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名家の末娘に転生したので、家族と猫メイドに愛されながら領内を豊かにします!  作者:
守る仕組み

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11/105

ローガル家、ついに“普通の領地運営”を覚える!……かと思いきや?

家族会議から数日後。

決まったはずの“計画的に進めるローガル家”は――問題は本当に機能するのか?


(……正直、私は半信半疑である。)


そんな不安を胸に、母様に抱かれながら畑の視察へ。


◆畑エリア


領民たちが畑に集まっていた。


「よーし、今日は芋畑をみんなで耕すぞー!」


「昨日はかぶ畑だったから、今日はこっちね!」


(あれ? ちゃんとスケジュール守ってる……!?)


ミュネが胸を張る。


「フィリア様!計画表を作ったですにゃ!

“今日のじいじの暴走予定”も書き込んだですにゃ!」


(予定!?)


計画表を見る。


・午前:畑の手伝い

・午後:木の伐採(※事前申請制)

・夕方:孫を愛でる時間


じいじ「ふん……暴走したくても申請書が通らんのじゃ……」


(これ完全に“暴走の管理”じゃなくて“暴走の封印”だよね?)


兄様も真面目に働いていて驚いた。


兄様「ほら、この辺は水の流れが強いから、土を盛らないとね!」


(兄様……数日前まで“また水路つくろっか?”とか言ってたのに……成長してる……!)


父様は腕を組み、しみじみと言った。


「家族会議で方向がはっきりしたおかげだな……皆、自分の役割を理解したようだ」


(うん、これは……いい感じ!)


――だが。


水路沿いから悲鳴。


「ああああッ!!水が逆流したーーー!!」


兄様「ええっ!?」


ミュネ「逆流ってなにがあったですかにゃ!?」


私は母様に抱かれたまま見に行く。

水が畑と逆方向へ流れている。

原因は――


じいじ「……その……ちょっと水路を“広げたら”こうなってしもうて……」


(じいじぃぃぃぃ!!)


父様「父上!!“勝手に弄るな禁止令”を破ったな!!」


じいじ「いや、許可を……」


母様「申請してません♡」


じいじ「むぅぅぅ!!」


(全然成長してなかった!!)


私は“じいじストップ”の魔力をぽふっと出す。


ぽふっ。


じいじ「孫が止めるなら仕方ないのぉ……」


(じいじ、“赤ちゃんに止められた”を理由にするのやめて!!)


しかし――ここで計画会議の成果が発揮された。


兄様「大丈夫!ここは昨日決めた“水路管理班”に任せよう!」


水路班の領民が走って集まる。


「ここを土嚢でふさぎます!」


「こっちは流量調整!」


「ラットさん、流れチェックお願いします!」


ラット「はいはい、任せなさい!」


(……すごい……!)


家族がやらかしても、領民たちが冷静にカバーできるようになっていた。


“フィリアに頼りすぎない”方針は、ちゃんと定着していたのだ。


父様が私を見て笑う。


「フィリア……この領地は、お前のおかげで動き始めたよ」


母様も優しく言う。


「あなたが“ちゃんと話し合おう”って言ってくれたからね」


(赤ちゃんの一言でまともになる家族……逆に怖くない?)


ミュネも尻尾を揺らす。


「フィリア様のおかげで、みんな計画的になったですにゃ!」


兄様は照れながら頭をかく。


「ぼ、僕も……少しは頼れるお兄ちゃんになれたかな」


じいじは悔しそうに言う。


「ワシは暴走できる日が減った……」


(そこは喜んで!!)


私は魔力をふわっと出した。


ぽわん。


“これからもよろしくね”の魔力。


父様たちは微笑む。


「フィリア、これからも一緒に領地を良くしていこうな」


(もちろんだよ。)


こうして――


ローガル家は、

勢いだけの領主一家から、

“ちょっとだけ計画的な一家”に進化したのであった。


(ちょっとだけ!!)

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