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3日目 グラース~サンポールドヴァンス

 3日目は今回の主目的の一つ、ニース近郊の山の村巡り。

 今回は日本語ガイドのツアーを選択。


 ニースは海沿いのリゾートのイメージですが一方で山も近く、山中に小さな村が数多く散らばっているそうです。

 昔、戦災を避けて山中に村を作った名残だそうで……平家の落人村みたいなものか?

 鷲が巣をつくるような高所という意味で鷲ノ巣村ともいうそうです。


 出発前にこれはホテルの朝ご飯。ホテルはビュッフェスタイルの朝ご飯でした。


挿絵(By みてみん)


 凄く美味い、というわけではなかったのですが、普通にどれも美味しかったです。

 月並みですけどクロワッサンがすげー上手かった。


 あとホールに超絶イケメンがいました。

 まじでパイレーツ某の頃のオーランド・ブルームかと思った。



 ガイドさんの車でニースを出発。

 まず訪問地一つ目はグラースという香水の町。数少ない調香師の学校がある街だそうです。

 元々はバラの栽培が盛んでその流れて香水の製造が盛んになったそうな。一流の調香師でここの出身者は多いそうです


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 ちなみにバラのエッセンス1リットルだかを作るためにバラの花弁が1トンだっけかな、必要だそうです。香水、そりゃ高くなるわな。

 もっと工業的に合成していると思ってたんですが、根本的な原料のエッセンスの抽出は今もナチュラルなんですね。

 抽出の仕方はウイスキーと似てるようで、器具も同じ感じでした。


 ニース近辺の最高裁判所(日本だと高等裁判所にあたるんでしょうか)や行政の中心はグラースにあるとのこと。

 その理由は、海沿いのニースが戦時中に攻撃されやすかったから公的機関は内陸に集めた、ということだそうです。歴史を感じる。


 香水工場を見学して、お土産に香水とかハンドクリームを買って帰りました。

 日本からは金木犀と生姜のエッセンスを輸入しているそうです。


 工場の直売所で売っていた香水は真鍮の瓶。

 真鍮の瓶は太陽光を遮るので香水が劣化しないから機能的にはいいらしいですが、香水は容器の見た目も大事なのでブランド品はガラス瓶を使うそうです。



 次はコソル。

 ここは観光地と言うより高台の展望スポットでした。荒涼とした荒れ地で気象観測施設が置かれています。


 ゲートがあったんですが、ガイドさんが普通に横をすり抜けて中に入っていくし、中の職員の人もあまり気にして無い感じでした。

 なんとも長閑。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 景色は素晴らしかったです。

 ミッションインポッシブルの最新作にこういうところから飛び降りるシーンがあったな。



 次はグルドン。

 崖沿いの小さい町で雰囲気抜群。そう。こういうのが見たかった。

 僕が口で言うのもアレなので写真をどうぞ。この狭い町に教会の鐘がカラーンカラーンと鳴るのがまた趣がある。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 崖の近くで気流がいいから、近くにパラグライダーのアクティビティをしているところがあるそうで。

 上空をパラグライダーが飛び回っていました。


挿絵(By みてみん)


 此処で昼ご飯。ガイドさんの食事代も持っておしゃべりしながら食べました。

 僕はイノシシのシチューとキッシュ。

 キッシュデカすぎでしたが、油とかがさほど強くなくてあっさりしていてしっかり食べれました。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 ……これで一人前だそうです。やはりフランス人はよく食べるな。

 メニューはGoogleレンズ先生に訳して貰いました。便利。



 次はトゥーレット・シュル・ルー


 スミレの栽培で有名だったそうで、グラースとかにスミレのオイルどかを卸していたのですが、今はコストの関係でスミレの栽培は少な目で主に北アフリカから輸入しているとのこと。

 まったく風情が無い。


 この街も誠に雰囲気のある街で素晴らしかったです。

 穴倉のような陶器の工房で手作り陶器のお土産を買いました。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 そして、観光地でありながら普通に住民の生活が垣間見える空間は面白かったです。

 地域のお年寄りが球技をしていました。

 ペタンクという競技でフランスではかなり盛んなようですね。


 スポーツ雑学は詳しい方だと思ってましたが全く聞いたこともなかった。

 なんとなくカーリングっぽいルールかな。



 最後はサン・ポール・ド・ヴァンス。


 かつてはイタリアとの戦争での前線だったそうで、高台で城壁に囲まれた町でした。

 丁度夕焼けの時間でこれまた雰囲気があって最高でした。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 今回回った3つの村では此処が一番好きですね

 此処にもホテルあるんですよね……次に旅に出る時はこういうところで一泊したい。


 ここも生活圏と観光地が同居する街で、駐車場の傍には小学校もありました。

 駐車場は割と手狭でしたが、これ以上観光客に来られても困るという意図なんだそうです。


 ニースは海沿いの平野は狭くて地価が高いので、山側に住んでニースまで車で通う人も多いとか

 ……こんなオシャレなベッドタウンとかありかよ。


 ただ、昔の街並みそのままなので道は狭く坂道だらけ。

 車の運転には相当神経使うでしょうね。実際、ぶつけてる人は多いそうです。



 今回の村巡りはシーズンオフのおかげで人のいない静かな路地を楽しめて最高でした。

 まあ一部の店はオフシーズンで閉じてましたけど、それは仕方ない。


 なんでもハイシーズンはマジで路地が人で埋め尽くされるそうです。

 こんな風にゆっくり写真取れないですよ、とはガイドさんの弁。できればそれぞれあと15分づつ長く滞在したかったけど贅沢かな。


 最後にガイドさんを撮らせてもらいました。


挿絵(By みてみん)


 南仏在住40年のベテラン日本人ガイドIさん。息子さんは日本におられるそうな。

 ありがとうございました



 その後の夜は例によってまた街歩きして晩御飯を食べる店を物色。


挿絵(By みてみん)


 折角だからイタリアンでも食べよう、軽めにピザを食べて二件目にハシゴもいいなと思ってイタリアンに入りピザを頼むと、出てきたのがこれ。


 ……こいつはデカいぜ!


挿絵(By みてみん)


 ということで二件目に行く気力は尽きて、ホテルに帰って折角なのでホテルバーでカクテル呑んでました。


挿絵(By みてみん)

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