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リセットワールド  作者: 桜紅葉
1章 崩壊する世界編
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チャプター4「作戦開始!!」

那由多さん、多田と合流した裕也はと翔太。作戦会議を行いこれからの方向性も決める。

果たしてこの作戦は上手くいくのでだろうか…

シュッシュッと木が擦れる音が聞こえる。

「なぁ、大和…」

ゴブリンと戦うのに使った木刀を手入れしていると保健室に逃げていたクラスメイトに話しかけられた

「ん?どうした?」

「体育館本当に行くのか?」

「あぁ」

「俺今日ランニングのために体育館使ってたんだけどその時にあの黒いゲートが出て来て見たんだよ、でかいゴブリンみたいなのが出てくるのを…」

「それで?」

「無理だよ!無謀すぎる!大和が死ぬかもしれないんだぞ?なんでそんなしれっとしてるんだよ!」

「…確かに危ないんだろうな。雪山で遭難した時も残っている方が生存率高いらしいし」

「なら!」

「だけど、それは天候を見て移動しているからだ。」

「分かってるだろ?あの化け物をみたなら、

じっとしていれば安全なんてそんな保証はない」

「そっそれは…」

クラスメイトはその話を聞いて言葉が出なくなる

「警察や自衛隊を待ってる時間はない」

「何が起こるかも、何処が安全なのかも何もかもわからない状況だ」

「人がすくないから今は状況が悪化していないが被害はないわけじゃない。それにゲートが増える可能性もある。何も行動しなければ助かる確率も下がるかもしれない…」

「だから大和がやるのか?」

「あぁ、それにお前なら知っているだろ?僕の身体能力は化け物級だって」

と言って笑いかける

「…」

と少し静かに考え

「わかった、頼むから死なないでくれよ」

「うん、もちろんだよ、僕だって死にたくないからな。いざとなったらみんな抱えて退却するさ」

「そうか、なら俺たちは何にも出来ないけれどよろしくな」

「あぁ、大船に乗ったつもりで安心しなよ」

と、保健室にいた生徒と話しながら支度をしていく。

「よし、じゃあそろそろ準備できたか?」

20分後那由多さんはそう話す

(ここからは多くのモンスターと戦うことになる…傷つけることも、そして殺すことだって…でもそれでも殺らなければ殺られる。自分のためにそしてみんなのために覚悟を決めろ…覚悟を決めるんだ…)

そう考えた後、心を決め那由多さんへと目を向ける。

那由多さんはこちらを向いて頷き、

翔太、多田の顔を見て同様に頷く。

「うん、みんな準備出来ているみたいだなそれじゃあ行くぞ」

そうして保健室から出てまずは外廊下へと向かう。

そこまではモンスターと鉢合わせることなく外廊下への扉まで着く。

「ここまではとりあえず安全に移動できましたね」

「あぁだか、ここからは何が起こるかわからない慎重に行こう」

全員静かに頷く

静かにドアを開け外廊下の様子を確認する

「…大丈夫みたいですね」

「あぁ、そこの茂みに隠れるぞ」

と那由多さんが話をしている最中

「ちょっと待って…」

と多田が止める

「あれを見てください」

多田が指を指したのは体育館の上の窓だった

「あそこ、ゴブリンがいる」

「え?」

「あれだよ兄ちゃん右から4番目の左端カーテンが開いてる」と翔太が話す

「よく見つけてくれたな…ああやって監視をしているのか…移動のタイミングが重要そうだな」

そう那由多さんが話し少し様子を見る。

「…大体わかったな」

「ええ」

「一度まとめよう見守りはあのゴブリンだけみたいだ」

「ええ、そしてだいたい30秒ほどで次の窓へ移動していますね。」

と続けて多田が話す。

「そうすると途中までは茂みに隠れて普通に移動できるけど、途中からは…」と翔太が話した後に続けて話す。

「茂みに隠れても上に見回りが来るとバレてしまう所が厄介ですね。あのゴブリンが見回り場所を移る時に移動するしかない。物音をたてずに移動する必要もある…」

「安心しろそこに関しては俺が様子を見ながら移動しよう君たちは静かについてくるようにしてくれ。後俺が手を上げたら止まれの合図だしっかり見といてくれ」

「そして、最後に誰かは外に残らなければならない…だから俺と裕也が中を見て弟くんと多田くんは外で見回りの確認を頼む全員で入ると出るタイミングがわからなくなっちまうからな」

互いに目を合わせ頷く。

「よし、行くぞ…」

と那由多さんが静かに声掛けをして移動を始める。

まずは巡回の場所移動に合わせて植物の裏に移動する。

顔を少し植物の影から出し確認をしながら

「…気づかれている様子はないな」と話す。

「このまま見張りの視界ギリギリまで行くぞ」

大和達は静かに移動する。

周りの空気は緊張が高まっている。

それぞれの額を汗が走る。

そうした緊張の中先頭を進んでいた那由多さんが静かに手を上げた。

止まれの合図…

バレないギリギリのところまで来たということだ…

「ここからはミスは許さないより集中して行くぞ…」

そう那由多さんが話したあと僕達は頷いた。

そうして那由多さんの誘導で見回りに見つからずに剣道部の部室前まで移動することが出来た。

「…ふぅ」と那由多さんは息をつき、その後よし!と気合いを入れる。

「ここからなら木のお陰で見回りから見つかることはないが、周りにもいるかもしれないから気をつけてくれ…」

と那由多さんは多田と翔太に伝える。

二人は頷いている。

「裕也3…2…1…で行くぞ」

とこちらを見て合図を伝える。

「はい…」

そう返事を返すと那由多さんは振り返り見回りの移動のタイミングを確認する。

「3…2…1…今だ!」

見回りがカーテンに隠れたあと那由多さんの声かけで二人は部室前まで走り鍵を開けようと鍵口に鍵を差し込めなかった…

「しまった!?」とその声を聞いて那由多さんの方向を向くと鍵を手から滑らせ落としていた。

その瞬間、より大きな緊張が走った…

さぁ作戦開始!!って所でまさかのミス…

ここからどうなるのかお楽しみに!

少し遅れてすみませんでした。この移動の表現を考えていると時間がかかってしまいました…

申し訳ございませんでした。

そしてここまで見てくれてありがとうございます!良ければコメントもして行ってね!

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