84 友達は契約してなるものじゃありません!
新事実!災害級モンスターは友達が欲しい!?
そのような回覧が出てもおかしくないほどの衝撃の真実が明らかになり、敵意を持たずに友好的に接してみた。
《えへへ…ボクたち友達》
「ああ、よろしくなララ」
「仲良くしてやるのだ!」
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「ヴォアアアアアアア…ヴォアアアアアアアアアアアア!!」
「ああ、よろしくなララ」
「仲良くしてやるのだ!」
あの二人は何を話しているんですかね?俺…ついていけない…
社長とフィアさんだけがアビスライノ―のララの言葉が分かるという謎現象によって、俺達は置いてきぼりになる。あの、ハナさん?あそこの二人はララと何を話しているんですか?
ジーッ…フイッ
グッ…こっちを見てからそっぽを向く…それを無言でやられると、尚更辛い…営業で飛び込みした時のトラウマが甦ってくるようだ…
「がうっ、がうっ、きゅるるるるる~ん?」
「ララとトーヤとフィアが友達になったの…良かった…」
いやいや!!何でりゅうには普通に答えるんですかね?!俺って貴女に何か悪いことしました?!
ジーッ…フイッ
ぐっ…いい加減吐くぞこの野郎!クソっ、こうなったら心の中で罵りまくってやる!営業マンとして、顔は笑顔、心はF○CK…なんてことは日常茶飯事だ!我儘な客に何度笑顔の裏で毒づいたのか分かりゃぁしない。そんな陰湿なスキルだけは習得できました!
という訳で行きます。
おいこの根暗女!ずっとここに住んでるって、何狂ったこと言ってんの?寝るとこどころか建物すら周りにねえじゃん!そんなドレス姿で野宿って超引くんですけど?と言うか洗濯ってしてる?ずっと同じドレスを着てるんじゃない?それって何か引きますわ~
そう心の中で毒づいてたまったものを吐き出して?いると、
ジーッ…トテトテトテっ
と俺に近づき、
ドッ
繰り出したローが、俺の太もものとてもいいところに入って、俺は思わず膝をついた。そして、そんな俺に対して無言でケリ続ける。無表情で!とんでもなくヤベェよこの女!と言うか口に出してないのになんで蹴られて…
そして、蹴られ続け意識朦朧となった俺の顎に何かが思いっきり当たり、俺の意識は消えて行った…
「山田あああああああ!!」
社長の声がした気がした…がくっ…
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「ちょ!?ハナ、何で山田を蹴っていたの?!」
「…乙女の…尊厳を傷つけた…」
「それはこいつが悪いっスね!」
あかん、今のハナは説得できない。これは俺を怒る時のタリアと同じ目をしているぜ~っ!
「今日はもう遅い。皆ここで休むと良い。」
そしてハナはおもむろに木に向かって手をかざした。するとどこからか現れた木の蔓が自動で編み組まれ、見事なハンモックとなった。
そしていつの間にかドレスから着替えていたハナはパジャマ姿になっており、木のハンモックに寝転がり、
「おやすみ」
そう言って寝てしまった。
………
…………
……………
残された俺達は…
「じゃぁ俺達も寝るか…」
という訳で、マジックボックスからとあるものを出す。
「じゃぁ皆入って。」
取り出したのはそう、宿屋である。ショップで買えるのである。ちなみにお値段1億円。買うのに苦労しました…
「もう…いつも思いますけど、無茶苦茶な能力ですね。と言うか昨日出さなかったのは何故ですか?」
「立地が重要なんだよ…それと敵が居ない空間じゃないとダメなんだ…」
ある程度広い平地が無ければこれ出せないんだよね…ここは神域らしいから割と広い、そして、此処ではあまりモンスターも入ってこないらしい。そもそも条件が揃わないとマジックボックスから出せないし…
「それではご主人様、先に山田さんを休ませてきます。」
「ああ、頼んだよセバス。」
山田は未だに気を失っているため、早くベッドに運んでもらう。ちなみに一晩寝れば、体力も魔力も異常状態も回復する仕様である。
「ぐぬぬぬぬ…」
リンが唸っている。そう、この宿屋の部屋は『一人部屋』なのである。システム上そうなっているので、受付のNPCが指定した以外の部屋は入れないので、防犯対策はバッチリさ!
《ボクも入る~》
ララも入ろうとするけどごめん、これ、俺のパートナーしか入れないんだ…
「がうっ、があああ。」
りゅうがそう言いながらララと一緒に宿屋に入っていった。
入れるの?!
俺は自分のパートナー情報を見る。
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アビスライノー ララ ☆9 (魔王獣族)
HP9000
MP1600
攻2500
防2200
魔攻1750
魔防1680
素早さ1900
器用さ400
賢さ50
ラック2
シャドウエッジ:影の刃を相手に放つ。
アビス:影のある所を底なしの穴にする。魔防の低い者ほど飲み込まれる可能性大。
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ボクと友達してよ:ララの威圧に耐え、友好的に接しようとする者と仲良くなる。
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何かメンバーに入ってるううううううう!!!?それに、無茶苦茶強かった…スキルのアビスって何それ?!エグイっ!!!
というか、どこその白いキャラクターみたいな不吉なスキルがあるぞ!?訳が分からないよ!
「ほらリン、早く入るのだ。」
「だって…冬也君と一緒に寝たかったのに…」
「いいから行くのだ。」
リンがフィアに引っ張られていく。そして、皆も大人しく宿屋に入って行き…あれ?マッドは?
「あ゛」
血まみれで倒れていた。傍らにはノルマ―が…
いつの間にかノルマ―に制裁を受けていたらしい。ノルマ―はすっきりした顔で、ルンルンと言う擬音が出そうな感じで宿屋に入って行った…マッド、一体何をした?
そんな疑問を持ったが、俺はマッドを見なかったことにし、宿屋に入った。
そして、一夜明け…
「みんなおはよう。」
それぞれ朝の挨拶をかわす。そして、今日の打ち合わせをしている間に、りゅうとケットシーとララは宿を出る。アイツら本当に自由だな…
「それでは今日はあの祭壇を調べるという事ですね?」
「ああ、リーナも前回調べた訳では無いんだろう?」
「はい、祝詞を唱えた後、直ぐにこの場を離れましたので…ただ、その時はハナ様のお姿を見てはいないのですが…どこかにお出かけしてらっしゃったのでしょうか?」
う~ん…考えても分からんな…とりあえず、祭壇を調べるということで皆と合意した。
《パオ~おはよう~》
《あ~あ~、お~は~よ~う~》
ララの声が聞こえる。知り合いが来たようだ。
「とりあえず俺達も宿を出ようか。」
そして、俺達は宿を出るが、あれ?朝のはずなのに暗い…上を見上げると…
「あっちょんぷりけ!?」
とても巨大なゾウと目が合う。
アル達は地面で死んだふりをしてるし、りゅうとララはゾウの鼻先に乗って遊んでいる。そして、マッドは朝からボロ雑巾のようになっており、ハナはそんなマッドを蹴り続けている。
俺は無言で宿に戻った。他の皆も黙ってついてくる。
「「「「「「「「……………」」」」」」」」
皆無言である。だがこのままでは宿の外に出られない。生贄が必要だな…
「山田、行け。」
「鬼かテメェ!!?」
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エスカトロファント パオ ☆9 (皇魔獣族)
HP13000
MP6000
攻7000
防6800
魔攻3050
魔防5700
素早さ1400
器用さ300
賢さ70
ラック9
気弾:空気に魔力を合わせて放つ。
エスカトロジー:自分から半径10kmをとても過酷な環境に変える。
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仲間になってやるという目で見る。:パオの威圧に耐えられないと、彼が付いて来てしまう。
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ネタバレ
ララが仲間に。(※旅にはついてきません)




