74話
「さてお主らはどこの手のものじゃ?」
「・・・」
「口を割らぬか」
「・・・」
「仕方ないの」
「・・・」
「カイル殿」
「どうしましたか?」
「この者達なんじゃが」
「口を割りませんか?」
「どうしたものかの~」
「こちらで処分しましょうか?」
「次々にこの手の者が来るからの」
「面倒ですね」
「そうなのじゃ~」
「ではこうしましょう!」
空間座標指定・・・範囲指定・・・芯陽珠・・・チェーン魔法「3人スリップ」
「この魔法をあげます」
「ほうほうほう!なるほどの~」
「ではでは実行しましょうか」
「そうじゃの~」
「お主達を開放する」
「・・・」
チェーン魔法「3人スリップ」
「・・・」
「ついでに・・・」
空間座標指定・・・範囲指定・・・転移・・・周囲100㎞分散
「・・・うわあああああああああああああああああ」
「・・・どこだ?」
「誰かいるか?」
「一人かではギルドに戻って報告せねば」
「・・・で、今戻ったわけです」
「半年だぞ?」
「どこか分からずに山の中を徘徊してましたので」
「まあ良い、で、泉の謎は分かったか?」
「近づくとどこかに飛ばされるようです」
「どの辺りまで飛ばされるのか検証しないとな」
「あれからも人員を送り続けているが戻ったのはお前たちが初めてだ」
「そうですか」
「あれをどうにか手に入れれば・・・んん?」
すてん
ごろん
べしゃ
「なんだ?立てないぞ?」
「俺もです」
「どうしましたか?」
「いきなり立てなくなった」
「肩をお貸しします」
「悪い、動こうとするとコケる」
「大丈夫ですか」
すてん
ごろん
べしゃ
「私も立てなくなりました」
「なにい?」
「指動かすだけでコケる」
「誰か居ないか?」
「はい!」
「椅子を持ってきて座らせてくれ」
「はいい」
「おい何人か来てくれ」
「大丈夫ですか?」
「動こうとするとコケるんだ」
すてん
ごろん
べしゃ
「おいおいおい」
「どんどん人が増えても立てなくなってるぞ」
「立とうとして指一本動かすだけでコケる」
「立てない」
「なんでだ~」
すてん
ごろん
べしゃ
すてん
ごろん
べしゃ
すてん
ごろん
べしゃ
「一人が感染者となって組織と認定した者に感染するスリップ魔法」
「動けなくなりますから最悪ですよ」
「まずはトイレに行けないから悪臭が立ち込めて空腹で死んでいく」
「助けが来ても感染した者の仲間ならば感染して立てなくなる」
「一領主もしくは一国が亡ぶのう」
「まあ悪い奴がいる国が亡ぶだけですから」
「どこまでが関係者か分かりませんからね~」
「欲深い奴が間者を送り込むだけで滅びまくるので平和になるでしょう」
「そうじゃの~」
この魔法により36の領主町と22の国が滅びた




