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病院に着くと、金田先生と救急科のスタッフが入口で立って待っていた。


「後は、私達に任せろ」


金田は救急車から降りてくる私に言った。


「私も何か手伝います」


「結構だ!余計な人がいるとチームワークが乱れるからな。とっとと、掃除に戻れ!」


そう言うと、金田はストレッチャーで横になっている患者を救急治療室に運んで行った。


「ふ〜ん。何よ!偉そうに…」


私は.清掃に戻ろうと思ったが、金田の言いなりになるのは癪なので…家に帰った。決して、清掃が嫌だったわけじゃないからね!


次の日、病院に出勤すると、職員達が大騒ぎしていた。


「ねぇ、なんかあったの?」


私は、病院の玄関口で騒いでいた医事課のスタッフに聞いた。


「あ、本庄先生!?」


私に声をかけられてビックリした様子だった。


「あの…その…しっ、失礼します!」


その場を逃げていく、医事課のスタッフ達


「えっ!何?なんなの?」


私は、なぜ逃げられたのかわからないまま、特別救急医療科の部屋に行った。


「おはよ〜」


「おはよう。じゃないですよ!マリナ先生!まずい事が起きたんですよ!」


「まずい事って?」


「これですよ!これ」


狩野は私に携帯の画面を見せてきた。そこには、

「病人を見捨てる○眼先生。有名になったからって、調子乗ってる!」

というコメントと一緒に、昨日、眼竜先生が患者さんを見捨てて、去っていく写真がツイートされていた。


「何これ!」


「ヤバいですよね〜。どうしましょう」


「私、これじゃあ、私の顔、鬼じゃない。最悪!」


「いやいや、そこじゃないですよ」


「知ってるわよー。冗談よ。冗談」


「もう!冗談じゃないですよ〜!」


狩野は珍しく怒っている様子だった


「このツイートのせいで院長からの呼び出しがきたんですよ〜」


「……ですよね」


次から次へと問題がもう泣けてくる

眼竜先生が出勤してから私達は院長室に行った。そこには、毎度の事ながら、金田の姿があった。


「これを、なんで呼び出されたか、わかるかな」


眼竜先生が答えないので私が代わりに答えた。


「はぁ、何の事でしょう」


私は、とぼけてみた。


「知らないとは言わないよなぁ!これの事!」


金田先生は私に朝、狩野と話してた、ツイートの内容を見せてきた。


「あー、これですか!酷いですよねぇ〜、これじゃあ、私の可愛さが台無しですよね!」


「そう言う事じゃないんだよ!」


怒鳴る金田


「まぁまぁ、金田くん。落ち着きなさい」


「はぁ、失礼しました。院長」


「眼竜先生。なぜ彼を放置したのかな?」


答えない眼竜先生


「答えない…。まぁ、いいでしょう」


「当院としてもですね〜。患者を見捨てるようなドクターは必要ないんですよ。この意味わかりますかね」


黙る眼竜


「黙りですか。しょうがないですね〜。眼竜先生。君はクビです。即刻この病院から出ていきなさい!本庄先生あなたもです。」


「私もですか?」


「チームなんだから同罪です」


「えっ!そんな」


私がショックを受けていると眼竜先生は何も言わず振り向いて院長室から出て行った。


「ちょっと待ってください!眼竜先生!」


私は眼竜先生の後を追いかけていった。


「やりましたね。院長」


「素晴らしい案だったよ。金田くん」


院長はタブレットをさすりながら、言った。


「詐病を使うなんてなぁ。」


「ええ、どうやってやってるかわからないですが、奴の診断は正確ですからね。そして、奴は病人にしか興味はない。絶対に見捨てると思いましたよ」


「そして、謝罪会見を開いて、当該医を懲戒処分としたと誠意を見せれば、痛手は少なくて済む。素晴らしい作戦だ」


院長と金田は院長室で高笑いをしていた。




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