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第二十六話 カオンの悪意と、兵站線の確保!

 マダレーナの喜びの館分館潤いの館前に、アメルハウザー聖帝国から上級貴族の夫人及び令嬢五十名、随員の侍女(下級貴族階級及び豪商等の娘)百名、警護の騎士及び傭兵団員及び冒険者二百名、合わせて三百五十名の集団が到着した。

事前に打合せた通り団長メダルド率いる衛士隊が、二百名の騎士、傭兵団、冒険者達を、ズレク領都内の宿舎へ案内した。

フィーに美味い棒を咥えられた状態のジナイダ率いる商業ギルド専属傭兵団:歯牙無き負け犬は、分館裏に建てられた貴族専用レセプションホール:疼きの館へ百五十人の貴族夫人や令嬢達を案内した。

其の一階には豪華絢爛な大ホールが備えられ、一人の女性が演台の中央で拡声魔石を持って待機していた。


 「遠路遥々、クアドラ王国辺境領ズレクまでおいで下さり、当娼館で働く従業員一同心より感謝申し上げます。私、レズビアン専門娼館マダレーナの喜びの館並びに、高貴なお客様専門の分館マダレーナの潤いの館を経営しております、娼館主のマダレーナと申します」

「堅苦しい挨拶は抜きで構いません。今回の訪問団責任者を務めますメルダース公爵家のディートリンデと申します。右隣が責任者代理のハイデルバッハ侯爵家次女のラーラ、左隣が責任者補佐のミュンテフェーリング侯爵家長女のザビアです。今回の訪問に同行した皆さんの当主からは、向こう三ケ月間の滞在許可を得ています(ニコニコ)」

「長旅でお疲れかと思いますが向こう三カ月間、皆様に肉の喜びを伝授する娼館嬢達を紹介したいと思います。殿下宜しいでしょうか?」

「構いません、直ぐに紹介を始めなさい!」


娼館嬢の紹介という言葉に大きな歓声が上がり期待で目を輝かせる夫人達や、顔を上気させ目を血走らせる令嬢達の姿が彼方此方で見られた。

が、レセプションホール前に造られた舞台に姿を見せた、娼館嬢達の括れの無い体型を見た瞬間熱気は一気に冷めてしまう。


「ミニャ様が・・・、美神のような完璧だった双丘が腰下まで垂れている、全体的にふくよかな体型に変わられてしまいましたわ・・・」

「ザビア、話が違いますわ。何ですの腰下まで垂れた、だらしない垂れ乳は!」

「ラーラ、私にも何が何だか分かりませんわ!」

「マダレーナ、此れはどういう事ですの?返答次第では、タダでは済まされませんよ!」

「殿下、潤いの館に所属する全ての娼館嬢達が、今回の来訪の為に自らの身体を創り替えたのです」

「創り変えた!何を言うかと思えば、くだらない!」

「ザビア様は以前、当娼館をご利用されました。其処で当館所属のミニャを気に入って頂き、大変御贔屓して下さった事を強く覚えております。当時のミニャと現在のミニャを比べれば、別人と言っても過言では有りません。何故、此の体型に自ら進んで創り変えたかですが、其の理由を説明したいと思います」

「マダレーナ、私から説明させてください」

「カオン様!宜しいのですか!」


五聖賢女の存在を知っている貴族夫人や令嬢達が、カオンの名前を聞いて神妙な態度を取り始める。

周りに居た女性達も雰囲気の変化に気付き、悪目立ちしない様に能面のような表情で取り繕った。


「皆さん初めまして、黒淫の聖女ガーネラ様に仕える七聖賢女第七席のカオンです。現在演台に並んでいる娼館嬢達は、女神アスナール様の御導きを受け、自分の身体を創り変える事を決断しました」


カオンが発した言葉に驚愕の表情を浮かべる、レセプションホールに案内された夫人や令嬢達。


「数カ月前、黒淫の聖女ガーネラ様に豊穣の女神アスナール様の神託が授けられました。遠方より訪ねる次代にを担う女性達を満足させる為には、人の衣を脱ぎ捨て新しい人ざる衣を纏わなければ成らないと。其処で神託に従い拷問のような儀式に耐え人型魔淫蟲の衣を纏う事に成功しました。人型魔淫蟲に進化した嬢の中から選ばれた個体が、女神アスナール様が与えた次なる儀式に挑戦して現在の衣を纏う事に成功しました。人の女から人型魔淫蟲の牝へ、そしてアスナール様をも狂わす至高で究極の衣が皆さんが目にしてる乳牛淫蟲なのです。私自身も拷問に近い試練を受け乳牛淫蟲の衣を纏う事によって、神界に呼ばれ女神様達の寵愛を子宮奥まで頂く事が出来ました(実際は暗黒大陸腐海地区に生息する腐魔淫蟲様方の、腐臭漂う至高の交尾管を根元まで飲み込み貪り狂ってただけですが(ニコニコ))」


神界で女神様の寵愛を受けたというカオンの言葉に、部屋全体を揺るがす大きなどよめきが沸き起こった。


「カオン様、今の話は本当でしょうか?」

「本当です。皆さんも人族の女という下等種の身体を捨て、魔淫蟲という上位種の身体に進化して下さい(暗黒大陸を支配する上位魔淫蟲様方の栄養源となる、餌(下等魔淫蟲)を産み落とすための人型魔淫蟲と成って貰います。同時に私達乳牛淫蟲の身体を維持する大切な栄養源でも有りますから、皆さんには命尽きるまで様々な魔淫蟲の卵と幼生体を産み落とす孕み袋として生涯の安全と保護を約束します(ニヤニヤ))」

「カオン様の話は分かりました。ですが括れの無い体型を受け入れる事は、私の持っている美意識が許す事が出来ません・・・」

「ラーラ、安心して下さい。先程も話しましたが乳牛淫蟲に進化出来るのは、選ばれた一握りの人型魔淫蟲だけです。此れから紹介する人型魔淫蟲に進化した娼館嬢達を見れば、貴女の不安も吹き飛び進化する事を選ぶと信じてます。ではベゴーニャ、ドロテア、アリシア、ペルラ、エリカ、マルメ、グレンダ入りなさい」


カオンが声を掛けると七匹の人型魔淫蟲が姿を見せ、美しいおわん(半球)型の超乳、圧倒的な巨尻、極太な太腿、そして折れるような括れを纏った娼館嬢達が演台の前に並び、次々と身に纏っていたマントを脱ぎ捨て自慢の身体を惜しげもなく披露した。


「此の七匹の人型魔淫蟲を見て下さい。巨大な超乳に、其れを凌駕する巨尻、其れでいて破綻の無い均整の取れた体付き。ラーラ、どうですか?」

「・・・美しいです、カオン様。私も人型魔淫蟲に進化すれば、此の美しい身体を手に入れる事が出来るのでしょうか?」

「出来ます。今日、此のマダレーナの喜びの館に集った皆さんは、アスナール様に選ばれた特別な存在です。進化を受け入れる事によって手にする恩寵は、究極の美しさを纏った身体だけでは有りません。先ずは寿命が一万年に延びます」


一万年という非現実的な言葉に反応出来ない、レセプションホール内に居る貴族の夫人や令嬢達。

反応出来ない事を織り込み済みのカオンは、続けて衝撃的な発言を続ける。


「しかも寿命が尽きる一週間位前までは、醜く老い衰える恐怖に怯える必要も有りません。老いるのは寿命が尽きる一週間前から始まりますので、其れ迄は人型魔淫蟲に進化した美しい容姿で、長い時間を楽しみながら過ごす事が出来ます。最後に人族女性の持つ筋力は、人族男性の九割程度だそうです。しかし人型魔淫蟲に進化すれば筋力は人族男性の二割増し、普通の男性相手で有れば殴り合いの喧嘩でも負ける事は有りません。参考までに」


レセプションホールの彼方此方で、進化について意見を交わす女性達。

魔物に成り下がるのは嫌とか、あの身体を手に入れられるなら魔物化も受け入れるとか、様々な言葉が飛び交い議論が白熱していた。

其処に悪い笑顔を浮かべた、マオンとミオンが姿を見せる。


「カオン、そろそろフェズオーンの同化が終わる頃じゃない(ニヤニヤ)」

「マオン御姉様、時間的に良い頃合いだと思います。アメルハウザー聖帝国の皆さんもレセプションホール内が、自らの脳を創り替える細菌型魔淫蟲の巣だと思わないでしょうから(ニヤニヤ)」

「人型魔淫蟲に進化する第一歩が、フェズオーンに脳を同化支配される事だからね」

「ミオン御姉様、御蔭様で全ての魔淫蟲様を心の底から愛おしく感じ、卵を産み付けられる喜びに子宮が至高の喜びを感じ歓喜の涙を流します」

「「其処はカオンに激しく同意」」

「此処の牝達は、予定通り?」

「マオン御姉様、基本予定通りです。ディートリンデとラーラは、私が所有したいと思います」

「其の二匹、気に入ったんだ(ニヤニヤ)」

「ディートリンデは例の部屋で徹底的に調教後、アメルハウザー聖帝国内に造るコロニーの纏め役に就いて貰います。ラーラは例の部屋付きの人型魔淫蟲として、グレンダ専属の聖麗香として飼育したいと考えています(ニヤニヤ)」

「あの部屋・・・私は絶対無理」

「ミオン御姉様なら、私以上に嵌ると信じてます。今ではグレンダ、ジナイダ、フローリアン、カスミ、エリカ、アリシア、ミカン、カリン、アンズ、肉壺淫姫ダイアナ様、暴君御姉様マルカ、姉御も正式参加者ですよ(ニヤニヤ)」

「・・・前向きに検討する(あの部屋は、生理的に・・・)」

「カオン、今日から私も参加ね」

「マオン御姉様、本当ですか!!マオン御姉様の参加を、心か大歓迎します(ニコニコ)」


七聖賢女姉妹が遮音結界内で話を進めていると、レセプションホール内にいた女性達が突然服を脱ぎ始め、相手構わず重なり合い乱れ愛乱交が始まってしまう。

勿論演台に上がっていた乳牛淫蟲や人型魔淫蟲達も、好みの女性を見つけては交尾管を猛らせ牡汁を流し込んでいた。

尚、ザビアは此の時最愛のミニャに牡汁を流し込まれ無事出産、以降タニャを頂点とした冒険者人型魔淫蟲一族に加わり専属孕み袋として活躍する。

其の心温まる光景を眺めていたカオン達姉妹も、遮音結界内で御互いの交尾管を自然に刺激し合い貪り、艶めかしく歓喜する肉壺に大量の牡汁を流し込み孕ませていた。

更にカオンが事前に用意していた大小様々な魔淫蟲がレセプションホール内に雪崩込み、女性達の体の内側に数千億~数兆個に上る卵を産み付けて行った。

結果、アメルハウザー聖帝国から来た全員が人型魔淫蟲に進化する事を選び、新たなる聖なる大広間の参加者として肉の喜びに狂って逝く。

そしてディートリンデを筆頭に数名が乳牛淫蟲に進化して、其の長い生涯を搾乳、交尾、出産の時間に充てる事に成る。

其れ以外の参加者は人型魔淫蟲として交尾、産卵、幼生体出産を繰り返す孕み袋として、寿命が尽きる直前まで快楽に脳を焼かれる時間を過ごす事に成った。




時は少し遡って、暗黒大陸での戦況を後線のミシェルから聞いたレグニッタが、カオン達七聖賢女に計画の変更と新たな提案を行った。


「此方の牝が暗黒大陸で普通に行動出来るように成るまで、魔淫蟲化しても最低三十年は掛かる事がツッツェーリア達の研究で判明した。現在向こうで戦える牝は、レイナとゾマの二匹だけだ。其処で大広間にいる牝達を兵隊として送り込む事を諦め、暗黒大陸で戦う同族の兵站を担ってもらう事にした」

「兵站って?」

「シオン、餌だ。我々カイザーパニツァー種は暗黒大陸で、最下層の魔淫蟲を食べている。其処でお前ら人型魔淫蟲には、大量の下等魔淫蟲と交尾して餌を産んでもらう。後、回復薬として乳牛淫蟲の乳汁も大量に搾乳してもらう」

「「「「「乳牛淫蟲?????」」」」」」

「ツッツェーリアが開発した、牛型魔物と人型魔淫蟲のキメラ種だ。乳牛淫蟲の垂れ流す乳汁は最上位回復薬と同じ効果が与えられ、我々カイザーパニツァー種や上位魔淫蟲種の怪我を瞬時に治す優れモノだ」


其処まで話を聞いていたカオンが、粘る笑顔を見せながら悪辣な言葉を発した。


「分かりました、レグニッタさん。百合姫力の高い数百匹の人型魔淫蟲は、乳牛淫蟲に進化させ生涯搾乳の仕事に当たらせます。其れ以外の人型魔淫蟲は生涯下等魔淫蟲と交尾させ、私達の餌を生産する仕事に当たらせます(ニヤニヤ)」

「お前に任せる(ニヤニヤ)」

「魔界の腐界飛び地エリアから、腐魔淫蟲様を連れて来る事は出来ますか?」

「カオン、物好きだな(ニヤニヤ)」

「腐界の魔淫蟲は汚物の様に悍ましく、姿も理解に苦しむ異形種が多いです。が、餌としては最高な食材だと思いますが?」

「お前が望むなら直ぐに、淫獣や後戦に声を掛けて用意する(ニヤニヤ)」

「各階に腐魔淫蟲様専用の、巨大空間を創って下さい。此のエリアは許可された人型魔淫蟲だけが入れる、高級食材生産部屋にしたいと考えています」

「フィーと争うなよ(ニヤニヤ)」

「フィーには激しい嫉妬を感じています。魔界の中に在る腐界飛び地に連れて行かれ、此方の時間で半年程腐魔淫蟲様方の巣で脳を焼かれ犯されていたそうです。しかも身体の中に腐魔淫蟲様の細胞を多数埋め込まれ、今では同族として認識されているとツェツィーリア様から聞きました!羨まし過ぎて、腸が煮えくり返ります!私も腐魔淫蟲様の同族に加わり、専属孕み袋の身分を手に入れたいです(あの強烈な死臭を連想させる腐敗臭に、グールやゾンビに触れた感じを呼び起こす腐肉、そして全身の皮膚や粘膜を徐々に溶かして行く膠のような腐粘液、腐魔淫蟲様に犯され汚される姿を想像しただけで、子宮が疼いて疼いて疼いて興奮が止まりません)」



レグニッタが用意した例の部屋にディートリンデとラーラを連れ込み、人型魔淫蟲へ進化するための肉体改造と徹底的な快楽調教を始めるカオン達姉妹。

一週間もすると二匹は積極的に魔淫蟲の交尾管を身体中の壺で咥え、ディートリンデに至っては腐魔淫蟲の交尾管すらも笑顔で受け入れるまでに成長。

一月もするとディートリンデは自ら乳牛淫蟲に進化する道を選び、ラーラは人型魔淫蟲としてグレンダ専属の見習い聖麗香(肉奴隷)に成る事が決まる。


「カオン様、ありがとうございます。此の卑しいグレンダに、専属の人型魔淫蟲を頂きまして」

「グレンダにはコロニーの経営に参加して貰います。先ずはラーラを指導し、成長させなさい」

「はい、カオン様!!」

「此処に居る全ての人型魔淫蟲は、何れ暗黒大陸第三層に移住します。人族時代で有れば文化や経済の発展、そして魔術、錬金術、科学技術、医療技術の進化、常に成長を続ける事が絶対条件でした。しかし人型魔淫蟲に進化した私達には文化や経済の発展、魔術や技術の進化は全く必要としません。私達に課せられた絶対条件は暗黒大陸でカイザーパニツァー種共々、第三層を引き続き支配して人型魔淫蟲として逝き残る事です。其の為にはアスナールで生活する全ての女性を強制的に進化させ、人型魔淫蟲として最低数百億の幼生体を産み落として貰わなければ成りません」

「暗黒大陸が人型魔淫蟲で埋め尽くされませんか、カオン様?」

「グレンダ、此の砂一粒がアスナールとします。暗黒大陸第三層は腐魔淫蟲様が支配する、此の空間全てだと考えなさい。そして周囲は敵に囲まれています」

「一匹が数兆匹産んでも、埋まる事は無さそうですね・・・」

「餌を産み落とす人型魔淫蟲の確保、其れがコロニー経営を軌道に乗せる鍵です。グレンダは期待を裏切らないと信じています」

「此のグレンダ、カオン様を裏切る事は有りません!!」

「其れでは堅苦しい話も終わりましたから、腐魔淫蟲様に御奉仕する時間にしましょう(ニコニコ)」


何千匹という腐魔淫蟲が支配する空間に向かい、身体中を粘る粘液で包み込まれ拘束されたカオンとグレンダの姿が、腐粘液の沼底に消えてく迄数分も掛からなかった。




イラスト左側が人型魔淫蟲マオンで、右側が乳牛淫蟲マオンです。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)




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