第16話 禁じられた思いです!
私はお嬢様の服のボタンに手をかけ1つ1つ丁寧に外していく。
「な、なんで服を脱がすの?」
「これからお嬢様が知りたがっていた性行為について教えるためですよ?お嬢様」
脱がされつつ後退するお嬢様。私の中に流れる獣の血が、本能が騒ぎ立てる。
「くれあ…目がこわいよ…」
「大丈夫です。最初から最後まで気持ち良いですから。」
そう言って私はお嬢様の…
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「でゅふふ…」
「く、くれあ?」
お嬢様の心配そうな声に私は我に返る。
「はっ!私は何て事を想像していたのでしょう!危ない危ない」
「くれあのさっきの顔、すごく危険な感じがした…何を考えていたの?」
「性行為についてどう教えようかと言うことについてです」
うん。嘘は言ってない。決してお嬢様でいやらしい妄想をしていたなんて口が裂けても言えない。
平和的に性行為を教えるなんて無理なこと…だからあんなことやこんなことましてや×××的なことまで…
泣いて謝ってもやめてあげないんだからグフフフ…
「くれあ?」
おっといけないいけない…あくまで平和的に…
「せ、せーこーいはもう良いから…今日は…一緒に寝て?」
一緒に寝る。…すなわちあんなことこんなことをして良いって訳ですね!今夜は寝かせません(意味深)。
私が勢いよく振り向くとお嬢様は銀毛の尻尾に顔を埋めながらすやすやと眠っておられました。
「…寝つき、早すぎやしませんか?いや、いつも通りの速度ですけど…」
私はため息を1つ吐き、やるせないこの思いを持ってきた食事と共に飲み込むのだった。
今夜の食事の味付けは少ししょっぱい…。
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