じいじ vs ラヴィア戦のあと:教育カリキュラム会議!
寺子屋の骨組みが立ち、木槌の音が「コンコンッ」と響く中――。
私
「じゃあ講師のみんな、封緘使さんと一緒に“カリキュラム”考えようね!」
ラヴィア(元王立騎士)
「私は武術全般だ。体術・護身術・基礎鍛錬。最低限、“自分の身を守る力”は必要だ」
セレス(魔力量だけ化け物)
「ぼくは……魔法基礎。魔力の扱い方、暴発予防。あと……爆発したときの対処」
封緘使
「最後のは不要です」
ティロ
「絶対必要な気がするんだけど!?」
イリヤ(ひねくれ神官見習い)
「私は読み書きと数。記録、報告、計算――領地運営に欠かせない基礎を叩き込みます」
ルード
「おお……素晴らしい連携ですな」
私はおずおずと手をあげる。
私
「私、ここの教育の常識わかんないから……とりあえず“必要なこと”をお願いね」
封緘使
「常識は必要ありませぬよ。姫様の感覚はむしろ合理的ですので意見があれば遠慮せず」
ラヴィア
「一つ提案していいですか?」
私
「なに?」
ラヴィア
「“午前・座学、午後・実技”でどうでしょう。魔法・武術・読み書きを均等に配分を」
セレス
「午後全部鍛えてると……ぼく眠くなる」
イリヤ
「午前中のセレス君でも眠そうだけど?」
セレス
「……まあ、ね」
ティロ
「やっぱ癖が強い!!!」
封緘使
「では“読み書き → 魔法基礎 → 武術”の三段構成で。曜日で入れ替えも可能ですな」
私
「すごい……本格的……!!」
ミュネ
「姫様が大人になったら、学校運営も出来るにゃ!」
私
「まだ2歳だけどね!」
みんな
「(そうだった……)」
こうして寺子屋の方向性がほぼ固まり――
講師たちは支給された“新居”へ案内されることに。
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◆ 2×4工法の家へ!講師3名、感動の新生活チェック ◆
ラヴィア
「ここが……私たちの住む家?」
セレス
「小さ……いや、こじんまり……いや、普通?(語彙力迷子)」
イリヤ
「……外観だけで壁の強度がわかる。これは質がいい」
ティロ
「ひとまず、入ってみよっ!」
ガチャッ――
中はほのかに木の香りが漂い、
床板はしっかりしていて、壁は白で明るい。
簡易キッチン、ベッド、机、本棚、収納までフル装備。
ミュネ
「家具つきにゃ!!」
ラヴィアは目を見開いた。
ラヴィア
「……王都の寮より広い。ベッドが沈まない……!?」
セレス
「壁……断熱材入ってる? 冬、寒くない……?」
イリヤ
「棚が均等……水平……歪み無し……細かい作りが丁寧すぎる……!」
ルード
「2×4工法、領地内では最先端なのでな」
講師3人は若干引きつった顔で振り返る。
ラヴィア
「これ……王都で住んでた借家より、はるかに良いぞ……?」
セレス
「ぼく……王都の部屋、雨漏りしてた……」
イリヤ
「私は隣室の喧嘩が壁越しに聞こえてくる部屋でした」
ティロ
「みんな苦労してたんだね……!」
ミュネ
「姫様の領地に来られて良かったにゃ!」
ラヴィアは真剣な顔で私に頭を下げた。
ラヴィア
「姫様。この環境……感謝します。必ず寺子屋を成功させます」
セレス
「……ぼくも、がんばる。寝ないように」
イリヤ
「子どもが“自分で考えられる”よう、全力で教えます」
私
「うん! みんな、よろしくね!」
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◆ その日の夜、領民は噂する――
「講師たち、すげぇ立派らしいぞ」
「王都より良い暮らしってマジか?」
「うちの子……あんな先生たちに教えてもらえるのか……!」
「大人も教えてくれると嬉しいんだが?」
そして寺子屋は、建築が進むごとに期待値が爆上がりしていくのだった。




