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8 抜け毛をもらったところから

お供え物を運んだ籠にコーディア様の抜け毛を山盛りにして帰途に着く

とりあえず今ある危機から脱する目処がついて鼻歌混じりにテントへと戻っていった

自分の身体が更に若返った気がして落ち着かないが 焦らずブレスレットの作成に入ろう


ボビト達に聞いて 毛を丁寧に洗い…

っやだ! やっぱりいたよ ノミが!

ええい神獣に付いても 神ノミではない!

ぷちっとな


そのあとは乾燥をさせた

さて腕輪にはどうすれば良いかしら

思案したところボビト達は中が空洞のゴムチューブの様な物を持ってきてくれた


草木の一種らしく水に濡れても丈夫だとの事 中部分の空洞に毛を詰め込んで端と端を結んで完成!柔らかいブレスレットが出来上がる


『チュムギが魔法覚えたら 取っても大丈夫!』

『どうせだからもう一個作ったのー』


左手にスルッと入れた途端 身体の感触としては日向ぼっこ中に雲が太陽光を遮ったみたいな感触がした うん これで大丈夫かな


「ありがとう みんなには本当にお世話になってしまったわね 何かお礼ができるといいんだけど

食べ物探しとか 荷物運びとか やれる事あるかしら?」


本当はちゃんとした品物とかあげたいところだけど ここは自分の居た場所ではない 人里へ向かった後 無事に戻れるかもわからないのだ


やれる事をできるだけすぐに恩返ししておきたい


ボビト達はボソボソと相談を始めた

『あのねー 僕たちチュムギの歌が聴きたい!』

『チュムギ 時々 鼻でフンフーンって歌ってる』

『もっと聴きたいー チュムギの声はとても気持ちいい!』



「え」

予想外の希望に顔が固まった

人前で歌うなんてカラオケでもハードル高いぞという恥ずかしさと いつのまにか鼻歌をしてたという指摘


目の前の円な瞳達に求められて 応えないわけにはいかないよなぁ

実は歌うのは結構好きだ でも下手の横好きというというレベルなので自信はない

「う うん 本当にそれで良いのかな?」


『お願いー』

『聴きたいよう』

『どんな曲でもいいよー』


えーとえーと ボビト達だからJ -POPじゃないよね ロックという感じでもないし

わかりやすい曲調の カントリー系が良いかも ちょっと陽気で


なぜか彼等を見ていて何故この曲が思い付いたのか...

私が子どもの頃によく歌ったアニメののオープニング曲をチョイスした

ーーーーーー


くちぶえっはなっぜー

遠くーまできこえっるの

あのくっもーはなっぜー

わたーしを待ってるの〜


以下略

ーーーーーー


歌ってる途中からボビトのギャラリーが増えてくる 顔が熱い 音程は大丈夫だろうか

アカペラだと余計に歌の技量が問われる なんとか終わらせて 頭をちょこんと下げる


ボビト達には大好評の様で沢山の小さな拍手とアンコールでそのあと他の曲も歌った

お礼はできただろうか 恥ずかしいけれど喜んでくれてよかったよ

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