37 やめろ…これ以上追い詰めると、右腕の封印が解けるぞ!
面倒ごとは他人に丸投げ!
ちなみに作者は仕事場ではそれを受け取る方。
当番決まってるんだからちゃんとやれよ!
クエスト・「タリアを守れ」がクリアされました。報酬として、以下のものが贈られます。
・ステータスポイント2000P
・RC2枚
・ショップが拡張されました。商品数が増えます。
どうやら、無事にタリアを守れたようだ。あれから、バジオン達は拘束され、隣国との交渉に利用されることになった。そして両国は、いつ戦争を始めてもおかしくないらしい…
シナー、ビトレ含む裏切り者たちは、後日、「自害」することになったらしい。王権派は、バトレ公爵の活躍もあり、王族に対する不満は抱えられたが、公爵などの所属貴族に対してはそれほど被害が無かったようだ。まぁ、貴族がどうなろうと別にどうでも良いけど…しかし、思ったよりも軽いな…
「いや、まったく軽くない。私でも夜逃げしたくなる。」
教えてくれた侯爵がそう言っていた。
「ははは、今夜はパーティーナイトさ!」
バトレ公爵はまた異形として降臨するらしい…大変だね…
そして、フリオ侯爵含む、貴族派は、これを機に相当勢力を拡大出来たみたいだ。さらに、王家がタリアを隣国に売るような行為をしたということで、これを基に、いろいろと要求するみたいだ。難しいことは、俺には分らん。
「トーヤ様…お楽しみだったようですね。」
「まさか、タリア様に告白とは…フフフッ、カッコ良かったですよ。」
屋敷に帰ってきたら、物凄い笑顔のリーナとリンに迎えられた…情報手に入れるの早くねぇ!?
「ケットシーは誰の配下だと思っているんだい?情報くらいはいるさ。」
お凛、恐ろしい子…すでにそれ程の情報網を構築しているとは!
「リーナ、にゃにをおっしゅぁってりゅの?!」
タリアはあの後質問の集中砲火と、羞恥心に苛まれて、少しおかしくなっている。
「お姉さま…『お嬢様、ようやくあなたを救うことが出来ました。』、素敵でしたよ!」
「いやあああああぁぁぁ」
あ、逃げた。
「お姉さまは恐らく明日まで部屋から出てこないでしょう。」
「冬也君、タリア様の護衛、お疲れさまでした。」
「ああ、ありがとう…」
ぐおおおおおおおっ!?胸の奥が疼く。今すぐ死にたくなるほどの羞恥心!
「それはそうと…」
おや?リンの様子が…
「私にも同じことを言ってほしいです!」
「いやあああああぁぁぁ」
しかし回り込まれてしまった。その後、「タリアの騎士様」ごっこを、リンの気が済むまでさせられる。そして、リーナも何故か参戦し、幾度の羞恥攻めにより、俺の精神は耐えられなかった。
「キャンディ…」
「あの…トーヤ様?」
「冬也君?どうしたの?」
「パパがね…2つしかくれないの……………キャンディ…、ボクは…たくさん欲しいのに……………」
「…どうしましょうリンさん…」
「少し嫉妬してやり過ぎてしまいました…」
「ほら、冬ちゃん、もう寝る時間だよ。こっちにおいで。」
「うん!」
「旦那が幼児退行するほど揶揄うのは、いくら何でもやり過ぎだよ…」
「ハイ…申し訳ありません。」
「ごめんなさい。冬也君が可愛かったから…」
「はぁ、今日はもうお休み。行こうか冬ちゃん。」
こうして、パーティーは有事、終わった。
「ねえリーナ、俺いつの間に寝てたんだ?タリアが走っていったところから記憶が無いんだけど…」
「え!?お疲れのようでしたので、そのまますぐに寝ましたよッ!」
「ええ、立ったまま寝そうな勢いでした!」
「…」
何でこの二人焦っているの?何があったのお凛?
「旦那は疲れていたのさ…」
「…まぁ、いろいろあったからな…」
さて、クエストクリアという事ならば、タリアにもう危険はないだろう。ならば一旦離れるか…
「…っ~~~~~~っ///」
タリアは無言で朝食を摂っている。しかし、たまに目が合うと顔を真っ赤にしてしまう。何この子カワイイ、同時に羞恥心に苛まれるが、それでもずっと見てみたいほど彼女が可愛いと思ってしまった。
「さて、タリア様。」
「ひゃい!何ですかトーヤ様?!」
もう少し、落ち着こうか。
「これにて、護衛は終了ということで宜しいですか?」
「終了!?何故です!?」
「タリア様の護衛依頼は王都滞在中という契約だったからです。あなたの危機はもう去ったものと考えます。そして、一度狙われた現在、侯爵が用意したあなたの護衛は、シルバさんを含め、腕利きの者達が担当しています。」
この部屋にはシルバさんやメイドしかいないが、見えないところに5人ほどの気配がある。一人一人がかなり強い。
「それに、このままここに居ると、余計に厄介事に合うので…」
多くの貴族や王族の前で、やり過ぎた。昨日はあの状態だったからすんなり行けたが、そろそろ王都から離れないと、何らかの接触があるかもしれない。今の内に離れるべきだと俺の感が告げている!
「むぅ…そうですね…このままですと、面倒ごとが起こるかもしれませんね…」
「それと、俺は離れますが、護衛は残しておきますよ。」
「護衛?」
「ええ、セバス、頼んでいいかい?」
「お任せください。」
「待って冬也君、セバスが居ないと、トーヤ君が一人になってしまいます!」
「大丈夫だよリン、俺にはこの3人が居る。」
「呼ばれて」
「飛び出て」
「にゃにゃにゃにゃ~ん!」
アル、イル、ウルの3人だ。この3人は俺に付いてくることになった。
「トーヤ君」
「あなたといると」
「メシ食える」
なぜ五七五?そんな訳で、北京ダック(マタタビブレンド)を報酬にやったら、胃袋を掴んでしまったらしい…
「この3人と行動を共にするから、お凜ともすぐ連絡を取れるしね。だからリン、心配しないで。」
「また一緒に居られないのですか?!昨日みたいにもっと触れ合いたいのに!!」
「昨日?うっ…頭が…」
「リン!昨日はすぐにお休みになられましたよ!トーヤ様」
「そ、そうでしたわね!!?」
二人の様子がやはりおかしい…
「という訳でタリア様、直ぐにでも王都を出ることにします。」
「…分かりました。ではミトリーの街でまた…」
タリアは何故かしょんぼりしている、まだ11歳の女の子だ。人が減ると寂しくなるのは分かる。
「王都を出るだけで、タリア様たちが帰る時には、外で合流しますよ?」
そう、あくまで王都を出るだけである。第一、車が無いから移動できないしね!
「そ、そうなのですか…///分かりました。ではまた後日。報酬は…出来るだけ報いることの出来るものを用意しておきます!」
そっか、そういえば報酬の話をしていなかったな…
「なら街に着いたら弁当を頼もうかな。」
「ベントー?」
「ランチってことだよ。可愛い女の子からの手作りの料理を、仕事の休憩中に食べるんだ!」
憧れのシチュだね!相手は11歳だけど…日本なら下手すれば事案発生!でもここ異世界!犯罪ではないのだよ///
「わ、分かりました///ならば腕によりをかけて作ります!!」
「サンドイッチが良い。」
こちらの食事事情は分かっている。変に凝ったものを作られるよりも、シンプルな方がいいと判断した。パンに挟むだけだしね!
「はい!」
これでよし、リーナが何故か顔を青くしているが…これはよくあるあのパターンか?え?飯が不味いの?!でも言ってしまった手前…もう、手遅れ…
そんなランチで大丈夫か?
「それじゃぁ、リンまた後日合流しよう。でも基本、王都の近くには居るから念話で連絡できるよ。」
「分かりました。」
「皆それじゃあね!」
そして、俺は面倒ごとを回避すべく、王都から即時離脱を図った。ついでに、山田に連絡した。向こうも無事片付いたようだ。だからまた呼び寄せる。
「あの社長、人使い荒すぎ!!!」
ミトリーの街にとある社畜の不満の叫びが上がった…
そして、冬也の王都脱出作戦は決行される。
「アイギスを救え」は、樹海の氾濫を無くさないとクリアにはなりません。
そして、うっかりタリアの前で念話の話をしてしまった…これが後にどう転ぶか…
こちらの短編も投稿してます。チートモノです。暇つぶしに読んでみて下さい。
自称勇者で他称魔王 ー呼ばれてないけど来てやったぞー 前編
https://ncode.syosetu.com/n7440eq/
自称勇者で他称魔王 ー呼ばれてないけど来てやったぞー 後編
https://ncode.syosetu.com/n7449eq/
作者マイページからも行けます。




