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ゴブリンは勇者に討伐されませんでした~逆転移したゴブリンは女子高生にぷにぷにされたい~  作者: 空地 大乃


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第21話 ゴブリンとは違う世界での物語②

ネット小説大賞の運営様から感想をいただきました。

ありがたいかぎりです。

 ガンツと一緒に来たという仲間三人がそれぞれ武器や杖や弓を取り出しました。

 ガンツに関しては大きな斧を手にしてます。


「へっへっへ、俺はこうみえてまるで山賊のようだと前の町では噂されていたほどなんだぜ?」

「すごく納得だけど、それ威張れること? あと、武器まで出しちゃったらもう冗談でしたじゃ済まないけど?」

「ふん、安心しろ殺しやしねーよ。ちょっと腕や足の1,2本切り落としてやるだけさ」

「それ普通に駄目なやつなんだけど、あ……」

「あん? どうした? 今更ビビってぶるっちまったか!」

「なんだお前らは? ライト面倒事か?」

「あん?……は?」


 背後から聞こえた声に振り返るガンツ達。そして一様にギョッとした顔を見せました。


「やぁシロニ。久しぶり、かな?」

「……10日ぶりだ。それで、この連中はなんだ?」

「う~ん、他の町からわざわざ遠征してきて僕に因縁つけてるBランク冒険者一行?」

「なるほど、理解した」

「て、テメェらお、俺たちを飛び越えて勝手に話してんじゃ、ね、ねぇ!」

 

 ガンツは完全にビビってしまっているようですね。なぜなら背後に立つ彼は、全身を重厚な鎧で覆った騎士のような見た目の冒険者だったからです。


 黒光りする鎧や顔を完全に覆ったいかつい兜。背中には豪快な大剣が背負られています。何より発せられる圧が凄く、そこにいるだけで近寄りがたくその場からすぐにでも逃げ出したい気持ちになってしまいます。


「いや、待てよ! ガンツ、思い出したぞ! シロニと言えば確か小鬼狩人(ゴブリンハンター)という二つ名で呼ばれてるやつだ!」

「そうだ、俺も聞いたことがある。なんでも日がな一日ゴブリンばっか狩ってる変態がいると、そう聞いた!」

「あん? ゴブリンだ? はは! なんだそりゃ! つまりこいつ見掛け倒しってことかよ!」


 ガンツ達は直前まで引けていた腰を但し、態度を一変させて今度は彼を嘲笑し始めました。


「全くビビって損したぜ。何がゴブリンハンターだ。ゴブリンみたいな雑魚ばっか狩ってるようなやつが粋がってんじゃねぇぞ!」

「少なくとも今のお前たちのように弱いくせにキャンキャン吠えて虚勢を張るような真似はしてないつもりだがな」

「な、なんだと! てめぇら! 構わねぇ! 先ずはこのウドの大木をやっちま、グべっ!」

 

 仲間達をけしかけるガンツですが、その瞬間飛んできたシロニの拳で浮き上がり、ぐるぐると回転をはじめました。


「「「ふぇ?」」」


 他の仲間が間の抜けた声を発しました。目の前でガンツがぐるぐる縦回転をしているわけですからそれも仕方ないでしょう。


「ふん!」


 シロニが床を強く踏み鳴らすと、ガンツが落下しました。ピクピクと痙攣し、完全に意識を失ってしまってます。


「が、ガンツ!」

「お、お前何しやがる!」

「ギルド内で得物を抜くような連中がどの口でいう? それにしても手応えのないやつだな。これならまだゴブリンの方がマシだぞ。なぁ? 勇者よ」

「あはは――」


 鎧姿のシロニに振られ、苦笑交じりに頬を掻くライトですが。


「え? ゆ、勇者!」

「そ、それじゃあまさか、このガキが、あの勇者ライト?」

「ま、そういうことだな」


 すると、ぞろぞろと周囲の冒険者たちが集まってきて、気絶したガンツも含めたよそ者の冒険者を取り囲みました。


「え? え? あの……」

「ま、ライトもいるし、更にあのゴブリンハンターのシロニがいれば問題ないと踏んだけどな」

「かといって、ギルドの基本的なルールも守れない連中をこのままってわけにはいかないよな?」

「というわけで、ライト、それにシロニも、あとはこっちで適当にしつけていいか?」

「はい、おまかせします」

「ふん、そんなゴブリンにも劣る連中、私にはもう興味がない」

「と、いうわけだ。じゃあ、こっちで、お・は・な・し、といこうかい?」

「「「ひ、ひぇえええぇえええぇええ!」」」


 結局ガンツも含めたBランク冒険者達は他の冒険者に引きずられるようにして表に連れて行かれました。その後、どうなったかまではライトにもわかりません。


「さて、邪魔者も片付いたことだしいくかライト」

「え? 行くってどこへ?」

「決まっているだろう? ゴブリン狩りだ!」

「あ、やっぱり?」

「ちょ、ちょちょちょっと待ってください!」


 当たり前のように口にするシロニだが、そこで受付嬢の待ったがかかりました。


「冗談じゃありませんよ! 勇者様は勿論シロニさんもSランク冒険者なんですからそんなゴブリン狩りに時間を割いてもらうようでは困ります!」

「何を言う。ゴブリン狩りも大事な仕事だ。それに私がやらなければ誰がやるというのだ!」

「Cランク冒険者やBランク冒険者がやります! というか普通そのランクの冒険者が受けるべき案件なのに、シロニさんがそれを受けるから仕事が減ってしまってるんですよ!」

「とにかくゴブリンがいるなら私はゴブリンを狩るし、私がゴブリンを狩るときにライトがいれば一緒に行動する。当たり前のことだ」

「何が当たり前ですか! ゴブリン以外にもワイバーンやランドブルの退治の依頼もあるんですから!」

「そんなのは手が空いているBランク冒険者やAランク冒険者にまかせておけばいいのだ」

「うん、相変わらず無茶苦茶言ってるねシロニは」

 

 困り顔のライトです。とは言え、シロニにこう言われたなら彼も付き合うほか無いと思ってます。


 実はシロニは確かに基本ゴブリン狩りをメインとして動いてますが、ライトには協力的でライトの為ならゴブリンとは関係ない仕事でも手伝ってくれることがあるのです。


 しかし、それだけではもうしわけないので、手伝ってくれたお礼にシロニがゴブリン狩りに行くときに手伝うということを繰り返しているうちにお互い協力し合う流れが出来上がってしまっているわけなのです。


「仕方がないよマインさん。シロニはいい出したらもうテコでも譲らないしね。だから僕も行ってできるだけ早く解決できるよう頑張ってくるよ」

「うぅ、もう! 判りました。でも、それが終わったら高ランクの依頼もお願いしますね」


 こうして受付嬢のマインに納得してもらい、ライトとシロニはゴブリン狩りに向かいます。

新連載のローファンタジーを始めました。

『異世界の方から地球にやってきたので、とりあえずステータスをぶち壊してみた~LVやスキルなんかに頼らずとも俺の肉体こそが史上最強~』

異世界と地球が融合し人々にステータスが与えられますがそれを拳一つで破壊した主人公の物語です。こちらは最強ものです。興味がありましたら下のリンクから作品ページへ飛べますので宜しくお願い致します。


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