欲しい物
両親は、2歳の時点で頭の回転が妙によかったり、自我がしっかりしていたりして、変わっていて天才なのではないか。と思っていたらしい
そんな話を聞いて私はにやにやが止まらず、口元がへの字に曲がりながら答えた
「えへへ、わたしってすごかったの?」
「まあ、すごかったというより、なんというか物覚えが良かったかんじかしら、まさかここまでとは思わなかったけど、そうよねランドル」
「あっ...ああそうだな」
何故かミカリアもランドルも歯切れのない返事だ
そういえばこんな空気は、久しぶりだ。
重苦しいを常にただ寄らせていた、あの時と違って、今は柔らかい
ふと、自分は、二人にとってどういった娘だっただろう。そう思い、自分のこれまでを思い返してみる
えっとーー最初は、お漏らしをして、
一発目から億劫になりそうだ。
えっとーー!!次は魔術具を触るなと注意されたが、触ってしまってそれから、前世の知識を披露して、それから...思い出せないけどなんか色々やらかした気がする
思いつく限り私がこの家でやったことを上げていき、気づいた
私かなり、やばい子認定されてなかった?
両親が信仰心の強いオカルト集団だったら、私を神様の生まれ変わり認定して祀られてもおかしくなかったんじゃ...。
それか悪魔払いされそう
あっでもこの世界神様が存在すると思ってる人が多いんだよね。
神儀?の時だってなんか...祈ってたし
私は、う〜んと唸りながら考える
不思議な力があって、不思議な現象が発生する世界なのだから、神様が居ても不思議ではないのかもしれない
居たら文句の一つでも言ってやりたい
「お父さん魔術具って作れるの?」
私のふとした疑問を口にするとランドルは、困った顔で私を見る
「作れる...んじゃないか?」
えっ何そのハテナマーク
「実は父さんもよく知らないんだ。」
そう言ってランドルは、魔術具について教えてくれた
私の家にある魔術具は、合計7つ
1.水を作る魔術具
2.火を作る魔術具
3.部屋を照らす魔術具
4.周囲の音声を遮断する魔術具
5.片方の魔石に魔力を込めるともう片方の魔石が光だす魔術具
6.小さな傷を治癒する魔術具
私が知っているのはこの5つ
それ以外にも
7.一部の空間のみを冷やす冷却の魔術具があるみたい
「お父さんどうして冷蔵...その冷却の魔術具を使わないの?」
春夏秋冬どの季節でも、その魔術具を使ってる姿を見たことがない
「あの魔術具は、壊れてしまってな。治そうにも俺は直し方が分からない。あれらは、お貴族様の作った魔術具だからな」
「お貴族様の魔術具?」
あの魔術具達は、平民が自身の魔力を魔石に込めて、お貴族様に献上する
その預ける魔力と交換で選べるそうだ。
選択肢としては、大きく3つ
1.自身の魔力と交換での新しい魔術具を頂く。
2.魔術具を修理してもらう
3.食料を分けてもらう
「そうなんだ。でも一杯魔力を献上したら、冷却の魔術具を頂けるんだよね」
「まあ、そうだがな」
そう言ってランドルは、苦笑する。
てことは、私が頑張れば冷却の魔術具と交換できるってかとだよね〜〜
う〜〜んなんか私頑張れる気がしてきた!
「まあ、そういった話は後にしてだが」
ランドルは、突然真面目な表情に変わって、私を見る
ミカリアも同じように私を見ている
えっ!?なに??
「なあ、アリア教えてくれないか。どうやって知ったのか?」
どうやって知った?
突然すぎるその言葉の意味を最初は、ん?と声が出そうになったが、抑え込み考えて理解する
「私は、お父さんとお母さんの夜の会話から知ったんだ」
私は、記憶を辿りながら、しどろもどろに説明した
夜の両親の話からこれまでの事を全てだ。
私の話が終わり、小さな沈黙が発生した
ランドルは、俯きテーブルをじっと見ている
ミカリアは、私をじっと見ている
私もどうしたらいいか分からず、奥の壁を見ていた
すると、「アリア...」という声が耳に入り、声のした方見るとランドルが私の目を見ていた
「なあ、アリア...すまなかった」
ランドルの「すまなった」という言葉は、私が言うべき言葉なのにランドルが先に言っていた
「どうして父さんが謝るの!?」
「気づいてやれなかった。今まで俺が言ってきた愚痴はどれだけアリアを追い込んできたか...」
それは、おかしい
お父さんとお母さんに知らずに守られてきた
私が家でのんびりと過ごしている間に、外で両親は大変な思いをしていた
なのに...
「私もごめんなさい。」
ミカリアも「ごめんなさいアリア」と言って私を見る
また沈黙が続いた
ランドルが、この空気に絶えれなくなり技と明るい声で言った
「アリアなにか欲しいものはあるか?」
突然話の変更に私は戸惑いながら考える
ほしいもの?うーーん
「なにかお掃除道具を買ってやろう。何がいい?」
「えっ!?何で!いらない!」
別に私掃除好きでやってるわけじゃないよ!
「違うのか?いつも家の掃除をしているじゃないか?」
「それは深い事情があって」
「そうなのか?歌を歌いながら床を磨いてる姿をよく見かけるが」
見られてた!
恥ずかしい!!
「もうプレゼント貰ったよ」
私は、棚に置いてある髪飾りに視線を向けながら言った
「あれは、誕生日プレゼントだ。これからあげるのは、ただの俺達からのプレゼントだ。特別な日でもないただのな。」
そう言われると何か貰わないといけない気がしてきた
でも欲しいものがない
「物ではなく、外に出てみたいです」
外という言葉に、一瞬眉を寄せ難色を示した
「なあ、アリア分かってるんだよな?」
「分かってる。外に出たら私がどんな目で見られるのかを。だけど受け入れないと、知らないといけない気がする。」
私の決意の目を見て、ランドルは「ああ。わかった」と言って渋々了承してくれた
次の日
何故か自室の一角に箒、ちりとり、バケツが置かれている
どれも新品みたいで、誰か使われていた形跡がない
どうやら、私へのプレゼントらしい
どうして!私ほしいって言ってないよ!!と心の中でツッコミながら箒を握り掃除を始める。
まあ、今まで使っていたのはボロボロで変えるべきかなーーと思ってからいいけど
投稿できなくてすみません!
もう少し投稿頻度を上げます!




