表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
名家の末娘に転生したので、家族と猫メイドに愛されながら領内を豊かにします!  作者:
守る仕組み

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

41/105

甜菜が開く“甘い革命”

──極秘工房と大規模菜園計画始動!**


2×4(ツーバイフォー)工法による家づくりはまさに“爆速”だった。


乾燥済みの規格角材を現場まで運び、

決まった番号の通りに壁を組み、

穴に嵌めて、釘を打てば――


「完成です!!」


「早い! もう一軒建ったの!?」


ティロが叫び、ミュネがしっぽを震わせる。


だが。


ルード

「姫様……申し上げにくいのですが……まだ100軒足りません!!」


ティロ

「人、来すぎぃぃ!!」


封緘使

「……まあ、これだけの産業が動きはじめたのだ。この程度の人口増は想定の範囲内だ」


「でも、家の建設が追いつかないのは困るよね……そこで次は――“生活維持の基盤”を作らなきゃ!」


ミュネ

「食べ物が無いと、みんな倒れちゃうにゃ!」


そう。

人が増えるということは――


◆ 食糧の増産

◆ 物流の整備

◆ 加工場の建設


これらが急務になる。


とくに私は、ずっと作りたかった“ある物”があった。


――砂糖。


甜菜ビートから取れる、甘くて貴重な宝。

今日、私はついにじいじへ宣言した。


「じいじ! 甜菜から砂糖を作る“極秘作業場”を建てたい!」


じいじ

「……ふむ。やはり、そこに目を付けたか」


ティロ

「さ、砂糖の工房ですか!?」


ミュネ

「お菓子作れるのにゃ!?」


ルードも身を乗り出す。


「甘味は貴族の必需……もし常時供給できれば、領の財政は桁違いになりますぞ!」


封緘使だけは眉を寄せていた。


「しかし姫様……砂糖は国が管理しておる“戦略資材”。扱いを誤れば、他領が騒ぎ出す。

どうやって人材を集めるつもりだ?」


私はニヤッと笑う。


「だから“極秘工房”なの。甜菜農家として募集して、加工場は“立ち入り制限区域”にしまーす」


ティロ

「えっ、そんなに大掛かりに……!?」


ミュネ

「甘味は……極秘……!? にゃんかかっこいい!」


ルード

「姫様、甜菜の種もそろそろ収穫できます。

次の段階は“大規模菜園”の造成ですね!」


◆ ◆ ◆


私はみんなを菜園予定地へ案内した。


ここは、土地が広く日当たり良好。

新しく来た農家や牧畜家たちもぞろぞろと集まる。


「姫様ー! 甜菜はどこに植えれば良いですか!?」


「水場はこの辺りでしょうか!」


「家畜との兼ね合いは!?」


どこもかしこも声だらけ。

私は胸を張って宣言する。


「この区画をぜーんぶ! 甜菜畑にします!!

二年で“甘味の街”を目指します!!」


農家たち

「おおおおおぉぉ!!」


ティロ

「甘味の……街!?」


ミュネ

「にゃにゃにゃ……絶対人気出るやつだにゃ!」


封緘使は目を閉じ、静かに言った。


「……姫様。砂糖事業は、領の命運を左右するほどの力があります。だからこそ、慎重に、しかし大胆に。守秘と管理を徹底しましょう」


「もちろん! 人の選抜も厳選するよ!」


ルード

「甜菜の一次選抜は農家組、加工はごく少数の信頼できる者に……完全分業制にしましょう!」


じいじ

「ふむ。よく考えておる。よし、甜菜工房――建設を許可しよう」


私は思わず飛び跳ねた。


「ありがとう!!」


◆ ◆ ◆


工房建設班が動きはじめ、農家が土地を耕し、移住者の子どもたちが笑いながら種を運ぶ。


その中央で、私は決意する。


(砂糖があれば――保存食も、お菓子も、薬も作れる)

(砂糖は、文明を一段階押し上げる“本物の革命”だ)


封緘使が隣でつぶやいた。


「姫様の領地は……どこまで行くのか、楽しみで仕方ない」


私は笑った。


「2歳だし! これからでしょ!」


ティロ

「2歳の言葉じゃない……!」


ミュネ

「姫様、恐ろしい子……!」


こうして――

木工、住宅、農業、そして“甘味革命”。

領地はさらに新しい産業へ走り出していく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ