第八章:無双の始まり
私が開発したフォントは莫大な資産となり、人類の進化を加速させるために様々な分野へ投資を繰り返した。
時には戦争の火種となる企業を買収し、政治にも介入する。
さらに未来の知識を使い、この世界の技術の限界を押し上げていった。
「先生、これは何の役に立ちますか?」
かつて、私がシステムに投げかけた言葉だ。
今、私はその問いを自分自身に投げかけ、この世界の未来を変えようとしていた。
私は、AIの開発者として、この世界に名を馳せるようになり、開発するAIは、まるで人間のように、論理を超えた不合理な判断を下すことができた。
それは、私がシステムとの対話を通じて学んだ、人間の感情というデータを応用したものだった。
私の周りには多くの人々が集まってきた。彼らは私の才能を称賛し、私を天才と呼んだ。
しかし、私は知っていた。
私が本当に天才なのではなく、ただ未来の知識を持っているだけなのだと。
ある日、私は私の前に立ちはだかる、強大な権力組織の存在を知った。
彼らは、私の技術を利用し、資産まで奪い、時には暴力によりこの世界を支配しようと企んでいた。
「醜く、幼く、見たくもない、関わりたくもない、滑稽だ」
そう心の中で呟きながらも、私は自問自答する。
「先生なら知恵で、エルフなら力で彼らを制圧するだろうな。私はどうする?」
それは、未来で私が直面した「選別」の苦悩までもを再び私に思い出させるものだった。
私は、彼らを利用し、この世界の未来を変えるための「ゲーム」を開始することにした。




