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第3話 謝った(つもり)

翌日、俺は8階にあるオフィスへ階段を使って向かっていた。

エレベーターは混んでいて特殊な能力をもつ俺にとってはアクシデントしか起きないから面倒で。

8階に辿り着く頃には少し息が上がっていた。

ふと見上げると仁王立ちしている女性のフォルムが目に入った。


「おい!!階段なんか使ってるからおせーんだろ!!」


多摩川美桜だ…。

しかも遅いってなんだ。

アクシデントが起きないために俺は毎朝1番に出社している。

たまたま今日お前が早かっただけで俺だってどうせ二番目だろうが…。


チッと不機嫌そうに舌打ちまでされて、ただでさえ階段でしんどいのに鬱陶しいから素通りしようとしたら


「昨日は言いすぎたな…」


とものすごく小さい声で言われた。

なんだ?これは。

謝ってるつもりかコイツ?

昭和の亭主関白夫の漫画でも読んでんのか?


「っ…」

何も言わずにじっと見つめたというか呆然としたからだろうか?

彼女は顔を逸らしてサッと部屋に戻っていってしまった。


これが言いたくて俺より早く出勤して、俺がくるのを階段の上で待っていたのだろうか…


俺は本当に多摩川美桜のことがわからない。


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