60話
「さてこの子どうしますかね~」
「食べちゃおうかみゅ~?」
ビクッ
「きゅ~ん きゅ~ん きゅ~ん」
「言葉は分かるようですね」
「では・・・」
空間座標指定・・・範囲指定・・・魔石スキル追加・・・人言語
「きゅ~ん 助けて 助けて」
「これでしゃべれますね」
「本当みゅ~」
「喋ってますね」
「助けて」
「貴方お名前は?」
「・・・ボルミレスト」
「ボルジャックの娘?」
「孫だよ」
「へ~ボルジャックは居ますか?」
「じいじはあっちの山の麓に居るよ」
「じゃ~会いに行きますか」
「ええ?」
「ドラゴンに会うの?」
「ややや!倒すのかみゅ~?」
「いえいえ知人なので」
「じいじの知合い?」
「そうですよ」
「じいじには内緒にして」
「・・・負けた事?」
「ココで会った事」
「・・・君、家出中?」
「そ、そんな事ないよ」
「君、人になれる?」
「・・・なれない・・・よ」
「ふ~ん、それが原因か?」
「・・・」
空間座標指定・・・範囲指定・・・魔石スキル追加・・・人化変化
「ややや!~可愛いみゅ~」
「可愛いですね~」
「可愛いな!」
「え?え?え?私、人になれてる?」
「なってるよ」
「なってるみゅ~」
「なってますね」
「え?え?え?あなたがしてくれたの?」
「そうですよ」
「い、いつまで?」
「あなたの魔石に追加したので自由ですよ」
「やった~、これで学校に行けるよ~」
「学校?」
「学校に行くのかみゅ~?」
「ドラゴンの学校ってあるんですか?」
「ドラゴンが行ってる学校はある」
「そうそう!それそれ!」
「なんでですか?さっきまで喋れなかったのに」
「・・・友達が行ってるの」
「ああ~その子と仲良しなのね」
「仲良しの友達が行ってるなら行きたいみゅ~」
「そうそう!」
「ドラゴンの学校ではなくドラゴンが通ってる学校だから駄目だったんだね」
「???どう言う事かみゅ~?」
「ドラゴンの学校なら問題ないかもしれませんが
ドラゴンが通っていたなら人の学校って事です」
「そうそう!」
「ああ~それで喋れないし人化も出来なかったから反対されたと?」
「そうそう~」
「で、家出中~」
「そうそう~」
「でもこれで帰れるみゅ~」
「そうそう!」
「で勉強はドコまで出来るの?」
「ええ?」
「ええ?」
「んんん?」
「学校に通う様に勉強していたんじゃ?」
「ええ?」
「文字は書ける?」
「・・・」
「数字は?」
「・・・」
「魔法は?」
「・・・」
「・・・何しに行くの?」
「・・・楽しそうだったから」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「それは反対されるね~」
「そのまま行ったら討伐されてたかも」
「だって・・・メイが楽しそうに学校の事話してくれたから」
「メイって子が友達なんだ」
「そのメイってドラゴンは何が得意で学校に行ってるみゅ~?」
「えええ?違うよ?メイは人族だよ」
「ああ~そう言う事か~」
「自由に行ける学校もあれば試験で入る学校もある」
「・・・ええ?」
「試験だから字が書けないと・・・」
「・・・ないと・・・?」
「試験を受けれない」
「・・・受けれないと・・・?」
「学校に行けません」
「行けないのおおおお?」
「字が書けても試験の内容が分からないとダメですよ」
「・・・???」
「あ~例えば・・・1+1=2」
「これって何?」
「あ~こっちの子が1人で1って事、でコッチの子が1人で1って事
で1+1=2で2人って事」
「へ~パチパチパチそうなんだ~」
「ややや!ボルミちゃんはいくつ?」
「ミレーは2歳です」
「2~???」
「赤ちゃんでしたか」
「ミレーは赤ちゃんじゃない!!」
「・・・ミレーの友達のメイはいくつ?」
「ええ~っと、たしか13歳って言ってたよ~」
「じゃ~メイは12歳で学校に入ったはずだからミレーも10年勉強しないとね」
「ええ~~~メイと学校行きたいのに~」
「メイは学校へ勉強に行ってるんだよ」
「・・・勉強って?」
「文字や数字を使ったさっきみたいのだよ」
「・・・遊ぶんじゃないの?」
「ま~遊ばないみゅ~」
「んん~じゃ学校はいいや」
「メイって子は良く来るの?」
「こないだ来たトコだよ」
「それでその時仲良くなったんだ」
「そうそう!」
「で学校に行きたいって言ったらダメって言われた?」
「そうそう~」
「それで家出した」
「そうそう!」
「でもよく仲良くなれたね~」
「あの時貰って食べたのが美味しかったの~」
「・・・餌付けられたのか~」
「美味しかったの~」
「よだれ!垂れてる!垂れてる~!」
「お腹減ってるみゅ~?」
「んん~ちょっと減ってるかな~」
収納座標指定・・・範囲指定・・・オークの照り焼き
「はい!あ~ん!」
「あ~ん!あむあむあむ!んま~~~~~~~~!」
収納座標指定・・・範囲指定・・・コカトリスの唐揚げ
「はい!あ~ん!」
「あ~~~んあむあむあむあむあむ!んんま~~~~~~~~~~~い!」
収納座標指定・・・範囲指定・・・ソードファングハンバーグ
「はい!あ~ん!」
「はいはいは~い!あ~~~んあむあむあむ!!!
なにこれ?超んまいよ~~~~~~!!!」
収納座標指定・・・範囲指定・・・アーマーボアの蒲焼
「はい!あ~ん!」
「あ~~~ん!あむあむあむあむあむあむあむ~蕩ける~~~~!」
「あの塊肉何キロあった?一口?」
「ハンバーグも2~30個あったみゅ~」
収納座標指定・・・範囲指定・・・山鯨のステーキ
「はい!あ~ん!これで終わりだよ~」
「あ~~~ん!あむあむあむあむあむあむあむ~」
「山鯨だけあって大きいね~」
「あむあむあむあむあむあむあむ~」
「でも一口ですよ、2歳でも大きいはずです」
「あむあむあむあむあむあむあむ~」
「お終いって聞いたから堪能してるみゅ~」
「あむあむあむあむあむあむあむ~」
「さてソロソロですかね?」
「もうすぐだよ~」
「あそこの大岩曲がれば・・・」
「あれ?じいじ?」
「カイル殿でしたか~孫が世話になった様で・・・」
「あれ?」
「なに?」
「んん?」
「なんじゃ・・・孫じゃな」
「お兄ちゃんだ~」
「ミレーをどうするつもりだー?!」
「えらい勢いで突っ込んで来るぞ!」
空間座標指定・・・範囲指定・・・収納
「ちょっと躾けて来る」
「・・・お手柔らかにお願いします」




