2日目 ニース旧市街~ニース新市街
二日目。
この日は朝からオプショナルツアーでニース旧市街巡りを入れていたので早起きして集合場所まで歩いて、ついでに周囲の散歩。朝日が美しい。
なおニースの浜辺は砂浜ではなくゴロゴロした丸石が転がる石浜。
ビーチで気ままに寝転がるって感じではないです。此処でリゾートを過ごす人はホテルのプライベートビーチを使うとのこと。
今回泊まったホテルもプライベートビーチを持ってるけど今は当然閉鎖中でした。
泳ぐ人いないからね。
ニースは自転車道が整備されてるためか、自転車が多かったのと(エコとかSDGSとかで町ぐるみで自転車推しなんだそうで)電動キックボードが多かったです。
ただ3日目のガイドさん曰く、無謀走行でかなり事故は起きているそうな。
実際、かなりのスピードで走り回っていてなかなか怖かった。
オプショナルツアーは旧市街の市場を一回りして、市場の提携店っぽいところでワインとか生ハムやオリーブなどの軽食をつまんで。
その後はオリーブオイル、トリュフのお店、ワインショップなどを回り、最後は丘の上の城跡の公園でランチというもの。
他の参加者は当然外人さん……まあ僕がここでは外人ですが。
アメリカのご夫婦2組とどこかの親子連れ(あえて英語ツアーに参加していたのでフランス語圏ではなさそう)4人と単独の僕という組み合わせでした。
市場はなかなか面白く、観光客向けでもありますが、一方でオリーブとか野菜とかも普通に売っていて近隣の普通の住民の人も来るという感じでしたね。
観光客向けの市場で生のロマネスコとかズッキーニとかキャベツは売らんでしょう。
ここで食べたドライトマトのオリーブオイル和えがものすごく美味かったのですが、土産として持ち帰って途中で箱の蓋が外れると悲惨なので買うのはやめました。
荷物が全部オリーブオイル風味になってしまう。
最近よく作っているラタトゥイユはこの辺が本場らしいのですが、レストランでは見かけず。
ガイドさんに聞いてみたところ、トマトやズッキーニの旬じゃないからだろう、とのことでした。
しかし、野菜が旬じゃないから作らないっていうのはすごい拘りだな。ホールトマトでも作れるでしょうに。
この薄いパンはソッカといってひよこ豆のペーストを平たく焼いたもの。
外はサクッとしていて中は柔らかく美味しかったです。地元の人の人気の朝ごはんだそうで。
オリーブオイルやトリュフの店では試食とかさせてもらったので買わないわけにもいかずって感じで買い物しました。
でも美味しかったのでまあ良し。
参加者は総じて皆様愛想がよくて、ぼっちの僕に英語で話しかけてくれました。
僕もしょーもない英語でやりとり。
今はきちんと意思疎通したければスマホの翻訳でどうにでもなりますが、折角来たので頑張って英語で話しました。
僕の世代は聞き取りが苦手なんですよね。
読み書きと話す方はまあ何とかなるんですけど聞き取りが不慣れなせいで、相手の言った文を頭の中で構築するのに時間がかかる。
こればかりは慣れなので日頃から練習しないとね。
最後は海沿いの高台の公園でピクニックランチ。
海と空が青で素晴らしくキレイでした。青の海岸の名前は正しい。
ただ、どうも割と運が良かったようで、いつもこうとは限らないそうです。
海に靄がかかったり、それで空が青く見えなかったり、ということもあるそうな。
天気は今回もオール晴れ。旅行のときは晴れを呼ぶ僕です。
今までの旅行で雨にやられた旅行は一度も無いです。ポルトガルで半日だけ雨で動けなくなったくらいかな。
この人はガイドさん。許可を得て撮影しています。
「SNSに乗せてもいいけどかわりに口コミ書いてね、私の名前はライラよ」といわれたのでトリップアドバイザーに気合入れて長い口コミ書きました。
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オプショナルツアーは昼で解散したので、この日は駅の向こうまで歩いたりトラムに乗ったりしてました。
これはニースなのかフランスなのか分かりませんが、交通マナーがかなりあいまいでしたね。
トラムの線路に平気で車が走るし、赤信号でも歩行者は渡るし、車は歩行者がいても青ならあまりスピード落とさず突っ込んでくるし、なかなか恐ろしい。
ちなみに車はルノーとシトロエンが圧倒的に多かったです。
ルノーは日本ではあまり見かけませんが流石フランスの国民車ですね。次点がBMWとかVWのドイツ車。
日本車はトヨタのC-HRが一番多かったかな。
マツダではデミオを何台か見ました。
あと、こんな感じのメリーゴーランドが結構街中に有りました。少なくともニースで3か所とアンティーブで2か所見た。
近くに管理者用の小屋があって料金を払うと動きます。見てたら親子連れが乗ってましたので一般的なんでしょう。
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ニース駅近くの昔の駅舎を利用したらしきフードコートに行ったりしながら時間を過ごして、夜はガイドさんがお勧めしてくれたニース料理のレストランへ。
かなりの人気店でかつ狭いらしいのですが、web予約だと一人席は受け付けて無かったので開凸することにして、7時の開店まで店の傍で待って入りました。
……とはいっても入った時点でお客さんがいたので、開店時間がもう少し早いようですけど。
この店は翌日のオプショナルツアーのガイドさんもオススメしてくれたので本当にいいんだと思います。
確かに料理はおいしかった。
中は確かに狭く、テーブルの間は人が通れるスペースは無し。
店員さんが机をずらしてくれて、入ったら机を戻してくれる、という感じで面白かったです。
となりのカップルが僕の倍くらい食べてて、フランス人凄い(語彙力)って思いました。
この日食べたのはイワシに香草のペーストを載せたものと、ニース風ビーフシチュー。
イワシの方は香草がさっぱりしていて食べやすかったです。
シチューは赤ワイン風味。こちらも見た目ほど重い感じではありませんでした。
黄色いのはポレンタというトウモロコシの柔らかい付け合わせ。もう少し東の料理のイメージでしたがこの辺でも食べるそうな。
ニースの料理は軽めというか素材の味を活かす料理が多かった印象です。日本人は好きだと思います。
あと、ニースはイタリアがすぐそばため、イタリアンレストランがものすごく多かった。
フランス料理より多くない?というくらいに多かった。
二日目はここまで。