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名家の末娘に転生したので、家族と猫メイドに愛されながら領内を豊かにします!  作者:
守る仕組み

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甜菜が開く“甘い革命”

──極秘工房と大規模菜園計画始動!+教育問題と極秘メンバー選抜


2×4工法で次々と家が建つなか、菜園予定地では大人も子どもも総出で甜菜の準備を進めていた。


私は、子どもたちがキャッキャとはしゃぎながら種袋を運ぶ姿を見ていた。


(……あれ?)


(この領地って……学校、ある?)


木端を振り回す少年、弟を背負って種を運ぶ少女、数字を指で数えながら列を作る子。


(読み書きや計算って、どうやって覚えるんだろう?今後、産業が増えるなら“教育”は絶対に必要だよね……)


私はじいじの服をつまんだ。


「ねぇ、じいじ……この領地、学校ってあるの?」


じいじは少し困った顔をした。


「……正直に申し上げれば、無い。文字が必要になる職は、親が独学で教える程度じゃな」


封緘使も腕を組む。


「今の人口増では、無学では仕事に支障が出ます。いずれ“識字・計算教育”は急務となりましょう」


ルードが補足した。


「木工、流通、農業管理……どれも計算と記録が必須です。今のうちに“寺子屋”を作るべきかと」


(……これは、本格的に教育制度を作らなきゃ!)


ティロ

「子どもたちが働けるのも素晴らしいけど……学びも必要だよね」


ミュネ

「にゃっ、姫様!寺子屋作るにゃ!?」


「うん! 甜菜加工が軌道に乗ったらだけど……必ず作る!」


じいじが頷いた。


「姫様が言うなら、建議しよう。木工班も増えたし、校舎の建設も可能じゃろう」


◆ ◆ ◆


教育の必要性が決まり、次は――

いよいよ甜菜砂糖づくりの要、“極秘加工メンバー”の選抜である。


私は工房予定地に集まった職人候補たちを前に、深呼吸した。


(ここから先は、信用と守秘がすべて……!)


「それでは――甜菜加工班の選抜を始めます!」


ルード

「基準は三つです!」


① 口が堅いこと(最重要)

② 手先が器用で、繊細な作業が得意なこと

③ 記録を読み、計算ができること


封緘使も続けた。


「特に③は重要だ。砂糖精製は温度管理、重量計算、混合比率……誤差が命取り。字が読めぬ者は門外とする」


選ばれたのは――


◆元薬師の青年

◆元染色職人の女性

◆元錬金術助手(落ちこぼれ)の青年

◆読み書きに長けた元神官見習い

◆緻密な作業が得意な木工の若者


彼らは少人数だが、信頼と技能が突出した“精鋭”。


ティロ

「選抜されたのは……たった五人!?」


ルード

「極秘工房ですからな。多すぎては漏洩します」


ミュネ

「でも五人で足りるのにゃ……?」


封緘使は涼しい顔で言う。


「問題ない。最初は“試験製造”だ。量産は……姫様の許可が出てからだ」


(……よし。まずはこの五人で甜菜工房を動かす!)


私は選抜された五人の前に立ち、宣言する。


「これから一緒に“甘味革命”を起こします。

砂糖を作れるのは――みんなだけ。領地を大きく変える、大切な仲間です!」


五人の顔が引き締まる。


「「「は、はいっ!!」」」


◆ ◆ ◆


帰り道、私はまた子どもたちの笑い声を聞く。


(教育……寺子屋……砂糖工房……やることいっぱいだ)


でも、不思議と胸は軽い。


(だって、全部“この領地をもっと良くするため”だもん)


封緘使が隣でつぶやく。


「姫様の領は……あと一年もせず、“国を揺らす規模”に成長しましょう」


私はニッと笑った。


「まだ2歳だけど、やれるよ!」


ティロ

「2歳にして歴史動かしてる……!」


ミュネ

「姫様、やっぱり恐ろしい子……!」


こうして甘味革命は教育改革も巻き込み、

領地はさらに発展への階段をのぼりはじめる――。

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