52話
「これからどうするんですか?」
「ボッコボコにバッタ倒して懸賞金貰うつもりが・・・」
「やられそうになって隠れてた・・・と」
「もう一銅貨無しなんよ~」
「装備はどうしました?」
「この体型に合わなくなるし、この体型に会う物もないし~」
空間座標指定・・・範囲指定・・・空間固定・・・軽 鎧・・・固定
空間座標指定・・・範囲指定・・・空間固定・・・ブーツ・・・固定
空間座標指定・・・範囲指定・・・空間固定・・・爪籠手・・・固定
空間座標指定・・・範囲指定・・・空間固定・・・額当て・・・固定
空間座標指定・・・範囲指定・・・空間固定・・・ナイフ・・・固定
「こんなんで良いですか?」
「うっわ~!これって!これって!」
「ココで着替えるんじゃない!」
「ばっちり決まってる?」
「はいはい!可愛いですよ!」
「ややや!へへへ~でもでもなんで?」
「なんでとは?」
「前にお願いした時はダメだったじゃん」
「なんででしたっけ?」
「んみゅ~覚えてない~」
「確か・・・お酒を大量に飲んでて・・・」
「暴れてたような~」
「確か防具一式渡した翌日に無くしただったかな?」
「それで、もっかい頼んだんやったっけ?」
「確か・・・それでしたね~」
「ごめんにゅ~もう無くさない!」
「今回は使用回数制限も付けてませんから」
「やった~買い直ししなくて済む~」
「子供用の防具なんて中々ないですからね~」
「コレで一安心~やん」
「もうお酒は飲んでないんですか?」
「この姿ではお酒は売ってくれないからね~」
「普通に成長するなら成人まで我慢ですね~」
「ややや!がんばるよ~」
「んで他の村人は?」
「散り散りに逃げってたよ~」
「他には残ってなさそうですね」
「マキヒメはどうするんですか?」
「バッタ退治で稼ごうと思ったんやけど~」
「逆にやられそうで隠れたと?」
「そ~」
「そんでその次は?」
「この村と近隣の村へ行こうかと」
「んじゃ一緒に行くかい?」
「お願いしまっす!」
「近隣の村に何か情報持ってる?」
「あっち側が村の方向でバッタ被害はわかんない」
「そうですか~」
「でもちょっとヤな噂が・・・」
「???何???」
「姥捨て山があるらしいんよ」
「姥捨て山?・・・とは?」
「年やケガで動けない老人を山へ捨てちゃうらしい」
「ありゃ~」
「あくまでも噂らしいんでその調査も兼ねて~」
「それって摘発しても解決できます?」
「・・・無理かな~?」
「無理でしょ~」
「原因は?」
「多分貧困では?」
「捨てるなって言うだけでは解決しない?」
「村の中で餓死者がでるのでは?」
「ですね~」
「ま~現状確認に行きますか?」
「ですね~」
「んんん?」
「婆ちゃんどうした?」
「はい~のんびりしとりますな~」
「のんびりって、魔物も出るだろ?」
「そ~ですな~」
「迷ったんか?」
「んにゃんにゃ違いますな~」
「ほいじゃ何しとるん?」
「のんびりですな~」
「でもココじゃ危ないやろ?」
「そ~ですな~」
「誰かに何か言われてるんか?」
「・・・違いますな~」
「ま~ココは危ないから送って行こう」
「・・・帰る家がないんですな~」
「姥捨て山の噂は本当だったんか?」
「・・・ワシが役立たずやからやな~」
「そんな事ない!!」
「婆ちゃんたちが頑張ったから今があるんやろ!」
「しかしワシも老いたからな~」
空間座標指定・・・範囲指定・・・身体スキャン
空間座標指定・・・範囲指定・・・時間操作・・・範囲確定・・・実行
「ば・ば・ば・ばあちゃん?」
「どうしたんかな~」
「何があったん?」
「体が軽いな~」
「婆ちゃん名前はなんて言うん?」
「ワシはミドルウッドですな~」
「昔の格闘家の名前みたいですね~」
「昔格闘してたからな~」
「ええ?神貫手のミドルウッド?」
「そ~呼ばれてましたな~」
「本物?」
「そ~ですな~今なら波起こさず貫手が出来そうですな~」
「水の底の物を波紋立てずに抜き取るってやつ?」
「それでなくても・・・ほい!」
「これって・・・何?」
「そこの木で薪とったんやな~」
「木に穴が空いてる」
「戻したら引っ付くな~」
「これ戻すの?」
「わ?わ?わ?戻った?引っ付いた?!」
「な~」
「スゴイ!スゴイ!スゴイ!」
「照れるな~またできる様になるとはな~」
「コレで戻れるんでは?」
「・・・新しい村長の命令なんでな~戻れんな~」
「行くトコあるん?」
「・・・ないな~」
「んじゃミドルウッドさんうちの村に来る?」
「どこですかな~?」
「メイソン村です」
「そこの村長さんに気に入ってもらえますかな~?」
「気に入りました!」
「???」
「僕が村長のカイルと申します」
「へ?」
「ミルさんカイルがメイソン村の村長なんだよ」
「貴方の村へ行っても良いのかな~?」
「大歓迎ですよ」
「ではこのハンドルをどうぞ」
「何かな~?」
「どこでも、空間でも良いのでハンドル回してください」
「回すのかな??開いた?え?何?」
「入って入って!誰かいるかい?」
「おお~村長どうした?」
「この方ミドルウッドさん新しい村人です」
「そうかそうか、んじゃ色々説明が居るな、案内するよ」
「任せた!」
「えええっと」
「この人オーツさん、この人良い人だから色々教えて貰ってね」
「ありがとな~」
「ではでは」
「またね~」
「ありがとな~」




