宇宙的恐怖との直面
初投稿です。
拙い文章ではありますが、頑張りますので応援お願いします。
「いあ! いあ! くとぅるふ! ふたぐん! ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるふ るるいえ うが=なぐる ふたぐん」
そのような人間が発しているとは思えない不思議な声が響いた直後、自分たちの目の前には巨大な生物が存在していた。それはタコのような頭、イカのような触腕を無数に生やした顔、巨大な鉤爪のある手足。
ぬらぬらした鱗に覆われた山のように大きなゴム状の身体、背にはコウモリのような細い翼を持っていた。
その生物を見た瞬間小さな頃から一緒にいた幼馴染は壊れてしまった。聞いた事もないような叫び声をあげると涙を流しながらも笑顔でその巨大な生物へと向かっていった。自分には立ち上がる気力すらなかった。
召喚を止められればこうはならなかったのだろうか。どうして自分がこのような目に合っているのか。そのような事を考えているうちにある事を思い出し、全てがどうでもよくなった。過去に読んだことがある写本にこの巨大な生物についても記されていたからである。この世界に現れた時点でもう終わったのだ。
世界は