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リセットワールド  作者: 桜紅葉
3章 エムルカラン編
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3章プロローグ「ふざけるな!」

最初のゲート災害から3ヶ月間、裕也たちは恩人である名もなき青年を探し続けていた。そして、8月16日河内短野市に訪れていた所、ゲート災害へと巻き込まれるのであった。

その中で名もなき青年たちと偶然にも出会うことができた裕也たちは、犯人と遭遇した時のことを説明するために夜桜事務所に来ていた。そして裕也は名もなき青年にあるお願いをするのであった…

「え?今なんて?」

裕也のお願いを聞いた理上さんは動揺しながらそんな声を出し、他のみんなも肩を一瞬ビクッと揺らしていた。

「…どうしてかな?」

そんな中、夜桜さんは冷静に理由を聞く。

「ある人に憧れていたんです。それは何処の誰かわからない…」

そう言いながら夢で見た青年を思い出す。

「僕はその人におそらく救われた。記憶はないですがそれは真実だと思うんです。だからこそ、今までいろんな事をしてきました。空手や柔道、剣道など、あの人みたいに強くなりたいと…人を守れるようになりたいと…」

「だけど…学校での戦いでピンチになって…夜桜さんに助けられて…もっと強くなりたい…ならなきゃいけないんだと…そうじゃなきゃ守れないと思いました。だから貴方たちを探していた。貴方たちの元でならもっと強くなれるとそう思って…」

「…そうか」

裕也の思いを聞き夜桜さんは一言そう答える。

「それに僕のせいで月上を…有明を逃げさせてしまった…その罪滅ぼしもしたいんだ…」

そう言った瞬間、

「…ふざけるな!!」

と部屋全体に怒号が走る。

そして赤坂は続けて裕也の襟を持ち、持ち上げる。

「お前みたいに、弱い癖していっちょ前に戦い、足を引っ張る奴を…俺は何度も見てきた!!邪魔でしかねぇんだよ!!」

「赤坂…やめろ…」

と夜桜さんは赤坂さんの静止をする。

しかし赤坂さんは止まらず裕也向けて言い続ける。

「強くなりたい?守りたい?ふざけるな!!言っただろうが、これはごっこ遊びじゃねぇ…身勝手な行動は…」

「やめろ赤坂!」

「っ!」

夜桜さんの怒号を聞き赤坂は言葉を詰まらせる。

「その手も離すんだ。」

「…」

「赤坂」

「ちっ、わかりましたよ」

そう言って赤坂さんは襟から手を離し、離れていく。

「赤坂くん何処に行くの!」

と理上さんが扉に手をかける赤坂に質問を投げかける。

「部屋で休むんだよ!!」

と理上さんに大声で返事をした後、勢いよく扉を閉める。

「ごめんね…大和くん。普段はあんな感じではないんだけど…」

と申し訳無さそうに理上さんが謝る。

「いっいえ…大丈夫です。」

と理上さんへと返事を返す。

「まぁ、あいつの言っていることも一理はある。君はさっき俺が言ったことを覚えているか?」

と続き夜桜さんは質問してくる。

「このまま戦い続けるといつか、絶対に死ぬ…ですか。」

「あぁ、その通りだ。それでも戦いたいのか?」

夜桜さんは答えを聞き頷き、裕也へと確認をする。

「それこそ言ってたじゃないですかこのまま戦い続けるとって…ならここで強くなれば問題ない。そうじゃないですか?」

「ふっなるほどな、たしかにそんな考えもできるか。」

と答えを静かに聞いて、笑みをこぼし納得する夜桜さんはその後数秒間考え、

「どうやら、覚悟はできているみたいだな…よし!わかった。」

と言い顔をあげる。

「それじゃあ!!」

そんな夜桜さんの言葉を聞き身を乗り出すが、

「おっとちょっと待て、覚悟を理解しただけで、まだ別に了承したわけではないぞ?」

と手のひらを裕也の顔の前に向ける。

「じゃあどうすれば」

とソファーに戻りながら裕也は質問する。

「母からの了承を取ってこい」

「へ?」

と裕也は夜桜さんから出された条件に驚き素っ頓狂な反応をする。

「そりゃそうだろこんな危険な事だ、秘密にしている訳にはいかないだろ。それにすぐバレる」

「まっ、まぁ確かに…でも、それだけでいいんですか?入隊試験とか…」

「そんなもんはねぇよ。こうして話していれば大体人となりはわかるし。」

「そっ、そうですか…」

「おう」

と裕也の不安そうな返事に夜桜は元気な返事を返す。

「それで?多田はどうする?」

と話を終えた夜桜さんは次に多田の方へと顔を向ける。

「俺もお願いしてもいいですか?」

「あぁ、なら二人共、親御さんにしっかり了承をもらえよ?」

多田からの返事を受け取った夜桜さんは改めて二人に確認し、裕也たちは頷いた。

「さて、それじゃあ改めて家に送っていくからちょっと待っていてくれ。」

と言い夜桜さんはその場を離れようとする。

そんな夜桜さんにもう一つ裕也は質問する。

「あの、後もう一人いるんです。そいつも連れてきていいですか?」

「あぁ、本人がそうしたいって言うならな」

そう、振り返りながら夜桜さんは返事する。

その後、裕也たちは夜桜さんたちに送られ家へと帰宅するのであった。

夜桜さんから提示された加入のための条件は親御さんからの了承であった。裕也たちは了承をもらい、無事加入することはできるのだろうか…

ここまで見ていただきありがとうございます。

これから3章が始まります。

良ければ次回も見て言ってください!

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