32 帰都後の報告会議をするところから
遠征帰都 翌日 王宮出仕では午前中に改めて調査の報告と 残った亀裂をどうすべきかの会議から始まった
参加者は調査に向かった者と瘴特団対策本部
対策本部はファルウェイ師長をはじめとするいわばブレーンにあたる方々になる
進行議長のダウィード様から
「今回の調査からわかった事は瘴気の発生源が空間の歪みからであり 歪みはそれ相応の空間魔法士であれば閉じる事も可能である という事で良いか」
バルディン様がそれに対して
「ええ ただし その場所へ向かう為には瘴気払いを扱える聖魔法士が複数人必要です ムギ殿の能力が飛び抜けて高い為 今回は両方の魔法を使う事ができたので為し得ました」
ファルウェイ師長も
「各スキルレベルがいくつあればムギ様と同等の条件を満たすかが 大きな問題 またMP値の限界もあるだうろて」
ダウィード様は追って
「ムギ殿のスキルレベルに相当するチームを作り対策を進める事が急務である
ムギ殿のみ頼るような瘴気特別対策団であってはいけない 急ぎチーム編成を進めよう」
みな 同意する
私も少し安心する うん そうだそうだ
空間歪みの継ぎ目の件についてはファルウェイ師長が
「ムギ様の力を持っても完全に閉じる事のできない継ぎ目であれば 現行の魔法では対処できない可能性があるの
そこで王宮地下にある古代遺跡の資料発掘と 未だ解明していない魔法書の調査をより進めなければいかん」
銀髪のイケメン魔法士 セラーレオ様が
「それについては今のところ人材が不足しております 追加費用と研究職の担当を寄越してくださいますか」
ダウィード様
「宰相に申請しておこう」
続けて
「それで次の遠征だがムギ様の体調も考慮し 10日後に行うとする 残念ながら予断できない状況だ だが今回の調査でも十分な成果と言える なので今回の内容と同じようなアルデの森に遠征とする」
みな今度は同意の前に私を見る
ん?スケジュールの事か?
「ああ はい 承知しました ただ...」
「なんでしょう 仰ってください」
「スピナの森には未だ残った瘴気があります その瘴気は今の私では全て消す事はできませんが 時間をかけて減らす事は可能かと思います そちらはいかがお考えでしょう」
ファルウェイ師長から
「瘴気はいずれ胡散していくので濃度が徐々に減っていく事になる ...が たしかに見過ごせない事ではあるの
古代書籍の中に気になる内容があったのでムギ様 後でワシの部屋までいらしてくれますか?」
私に古代魔法なんてわかるかね?
「はい では会議後に伺います」
ダウィード様は
「新しいチームで実践練習としてスピナの森に行くのもいいかもしれない よし皆、大きな前進だ 次も皆宜しく頼む!」
ということで会議は終了となった
私はファルウェイ師長と出て彼の研究部屋に向かうこととなった
gwの間 追加でupできるようにしようかと思います
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