表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/109

23 悲しくなったところから

ふと目が覚めた 一瞬気を失っていたようだ 外は薄暗くなっていて うっかりソファで寝入ってしまったようだ


やはり もう帰れないんだ

つぅと涙が流れてくる


しばらく声を立てずにハラハラと流れるままにままにする

ズビッと鼻水が出そうだったので

流石にそれはティッシュが欲しいがここにはそんなものは無い


後ろから綺麗なハンカチを出したのはモーグズさん 側に居たのか

「すみません 取り乱してしまいました」

「構わんさ こちらこそ この国民として謝らないと」


モーグズさんはファルウェイ師の弟子だったそうで いろいろな事情があって 一般市街地で魔法士をしてるんだそうな

元はこの王宮魔法師団にも居たみたい

いろんな事情があるんだろう


私は気になって聞いた

「あのおじいさん ...ファルウェイ様の具合は?」


「元々心臓の弱い方でな 今は治療室に居る 聖魔法士がヒールで回復させてはいるが 芳しくはない」


それは 私が原因か

「モーグズさん すみませんがそこまで案内してください このままにはできません」


「そうか」


モーグズさんは言葉少なに私を治療室まで連れて行ってくれた


ファルウェイ師の顔色は尚悪く 私は罪悪感に駆られた 


彼は彼の職責を全うしようとしただけだ この国を守る為に仕方がなかったのだろう 許す許さないは決められないが


この先まだ彼はこの国に必要だ


心臓の辺りに右手をかざし魔法をかける

『フルヒール』

ヒール系は決められた寿命以上には効かない なので永遠と生かすことは不可能だが

今彼が持っている寿命いっぱいまで

ーいつまでかは私もわからないけれどー ちゃんと生きられますように


________________



その日は王宮から家へ戻る事ができずに泊まる事となった

客室を与えられ食事をいただく なんだか上品な食事で全部はいただけなかった


今後私はどうするかを考える


わだかまりが残っているが

次に何をすべきかは決めている

瘴気について調べる事とその原因 解決する事だ その後の事は追々考えよう



朝 ファルウェイ師の元へ向かう

体は良くなってる筈だけど 顔色はあまり良くない

「ファルウェイ様 まだお加減は良くないですか?」


「こんな老いぼれの事など気になさいますな むしろ死して罪滅ぼしをした方が良いというもの」


「助けた甲斐がありませんね 私に詫びるつもりならさっさと元気になって 瘴気問題を解決する為に手伝ってくださいよ」


「! 良いのですか? さぞかしお恨みの事かと...」


「それとこれとは別です この国がなくなるのは私も困ります

だから最短で終わらせますよ その後は好きにさせてもらうので」


「ありがとう...ございます」


「とりあえずいろいろ教えてください まだ私は一般常識さえ不安なので

今日は帰りますが スケジュール調整してまた来ます」


「此方でも万全の準備を進めておきます いつでも近衛がお迎えに参ります」


「いえ 目立つので迎えは結構です あと洋服は自分で用意しますので...」


毎回あれらのドレスは嫌だ


「お支度等にかかる経費は全てこちらにお回しください!この証明書をお持ちになれば金を持ち歩かずとも大丈夫です」


わお クレジットカード使いたい放題か

「え ...じゃあ必要最低限で使わせて頂きます」


「お住まいもこちらにしていただければと思うのですが ムギ様のご意志を尊重致します なんでもおっしゃってください」


「ありがとうございます まずは瘴気について知らなければ

現状の問題と今までどうしていたのかなど お体に障ると思いますので後日ご教授ください」


私はモーグズさんと共に王宮からモーグズさんの家に戻った


今回はモーグズさんにすごく迷惑かけてしまったなぁ

申し訳ない上にこれからも頼りたい気持ちなのでいつか恩返ししなければ


モーグズさん曰く

「お前もこれから大変だな まぁ家に出入りは今まで通りで構わない

私のところの勉強代は王宮から出る様になるから 金の問題はなくなるな」


いや 基本的にあまりそこに頼りたくはないのよ いろいろと

とりあえず仮ではない入国滞在許可を発行してもらえたので これからは正々堂々と働くべきかと思うんだよね


「まずは警備隊に戻ります 隊長にも話さなきゃいけないですし」


「そうだな 昨日はお前はここに泊まった事にはなっていると思うが 連泊は要らん誤解を招くだろうて」


クレジットのブラックカード 見てみたい


広告の下にある星を押して評価いただけると 嬉しいです!

ブックマークも お願いします!


各話の量がまちまちなのはご愛敬

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ