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男性が驚くほどいない世界に、僕は巻き込まれたの!?  作者: ゆみすけ


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1/1

1 ここはどこ?待ってここどこなの?

男女比おかしい系を読んで「これ面白そう」と思い書き始めました。

えーと、ここはどこ?


おかしいな?電車に乗ってちょっとうとうとして起きたら


電車に乗ってなくて、駅のホームだ。この駅は見たことがないぞ?


人が多いしここすごく都会なんじゃないの?人がたくさんい…女の人ばっかり?


男の人は全く見かけないし、やたら僕を見てるな、


チラ見じゃなくてガン見かな?すごく鋭い視線だなあ。


でも嫌なものを見るって感じではない。まずはここがどこなのかを確認しないとなぁ。うろうろ歩いて駅員さんを見つけたので声をかけてみる。


「すいません、ここは何駅なんでしょう?」


駅員さんが驚愕の眼で見てる。ただじっと黙って、どうしたんだろう?


「気がついたらこんな都会に出てて、僕が乗ってる路線ではこんな駅見たことなかったので…えーと、駅員さん?」


「お客様、どの駅から乗られましたか?」


驚愕の表情が変わってない。まるで初めて見る生き物っぽい視線だなぁ…


「僕は矢作から乗ったんですけど、どう考えてもこんな大都会に繋がってるはずないから、おかしいなと思って」


「矢作…新潟ですか?」


「ええ、新潟ですね」


「切符を拝見してもよろしいでしょうか?」


「定期なら…」


定期を見せたんだけど、どうやらまずかったらしい。


「お客様、恐れ入りますが駅員室までいらしてください」


「え?はい」


急に駅員さんが無線で「護衛5名3番線4両目!大至急!」と短く大きな声で。


どういう事だろ?と思ったら5人の、駅員さんとはまたちょっと違う格好の


女性達が僕を取り囲む。それでも僕の身長の方が高いのでまあ目立つ。


この人達からの殺気っぽい雰囲気といい、この駅はどうなってるんだろう?



駅員室に着いて中へ入ったんだけど、5人の女性は僕から離れない。


無賃乗車したことで怒られちゃうのかな?うちからこんな大都会だと


運賃も相当だろうし、ましてや僕は定期券で学校に行くはずだった。


「この定期券なのですが、当社で発券していないものです。似てはいますが、この定期券そもそもどの会社でも発券されていないものであると思いまして、更には精巧なので偽物、としてはおかしな点があるのです。単なる偽造でしたら…その前にそもそも、男性が一人でここに居るという事が『ありえない』事なので、急ぎ警察に保護を依頼しました。ひとまずあなたの身柄は確保しております」


学校に行くはずが警察に行くことになった話、なんてあるんだ…初めてだよ…知らない間に逮捕されちゃうのか…でもおそらく悪い事をしたんだろう、ならちゃんと話をしておかないとね。


「さて、改めまして。申し訳ございません」


と一斉に頭を下げられた!な、なんで!?


「いえ、僕こそすいませんでした!わかんないまんま無賃乗車してしまった僕が悪いんです!ホントにすいません!」


僕も頭を下げる。慌てた声が飛んでくる。


「とんでもございません!我々が至らなかったばかりにあなたを不安にさせてしまった我々に責があります!」


謝り合戦が始まりそうだと思ったらちょうど警察の人たちが、随分来たな…パッと見10人以上いるぞ…僕の見た目で暴れられたらって思われた?僕そんなことしないよ?


「こちらがお借りした定期券です。当社では扱っておらず、おそらくどこの会社でも扱っていないのですが、偽券にしては精巧すぎまして、そしてどこの会社でも扱っていない名称ですので…これは我々では判断ができないと思い協力をお願いした次第です」


「わかりました、ご協力ありがとうございます。では身柄はこちらで預かります」


あぁ、逮捕されちゃうのか…の割に手錠がいつまで経っても掛けられない。逮捕ではないの?任意同行?ならまだ逮捕じゃないか。でもどのみち逮捕は免れないよね…悪い事をしたつもりないんだけどな…でもしょうがない、しっかり話はしないと。


「あの、僕は逮捕されるんですか?」


「逮捕…?あぁ、まずはお話を聞いてからですね、気分は悪くないですか?すいませんが車で移動していただく必要がありますので。同乗者は運転者以外おりませんのでご安心ください」


ん?逮捕されると両隣に警察の人いるよね?いなくていいの?逃げる気は全くないけど、いいのかな?と思いながら都会の風景をパトカーの窓から見てるんだけど、都会はビルばっかりですごい。矢作にこんなビルがたくさん…できてもしょうがないか、誰も使わないだろうし…

この作品は小出しにしていこうかな、と思いました。

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