない?」

なんだかんだ言いながら麺を完食して、スープを冷まし冷まし煽り始めた。


「りおは美人だからモテモテだもん。そもそも、あたしには翼さんがいるから無理〜」

人差し指で文字キーを確実にローマ字入力してゆく。

「手ぐらい握ってから言いなよ」

スープに沈んだメンマを見つけた。


「抱き合うぐらいはしましたのよ」

背中越しから画面に反射して映った、ものすごいドヤ顔が見えた。

「それ事故じゃん。そもそもわたしのお陰だし」

完食したカップをシンクで洗い、折った割り箸と共にゴミ箱に捨てる。

振り返ると、歯を剥き出して両手でほっぺたを引っ張ったヒドい顔した美少女がいた。


雨が降りそうでなければ、この時間はだいたい千比呂が神社の掃除に行っている筈だったのだが、こんな天気の時は手持ち無沙汰になってしまう。


里緒にしたって2、3軒のメールを処理したらやることが無くなってしまうので、さっさと終わらせて帰って千比呂の家で千比呂のお父さんのDVDのコレクションを漁って、何か映画を観ようと相談していた。


閑職を求めていた千比呂にとっては、まさにしてやったりの活動選択だった。


さてそろそろ帰ろうかなと思った時、入口の扉が開き、スローモーションのようにゆっくりと、眼鏡をギラつかせた白衣の長身男性が見事な歩行姿勢で入って来て言った。


「やぁ、君達。喜びなさい、企業案件だ」


そう言い放ちながら両手を広げた宝先生の頬は緩んでいる。

これは相当な金額が動くやつだなと、千比呂と里緒は直感した。


「企業案件って何処からです? なにすんですか?」

自由が阻害される予感から、千比呂は若干攻撃的になる。


「JRの方から市役所に相談があったらしくてね。先月の祠の騒動の実績からウチに白羽の矢がたったのだそうだよ」

不健康そうな声の癖に意気揚々である。

「先日の新聞沙汰になった電車事故の件は知ってるかな?東海道の電車が走り出した途端...」

「知ってますよ。あたし達その電車に乗ってましたから」

話しだした宝先生の言葉を遮って里緒が言った。


そういえば一緒にゲームしてても、チュートリアルを飛ばすのは、いつも里緒だったなと、千比呂は思い返していた。


「へえ、そうなんだ。だったら話は早い。不思議な人影が度々目撃されていたところに今回のような事態になってしまったのでお祓いをお願いしたいのだそうだよ。ついでにその人影の正体も突き止めて欲しいということだ」

ここまで一気にまくしたてると、急に声のトーンが優しくなった。


「お祓いだけなら簡単なのだが、人影の調査となるとひとりじゃなかなか難しいのでね、どうだろう? 君達合宿ということで終電終わりの駅舎の調査にその力と目を貸してくれないだろうか?」

口調は優しいが決定事項であることは顔をみればわかる。


「親に訊いてみます〜」「同じく〜」

ふたりは、げんなりうつむきながら手をあげて応えた。

断ってくれ親! と、内心念じながら。


「頼んだよ。親御さんにはわたしの方からも今夜にでもお願いしておくとしよう」


力持ちキャラ扱いをしてくるばかりか、前傾姿勢でドンドン逃げ道を塞いでくる宝先生にイラつきを感じながら、深夜の駅というシチュエーションに少し心を惹かれ始めている千比呂だったが、里緒はというと、すっかり肩を落として虚無の表情になっていた。


これは完全に諦めたな...

千比呂はひと目で悟った。


【影踏】その③へ続く

第二章 2話目 如何だったでしょうか?

運河の下りはもっと背景描写を書き込んでいたのですが、

グロが過ぎたので自主規制で削りに削って2行になってしまいました。 (笑)

これから少し重い展開になっていきますが、

千比呂と里緒には緩い空気を忘れないようにしていってもらいたいと思います。

良かったら評価やいいね、さらに感想などいただけたら今後の参考にさせていただきたいとも思っておりますので、

何卒、よろしくお願いいたします!!


寿賀 旦

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