72 二つ名を持つ者…
20000PV・ユニーク4000人突破しました。
ありがとうございます。
王都 南門付近
「こちらでお待ちください。」
そう言って、俺は衛兵の詰め所に連れて来られた。
そこまではまだいい、なぜか座敷牢に居ることを除けば、解せぬ…
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数時間前 東門 セバス・山田
「さて、とりあえずあのホテルに行くことになってますけど、社長たちは騒ぎを起こさず無事に着けますかね?」
「問題ございませんでしょう。多分ないと思います…恐らく…」
何でどんどん声が小さくなっているんですかね?しかし、王都は相変わらず人が多いな。どうやら日本の政令都市並みの人口らしいが、スラム街なんかで住民登録されていない人間も相当数いるらしい。当然そういう場にはならず者なんかが大勢いるみたいだ。お凜さんの部下(ケットシー達)からの情報なので、まず間違いないだろう。
「山田殿とセバス殿ではありませんか?」
「「ん?」」
あ、アイギスさんの部下の…誰だっけ?
「これはポリス殿、お久しぶりです。」
「お久しぶりです。まさか王都でお会いするとは…どうされたのですか?」
「タリア様からの依頼がありましてこちらに来ました。」
「なるほど…ところでトーヤ殿はお見えですか?」
「社長ですか?」
また何かやらかしたのだろうか?やらかしたんだろうな…でも何時だ?
「実は…少々困ったことになりまして…」
貴族は筆頭のルーティラ侯爵、なんと彼が社長を探しているらしい…原因はメリナ嬢の婚約の立役者だからだという理由らしい…
「はぁ?」
「どういうことですかな?」
無口な奇行者…ルーティラ家の男は奇行をよく起こす。その中でも、現当主は何も言わずに行動に移す為、このように言われているらしい。何週間も行方をくらますとか、同じ派閥の貴族に戦争を仕掛けようとするとか…幸い、ルーティラ家の女性は、嫁いできたとか生まれたとか関係なく非常にまともな人物であるので、彼女達が何とか男性陣の手綱を握っているとか…
「男を反面教師として、女たちは真面になっていったっという事ですか?」
「それは…皆そう噂していますが…なんとも…」
そして、侯爵はとても親バカらしい、特に娘のことになると…前々からメリナがマリアスの事を嬉しそうに話すたびに、ラプス家に宣戦布告を行っていたようだが、とうとうメリナが婚約してしまった。そこで侯爵は一人でラプス家に乗り込もうとしたが、周りの人間が取り押さえており、療養中ということで、監禁されていると…
「いや、何で侯爵が一人で特攻しようとしたんですか?この国の貴族って大丈夫ですか?」
「…御屋形様は真面ですよ。侯爵があまりにも宣戦布告し過ぎて、これまでの経験上邪魔されるのが分かっていたので、一人で特攻しようとしたらしいです。」
なんでも、あのパーティーの日には既に監禁されていたらしい。奥方が迅速に侯爵を拘束する手筈を整えていたようだ。なんて嫌な家族関係だろう…
でもすでに何か月も経っているし、なんで今更?
「どうやら最近侯爵が正気に戻ったらしいのですが、やはり時々奇行を起こすと…そして、いつしかラプス家ではなく、婚約成立の原因であるトーヤ殿を探し始めるようになりました。」
うん、これは社長が悪くないわ。ごめん社長、なんかやらかしたと疑って。
「それでご主人様を…しかし、そのような人物が貴族は筆頭とは…山田さんではありませんが、本当にこの国は大丈夫なのですか?」
「…ご家族が絡まなければ非常に優秀な方なのです。それに、今の国の状況を考えると、侯爵の存在は国の運命を左右するほど大きな存在なのです。ですので、迂闊に王権派も侯爵を責められない状況にあるようです。」
確かに、国内がガタガタな上に貴族派の筆頭を処罰していたら、下手するとその瞬間に隣国に攻め込まれないからな…そうなれば一瞬で決着がつきそうだ。
「そして、先日タリア様からトーヤ殿が王都に行くという連絡がメリナ嬢に届いたようで、メリナ嬢がフォーチャー家や関係各所に連絡したようです。」
「確かに、侯爵と社長が合うと面倒なことになりそうですね…」
「半年以上前から御屋形様にもトーヤ殿の居場所を吐けと迫っていたようです。」
もう一切、これっぽっちも無事に済むとは思えないところまで来てる…
「ですので、トーヤ殿をルーティラ家に向かわせるわけにはいかないのです。」
「承知いたしました。ご主人様にはすぐに連絡することにします。」
そして、セバスさんは社長に連絡を入れた。
まさか、王都に入場する前に騒ぎを起こすとは…
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「お久しぶりですトーヤ様。」
「久しぶりメリナ、何故俺は牢屋に居るんだい?」
「?…タリアからトーヤ様は牢屋に居るのが好きみたいとお聞きしましたが?違うのですか?」
何だよその好みは!?牢屋に入ったのなんてこの間監禁された時が初めてだよ!!
「彼女から、牢屋でお昼寝するトーヤ様はとても安らかな顔をしてらっしゃったとお聞きしたので…」
タリア(病)から離れられたからな!そりゃ、落ち着くってものさ!?だからその評価は断固抗議するぞ。
「…とりあえずタリアからの手紙を渡すよ。」
これでとりあえず一つは完了だ。後は、侯爵に遭わずに貴人事院に顔を出すことだけだ。
「はい、ありがとうございます。確かに受け取りました。」
これで依頼完了だ。
「じゃぁ、此処から出して欲しいんだけど。」
「…もう少しここでお待ちいただけませんか?」
「え?なんで?」
「お父様をもう少しで捕獲できますので。」
何それ怖い…何でこの娘父親を捕まえようとしているの?!
メリナの説明によると、俺が王都に向かっているという情報を侯爵が掴んだらしい、そして、俺を討とうとしたようだ。
もしそうなれば、俺達と敵対してしまい、甚大な被害を受けることになる。そうなる前に夫人の指揮するアポロ(ルーティラ家当主)拘束部隊が動いたのだが、既に侯爵は姿を消した後だった。
「まさか昨日の内に感づかれるとは思いませんでした…念のためお父様のワインに遅効性のしびれ薬を入れておいたので、そろそろ回収できると思います。」
この娘父親に毒盛ったの!?俺はメリナの後ろにいる多分護衛を見る。あ、目を逸らしやがった。
「実の父親にそれはひどいんじゃないかな?」
ここは人として一言言っておいた方が良いだろう。
「トーヤ様、私は貴方に感謝しております。マリアス様と結ばれることだけではなく、長年この身を蝕んでいた病の原因と対処法までいただきました。貴方のお陰で私の未来は希望に満ちました。ですので、例え父と言えども、貴方に害をなすのならこちらで防いで見せます。」
「ああ、うん、そうか。」
うん、他所様の家の事には突っ込まない。俺決めた。
「私だけではありません。お母様もお兄様たちも貴方の味方です。この件において、お父様の味方はルーティラ家には居りませんわ。」
それってここで口にしても良いことなの?再度メイドを見る。何処か宙を見てる…
「此処から出ると、お父様に見つかる可能性もあります。ですのでもう少しこちらに居てください。」
そして、そこから数時間ほど他愛のない話をメリナとしていた。もちろん鉄格子越しにね。すると外が騒がしくなった。
「何かあったのかしら…」
「確認してまいります。」
メイドさんが外に出て行った。なんとなく原因はあいつらかな?と思いながら俺は寝転がる。
「確認してまいりました。どうやら、貧民街の方で大きな騒ぎがあったようです。多くの衛兵がそちらに駆けださせられているようですね。」
「そうですか…物騒ですね。」
それ、俺の連れが原因だと思います。どうやらあっちは予定通りに進んでいるみたいだ。ヘルクとマッドは、王都の闇社会に食い込んで欲しいと伝えておいた。元々ヘルクはとあるマフィアのボスと言う設定だし、マッドはキ○ガイだ。こういう事は任せておけばいいだろう。ちなみに彼らの強さは、
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発明王 マッド&ノルマ―☆8(魔人族)Lv43
HP500→1340
MP400→2100
攻250→500Max
防200→500Max
魔攻300→2000Max
魔防150→1000Max
素早さ220→1060
器用さ500→1280
賢さ130
ラック10
スキル
発明
解析
研究
研究所召喚New:様々な研究・開発が出来る。
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ゴッドファーザー ヘルクレオス☆8(巨人族)Lv38
HP800→2650
MP200→1000Max
攻350→2200
防250→2100
魔攻100→400Max
魔防100→400Max
素早さ500→800Max
器用さ500→1000Max
賢さ120
ラック5
スキル
総統
威圧
召喚
加減の突きNew:これを受けた相手は瀕死になるが死なない。
そして、とうとう解放される時間がやってきたようだ。外に出たメイドが入って来て、メリナに耳打ちする。
「無事お父様を捕獲できたようです。トーヤ様、申し訳ありませんでした。」
やっと解放された俺は、時間も時間だし、ギルドに手紙を先に渡しに行くことにした。もちろん皆には念話で話しておいた。
「さて、とっとと終わらせるか。」




