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家族"愛"たくさん貰いました  作者: 紅葉
第一章 秘密
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五話

それからさらに1年経過

時は早いもので私は4歳になりました!


特にハプニングもなく順調な人生を送っています


「お父さん!お父さん!その魔術具触りたい」


ランドルやミカリアが握ると水が出てくる不思議道具だ、



ランドルが円筒を掴むと底にある水のような透明な石から水が出てくる


「お父さん、その丸いの、何?」

「これは水を作る魔術具だ」


ランドルが掴んだ円筒には魔石が埋め込まれている

握り魔力を流し込むと底の魔石に反応して水を作ってくれるみたい


「お父さん!お父さん!私もやりたい」

私は両手を掲げ、ランドルの持つ円筒を握ろうとするが、ランドルは複雑に「アリアにはまだはやい」と言って触らせてくれない


不貞腐れたように返事をすると、ランドルは笑みを作り、私の頭をポンポンと触る

その触り方が何だか辛そうだった


そういえば「外に出たい」と言ったことがあるが、ランドルとミカリアは頑なに出してくれない


理由を聞いたら「危ないから」とか「怖い病気があるから」とか言う


だけど、窓を除けば、私くらいの年齢の子供が母親らしき人に手を引かれたりして外を歩いてるのをよく見かける


虚弱な身体って感じもしないし…


(まあいいけど、家にも面白いものが沢山あるからね)


今日は両親がどちらもいない。

ランドルとミカリアには、「ベッドでゆっくりしてないさい。絶対に外に出ては駄目よ。誰か来ても返事しては駄目、それと綺麗な石も触っては駄目」と出る前に何度も注意された


私は「はーい」と答えるだけで、全力で約束を破るつもりだ


だって物凄く暇なんだもん

何もやらせてくれないし、手伝おうかと言っても「大丈夫よ」と言って遠慮される


(外には出ないかわりに、あの魔石は触りたい)

そう思いとことこと歩き、水の出る魔術具が置いてある台所に向かった


ミカリアは私から隠すようにいつも、木製の棚に置いていたので、見つけるのは簡単だ


後はどうやってとるかだけど…


私の身長の約2倍の高さの場所に棚が壁に括り付けられており、椅子を使っても届きそうにない


(どうしよう…)

取り敢えずあの椅子かな…

うんしょ!うんしょ!ふぅー

(椅子を押し出すだけですっごい疲れるんだけど…)

よじ登り手を伸ばしてみるけどやっぱり足りない

次は枕を持ってきて椅子の上に置いた

「これ…凄く疲れる重い…」

枕を両手で持ち椅子の上に置いた

(後はよじ登り手を伸ばすだけ)

「んんんんん!」


(後ちょっと届きそう)

「やった!」

円筒を手ではたきコロコロと転がって落ちてくる


「わわわっよし!」


ナイスキャッチ!私!

がっしりと掴めたことに安堵していると、突然視界がぼやけ始め身体に力が入らなくなる


それと同時に掴んだ円筒から、水がちょろちょろと流れくる


あれっ?立てない?体に力が入らない?

枕の上で座り込みうつらうつらと睡魔が襲ってくる


あっ…これやばいやつ…?






「アア!アリ…アリア!大丈夫!」


身体をゆさゆさと揺られる

(お母さん…?まだ寝たいんだけど)


「ほえ?どうしたの?お母さん?」

「アリア、何してるの!触るのは駄目だって言ったじゃない!」

「ごめんなさい」

流石に反省だ


あの円筒を握った時に身体の力が抜ける感じはなんだろう?

よくわからない


「お母さん…私…」

私が次に言うであろう言葉を遮り、「寝てなさい」と言って毛布をかける

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