4話
村に到着すると3人は固まった
「どうしました?」
「え?いや!だって家がないよ?」
「ああ!そうですねーこの村に建物は無いです」
「あの板だけあるけど・・・何?」
「ドアです!出入りするドアです」
「ドア?」
「とりあえず行きましょう、行けば分かります」
ドア件看板が並んでいる村
慣れているので忘れていたが知らない人には分からないだろうなあ
「このドアが看板にもなってますよね?分かります?」
「ああ!宿屋だな?」
「そうです!開けてみて下さい」
ゴードンさんは恐る恐るといった感じでドアを開ける
カランコロンカラン
「はい!いらっしゃいお泊りですか?」
「うお!普通に中は宿屋だ!」
「あらこの村初めてですか?って村長ー」
「メイヤさんただいまーお客さん連れて来たよ」
「あらあらーありがとうございます」
ドアを開けると普通に建物内部が存在する
ただし広い!ドアだけだったのがウソの様な広さである
受付のカウンターがあり、それ以外は壁にドアが並ぶ
開けると広い空間があるんだろうなーとゴードンが見渡してると
「それじゃーゴードンさん、モッチさん、レオナさん宿屋でゆっくりして下さい
僕も帰りますので、武器・装備の購入やアイテムボックスレンタルも
この村でしてますのでー」
「ああ世話になった・・・って、これから世話になる、よろしくな」
「これからこの盾で稼ぎますよ!」
「バリバリ稼いじゃうからね~」
「これからご贔屓によろしくですよ~」
「村長ー顔ー!!」
(さて帰るか~)
「みんなもお疲れ様でしたー商売は明日からだからゆっくり休んで下さい」
「頭~お疲れでした」
「頭言うな!!」
「ボス~お疲れ様です」
「ボスじゃねーよ!!」
「村長では明日ですね」
「はいお疲れ様ー解散!解散!」
みな其々のドアに入っていく
自分も一際大きな場所のドアを開ける
「ただいまーお帰りー」
一人なのは寂しいなー
「お帰りー村長ー」
「ええ?ジュナさんなんで居るんですか?」
「村長がソロソロ帰ってくるんだろうなーって」
「待っててくれたんですかー?」
「お茶飲むでしょ?」
「僕が用意するんですよね?」
「よろしくね~!」
キッチンへ行って
収納座標指定・・・範囲指定・・・お茶の葉
戸棚から急須・茶碗×2を出す
蛇口の魔石に魔力を流す
水とお湯の蛇口を間違えない様にお湯を出す
急須にお湯を入れ温める
お茶椀にお湯を注いで
急須にお茶の葉を入れる
お茶椀のお湯を急須に戻す
収納座標指定・・・範囲指定・・・煎餅
急須・お茶椀・煎餅をお盆に載せてジュナさんのいるトコへ戻る
「それでお土産待ってたんですか?」
「それもあるけど皆「もう戻るのか?」
「商人から聞かれるけどいつ再開する?」
「無事に帰ってくる?」って私見る度に聞いてくるのよ?
だから村長が帰ったらスグわかる様に待機してたのよ~」
収納座標指定・・・範囲指定・・・お茶の葉&お団子
「それはお疲れ様でした~はいお土産のお茶とお茶請けです」
と言って今飲んでるお茶と違う種類のお茶、お団子をアイテムボックスから出す
「ありがと~ございます!!」
「明日から商売も再開しますよー
武器・装備・アイテムボックス・食料・素材の販売しますよ
商人さん達も安心するでしょう
それと村の近くでオークの集団が出たんですけど、最近何かありましたか?」
「冒険者の方達があちらこちらで魔物の群れをよく見かけたそうですよー」
「何かに住処を追われたのか、どこかで魔素が高濃度の場所があるのか、他の原因か」
「偶々とか?」
「偶々にしては多かったよー、まー明日調べてみるよ」
年内にもう少し投稿したいです