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夏生詩集2

批判非難

作者: 夏生

誰かを責めるとき

私は間違っていない、を看板に

ああだった、こう言われた、と

ざくざく相手の非道を掘り出す


そうだ!そうだ!

あなたは悪くない!

共感同感拍手喝采


私はこう思うのです思ったのです

正論をつらつら並べ

善良とはなんぞやと説き出す


私は間違っていない

相手が悪いのだ

苦労話お涙頂戴浪花節

簡単に感嘆する聞き手たち


でも、あなたもあなたですよ

なんでそんなに悪くなるまで

我慢したんですか?

意地でしょ?ムキでしょ?

感嘆表面批判水面

聞き手は手の爪に息ふきかけた


責めるのに忙しい「私」は

何も気づかない





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