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68 レオナルドに相談、カリム?ああ、あの何時も気絶してる人?




「という訳で貴人事院(抹殺対象)についてお聞きしたいんですが、話を聞いていただけなければ、今から王都に行ってちょっくら暴れてきますよ?」


 書類の山を必死にさばいているカリムとレオナルドにそう伝える。タリアの件で恩があるのか負い目があるのか分からないが、フォーチャー家への出入りも顔パスに近くなってきたな…


「……………」


「まぁ待て、とりあえず落ち着こう。もう少しで切りの良いところになるから、それまで待ってくれ。くれぐれも早まってはダメだぞ?おーい、彼にお茶を出してくれ!」


 何か小声で呟いていたが、俺はとりあえず院に顔を出さなければならないことについて相談した。もちろん書類仕事は終わっていなかったが、今の俺は屋上にすぐさま行きたいほどキレてる。作業中にも構わずとりあえず話していた。


「ああそうだな…兄上、とりあえず私が聞いておきますから、後の処理はお願いしますよ。兄上?おい、また気絶したのか!?」


 この兄ちゃんホントに良く気絶するな…







「すまないね、家の兄は少し繊細でストレスを感じると気絶してしまうんだよ。」


「次期領主として大丈夫なんですかそれ?」


「…それで、もう一度詳しく聞いてもいいかい?」


 スルーしやがった。やはり貴族と言えど、現実から目を逸らしたくなることはあるらしい。




 そして、俺が招集命令を無視したことによってどのような影響があったのかを聞いてみた。


「確かに影響はあったね、父上が仰るには、行政に回す分の支援が4割ほど減ったようだ。」


 4割…想像は付かないが、急に半分近くに減ったとすると、相当な影響があるだろうな…


「だが君が心配するようなことでもない。」


「しかし…」


「理由は君達が集めてくれる素材にあるんだよ。」


「素材?」


「ああ、今や君達はこの街でトップクラスの実績がある。」


 どうやら樹海で得られた素材のお陰で、影響を最小限に抑えることが出来たようだ。俺が大量に集めた素材や、修行中にリン達が集めたモンスターの素材は、以前はなかなか手に入らず需要に供給が追い付いていない状況だったようだ。しかし、最近はその問題が解決し、今のミトリーは相当景気が上がり、人口も増えているようだ。


 素材をギルドが民間に卸し、民間で製品を作る。そしてその製品を住民や、他の街の商人達が買っていく。するとさらに商品が売れ、街の税収も上がる。


 …一時期は二人リン・タリアの影響で、下がったらしいが…


 そして、増えた税収により、社会福祉が充実し、出稼ぎに来る人間や、移住する人間が増える。そして、それ目当てにさらに商人たちが訪れ、人が増えると他のモノも売れることになる。という具合に、上手く経済が回っているみたいだ。



 そして、相当な収入を得たリン達を見たギルド員が、我も我もと樹海に繰り出し、モンスターの素材を今まで以上に私情に流すことが出来、それがまた民間に流れる。と言う風に、ギルド員たちもやる気を漲らせ、さらにうわさを聞き付けた他支部のギルド員達もこの街を拠点にしだしているという…



「そんな状況だから支援が減ったとしても、実際の所はそれほど影響がないんだよ。むしろ、自分達でやる事はやるから、中央からの圧力も以前ほど気にしなくても良くなったぐらいだ。今の状況の方がむしろ私達には都合が良いかな?だから君達には本当に感謝しているよ。」


 そう言って貰えれば俺も安心できる。


「なら後は遠慮なくせん滅するだけですね!」


「いやそれはダメだろ!!?」


 このレオナルドも結構ノリが良い、手練れのツッコミ人材だ。



「でもそれはそれとして、来月の依頼までに顔を出した方が良いですかね?」


「う~ん、正直に言うと今すぐに言った方が良いとは思う、やはり個人が国に盾突いているというのが現状だからね、特に君の活躍の影響で、王権派は相当勢力が削られたし、半年以上招集に応じず、無視されている。つまり、自分たちが相当軽んじられていると思っているはずだ。少なくとも印象は相当悪いだろうね。」


「ちなみに報酬も渡すという事を書いてましたけど、どんなモノが貰えるんですかね?レオナルド様の予想は?」


 ラノベとかでありがちなのが、爵位や領土を与えて自国に引き入れようとすることだ。外国人をそんな簡単に囲んでいいのかと思うが、だいたいそういう展開になっているから、このケースもあるのではないか…


「…少なくとも君を取り込もうとするだろうね…最低でもこのルバーネット王国に所属するように要請されると思うよ?今ガハマカタラとの状況を考えると、優秀な人材で尚且つ隣国と敵対関係にある君は是非とも欲しいからね。」




 う~ん…リーナを守るためにこちら寄りになることはあるが、正直この国に所属するメリットが無いんだよな…だいたいあと数年で帰る予定だし。俺の目的はリーナの周りで起きることの解決だしね…そういえば時期が来れば、樹海の祭壇へ向かえと言われていたな…今の俺達ならいけるか?少なくとも、災害級のモンスターが出ない限りは十分に探索できると思うが…ステータスポイントがかなりあるからとりあえず強化だな。後ガチャを引いて戦力の増強も必要だ。




「この件はあくまで予想だ。そして、もし君の意に沿わない提案があったとしても、我が国と敵対してほしくはないというのが私の思いだね…利の面で見ても、義の面で見てもね…そして、一番は妹を救ってくれた恩人だからと言う理由だ。改めて感謝する。本当にありがとう。タリアを救ってくれて…」


 そう言ってレオナルドは頭を下げた。


「…そうしたいと思ったからですよ…やりたいことをやっただけなので、気にしないで下さい。」


 面と向かってお礼を言われると、物凄く居心地が悪い…


「それでも言わせてほしい、そして、仮に君が国と敵対することになったとしても、私は君の味方になろう。表立って出来ることは無いだろうけどね?他の皆も同じ気持ちだと思うよ。」



 …味方になってくれる。これがすごく心強いね…まぁ、権力者特有の二枚舌かも知れないけど、少なくともすぐさま敵対と言うことはなさそうだ。


「お忙しいところありがとうございます。それじゃぁ、行ってきます。だいたい3週間もあれば戻ってこれると思いますので、出発前には間に合うはずです。」


「ああ、気を付けてね。」






 そして、俺は領主館を後にした。





 リンとの(樹海への)お出かけは急遽明日になって今日はやる事が無いので、早速自分たちの戦力の強化だ。今欲しいのは、




・発明者系


・隠密系


首領ドン



 のパートナー達だ。



 発明系は、道具や兵器などを素材を消費して作ることが出来るスキルを持つ、隠密系はお凜以外にも情報収集や、影武者なんかが出来るスキルを持つ者、後者は特にいた方が良いだろう。


 そして首領系とは、その種族を束ねる上位個体などを言う。ゴブリンキングやオークキング等に代表される系統で、レア度が高いが能力も高いという者だ。見た目は子供の俺よりも、表立っていかにも偉い人!みたいなパートナーが出ると嬉しい。


 一応リンも首領系にあたるが、少し方向性が違うからな…


「後は可愛い女の子キャラが出ることを祈ろう。」


 なにせ、PGのパートナーの内、女性キャラはおよそ7割ほどになる。男よりはユーザーが課金しやすいからね!だから初回のガチャはある意味凄い、男キャラ(特に山田!)を引きまくってしまったからな!


 そうと決まれば拠点に戻って、ガチャを引く!作者メタボの二の舞にはならないぜ!


 


次回ガチャ回。果たして爆死は回避されるのか?!

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作者の別作品もよろしくお願いします。 終末(ヘヴィな)世界をゆるふわに!
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