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その58:『負けるわけにはいかない』
時として、負けられない戦いがある。
国道沿いの 空き地に立つ
日が暮れて 暗い中で立つ
奴の車が 現れた
車を停め 奴が降りてくる
国道沿い 2人 空き地に立つ
日が暮れて 暗い中で立つ
奴は 強い 元ボクサー
こちらに 近づいてくる
奴は僕を敵としてみている
僕も奴を敵としてみている
男には 負けられない戦いがある
自分の女房と寝た相手には 負けられない
寝取られました 殴られました
それじゃあ とても 目も当てられない
一歩一歩 歩いてくる
街灯があっても 薄暗い
奴の身体が近づいてきた
ここだ 僕は木刀を一振り
僕は 草むらに木刀を
隠していたのさ 気付かれぬように
ボクサー相手に 何の準備も無く
のこのこ来るわけないだろう
奴は僕の目を見ている
怯えた目で見ている
さあ お仕置きの時間だ
倒れた奴 僕は馬乗りで殴ったよ
ガードの上からガンガン殴ったよ
あれだけ偉そうにしていたのに
もう 泣いているんだよ
木刀1本 “卑怯”と言われてもいい
負けられない戦いだったんだ
虚しい戦いだったんだ
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