その95:『紹介という名の生け贄』
前向きに。
“ホテルに行こう”と言われて逃げた
僕の携帯が鳴りっぱなし
“なんで、僕の番号知ってるの?”
“A君から聞いた” A君はもう友達ではない
“なんなんですか?”
“ホテル行こう” “そればっかり”
“この前、走ってにげたでしょ”
“逃げたとわかっているならかけないでください”
“ホテルに行こう”と言われて逃げた
僕の携帯が鳴りっぱなし
“いきません” 凜とした態度で断った
“じゃあ、誰か紹介して”
“嫌です” “私も誰か紹介するから”
“マジで?”
“じゃあ、今度は2対2で”
僕は知人の中で最も女性が好きな60代男性を選んだ”
綺麗な子を紹介してくれたので
すぐに2組に別れた
僕は綺麗な女性を手に入れた 超ラッキー
60代男性からはクレームの電話が鳴った。
美人は その微妙な女性の娘だった。
“気に入らなかったですか?”
“気に入らないよ。君が羨ましいよ”
“誰か男性を紹介したら、誰か女性を紹介してくれますよ”
“そうか、そうしよう”
少しの罪悪感 でも僕は美人の女性を手に入れた
まさかこんなラッキーな展開になるとは
先のことは わからない
明るい笑顔で今日も暮らそう
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