リスタート
竜崎先生をリーダーとする特殊統合医療救急科の初合わせ行われた。
「なんで、お前達がいるんだよ」
嫌そうな顔して声をかけてきたのは、以前、金田先生体制の時、主任であった人見 直哉である。
この人見は金田先生の右腕と言われていたらしいが、私は、自分の意思を持たない、金田先生の腰巾着だと思っている。
「何、なんか文句ある?」
「文句って、ここは金田先生が築き上げてきた、救急科だぞ。お前みたいな、お荷物科に回された奴に用はないんだよ!」
「その金田は問題を起こしてクビになったんですて?ねぇ京子さん」
「やめなよ。マリナ」
京子は私の白衣を引っ張りながらいった。つかかってきた、人見は、悔しそうな顔をして、マリナを睨みつけていた。
そんなやりとりをしていると、ガチャ、ドアが開き、竜崎先生と眼竜先生が、入ってきた。
「はい、みんな、静かに!私に注目してねー」
とびっきりの笑顔で言う竜崎先生。多分、多くの男性は竜崎先生に見惚れてしまい、静かにするだろう。
「皆さんもご存知の通り、救急科の科長であられた金田先生は、お辞めになられました。それで、2つあった救急科を一つにまとめ、新しくスタートする事になり、私、竜崎 楓が新しい科長として、配属されましたので、よろしくお願いします!」
竜崎先生が挨拶を終えると一同、拍手で迎えた。
「それで、この特別統合医療救急科の主任は眼竜先生にお願いする事としましたので、眼竜先生、挨拶よろしくお願いします」
紹介された眼竜先生を見ると、頭をかいて、すごく面倒くさそうな顔していた。
「面倒くさ!」
やっぱり
「なんか、言いました?眼竜先生?」
「いや、別に…」
竜崎先生強し、眼竜先生に有無を言わせないなんて。過去に何かあったのかな?
「あー、そこの、鬼…」
鬼と言った眼竜を睨みつける竜崎先生
「あ、いえ、美しい竜崎先生にご紹介にあずかりました、眼竜。よろしく」
なんでこんなに上下関係があるんだろ?2人は昔、付き合っていたのかな?その時の弱みを握られているのだろうか?
そんな事を考えていると、人見が竜崎先生にいった。
「竜崎先生!眼竜先生が、主任って事は、主任が2人になってしまいますが」
「何言ってるの?人見先生。統合して、科長だった眼竜先生が主任になったんだから、主任であったあなたは、もちろん、平になるに決まってるじゃない?」
「えっ!そ、そんな。納得いかないです」
「納得いかないって言われてもね。新しい、院長が決めた事だし…諦めて」
「そんな…」
人見先生の声で小さく「眼竜め」と聞こえたような気がした
「まぁ、兎に角。この体制で行くからよろくね!では、解散!自分の仕事に戻って」
手をパチンと叩いて竜崎先生は皆を解散させた。
「あ、本庄先生」
私は振り向いて自分のデスクに戻ろうとした時、竜崎先生に声をかけられた。
「はい?なんですか?」
「今日、仕事終わったら、少し付き合ってくれない?」
「はぁ。いいですけど…」
「ありがとう!じゃあ、今日も一日頑張りましょう!」
竜崎先生は鼻歌を歌いながら自分のデスクに戻っていった。




