39話
しかし昔の面影もない
・・・ほとんど話さない
もしかして別人?
成り替わされている?
あの色々やられた事を考えても
別人を宛がわされたか?
ナノサイズゴーレムが干渉していない場所にいる?
イリーヌ族関係者が一番集中していた所を集中的に探してみるか?
空間座標指定・・・範囲指定・・・探索
カドウの国の近くに一番ナノサイズゴーレムが集まってる
空間座標指定・・・範囲指定・・・探索
やはりタエンの居た所が一番多い
空間座標指定・・・範囲指定・・・探索
地下?に集まってる?
空間座標指定・・・範囲指定・・・探索
神殿?と言うか協会の様な造りが地下にある
空間座標指定・・・範囲指定・・・探索
他は何もない
空間座標指定・・・範囲指定・・・探索・・・地下100m
何もない
空間座標指定・・・範囲指定・・・探索・・・地下500m
何もない
空間座標指定・・・範囲指定・・・探索・・・地下1000m
何もない
空間座標指定・・・範囲指定・・・探索・・・地下5000m
何もない
空間座標指定・・・範囲指定・・・探索・・・地下10000m
何もない・・・いや居る
空間座標指定・・・範囲指定・・・探索・・・地下50000m
何かある
クリスタル?
その中にタエンが居た
なるほど、そこから地下協会にいるニセタエンに指示して操っていた
そう言う事か
空間座標指定・・・範囲指定・・・収納
収納座標指定・・・範囲指定・・・魔石
収納座標指定・・・範囲指定・・・手首足首次元移動・・・空間固定
収納座標指定・・・範囲指定・・・頭部以外の骨
さてと
収納座標指定・・・範囲指定・・・タエン
「よう久しぶり」
「な?な?なぜ?ぐああああああああああああああああああああああ」
「ああ痛みは来たか?」
「何をした?ぐああああああああああああああああああああああああ」
「まず魔石を抜いた
次に手足首を別次元に飛ばして固定した
そして頭部以外の骨を取った」
「はあはあはあぐあああああああああああああああああああああああ」
「痛みでそれどころじゃないか?」
「何故だ?ぐあああああああああああああああああああああああああ」
「どうやって見つけたか?って事かな?
もしかしたら次があるかもしれないから
教えないよ」
「ぐあああああああああああああああああああああああああああああ」
「さてさてなぜ裏切ったんだ?タエン」
「・・・」
取りあえず左腕を殴ってみる
「ぐあああああああああああああああああああああああああああああ」
「もう一度聞くぞ?何故だ?」
「はあはあはあ」
次は右腕も殴ってみる
「ぐあああああああああああああああああああああああああああああ」
「あんまり手間掛けさせるなよ」
右足を殴ってみる
「ぐあああああああああああああああああああああああああああああ」
「まだ言わないか」
左足を殴ってみる
「ぐあああああああああああああああああああああああああああああ」
「次は腹でも殴ってみるか?」
「言う!言うから少し待ってくれ」
腹を殴る
「ぐあああああああああああああああああああああああああああああ」
「早く喋ってくれよ」
「あ、あの時はノーダに言われたんだ」
「ノーダって一時雇用した傭兵の?」
「そうだ、ノーダはカドウの国と繋がっていて
その暗部と画策していた」
「画策?何を?」
「帝国との戦争だ」
「あの時カドウの国はスラムの様な場所だっただろう」
「そうだけど暗部の前身の暗殺ギルドがあった」
「それは知ってる」
「その暗部にヨシムがいた」
「ノーダはヨシムを恨んでいただろう?」
「そう思わせていたんだ」
「狙いは何だ?」
「メイソン村だ」
「うちの村?」
「村と言うよりアイテムボックスと言う技術だ」
「それで何故お前が裏切るんだ?」
「あの時習った空間魔法であんたに近づいたと思ってた
だからあんたを超えたかった」
「お前に教えたのは初歩だけだろう?」
「その初歩だけでここまで来れたんだ」
「あー身代わりとか見事だったし
空間魔法を避けるのもしてやられたな」
「アイテムボックスの技術もメイソン村でしていた様に
自分でできると考えていた」
「それは出来なかっただろう?」
「どれだけレベルを上げても無理だった
なぜだ?」
「空間魔法だけでは足りないからだ」
「時間魔法を足した時空間魔法か?」
「その通りだ」
「あの時はあんたを超える事しか考えてなかった」
「で、裏切りパーティ全滅を考えたのか?」
「悠斗が死んで他は助かったから
すぐにばれると考えた」
「で、色々画策して対抗してこうなったって事か?」
「もう逃げられない」
「まあ逃がさないよ
あとはニセタエンが教えてくれるだろう」
「どうなる?」
「向こうでゆっくり聞いてくれ」
「???」
空間座標指定・・・範囲指定・・・空間固定・・・干渉不可解除
空間座標指定・・・範囲指定・・・空間固定・・・封鎖解除
空間座標指定・・・範囲指定・・・転移・・・タエン
空間座標指定・・・範囲指定・・・空間固定・・・封鎖固定・・・干渉不可固定
タエンもニセタエンがどんな目に合っているか理解したのだろう
「どうすれば助かる?」
「あそこに居るニセタエンが許してくれたら・・・あるいはな?」
「ツウジノ!分かるか?私だ!タエンだ」
「・・・タエンは俺だ」
「HA・NO・BU・RU・TE・・・私がタエンだ」
「タエンさ、ん?・・・俺?」
「よく今まで頑張ってくれた」
「・・・お前の所為で・・・」
「これで契約はなったとしよう、なので一言許すと言ってくれ」
「お前もここで同じ目に合えば許さないと分かるだろう」
「それじゃー話は付いたみたいだな」
「待ってくれ」
「待ってくれ、俺はタエンではなかったんだ」
「そうみたいだな」
「それじゃあ・・・」
「それじゃ~あばよ」
「ま、待ってくれ」
これでタエン関係は終わった
次はカドウの国だ
空間座標指定・・・範囲指定・・・転移・・・カドウの国
空間座標指定・・・範囲指定・・・次元移動・・・姿投影
「なかなかに人は残ってる様に見えるがね~」
「おい!お前こっちの門に並べ!」
「いや結構!」
「何?こっちは兵が出払ってて人手不足なんだ!手を掛けさすな!」
「王かメイソン村担当者を出せ」
「な?!」
空間座標指定・・・範囲指定・・・カドウの国・・・封鎖
「メイソン村の村長が来たと伝えろ」
「お前がコッチに来い!」
兵が捕まえ様とするも別次元にいるので触れない
「1時間待ってやる」
「な、何?」
「早くしないと帰るぞ?」
「・・・」
兵士が急ぎ中央へ走って行く
「それとカドウの国へ入ろうとする者の達へ告ぐ
カドウの国は潰す事にしたので入らない方が良いぞ?
入っても出られないからね」
ザワザワしつつも入って行く者とどこかへ行く者に分かれる
そして1時間が経った
「1時間待ったが出て来ないので次10日後に来るよ
それまでに結論出しておけよ?」
兵士に告げて帰ろうとする
「待ってくれ!」
「なんだ?」
「カドウの国へ入った者が出て来れないんだが」
「ああ!そう言う風にしたからね」
「ええ?」
「10日後に来ても死なないだろう?入れるんだから
入れもしなければ10日持たないかもしれないだろう?
但し次来た時も対応しなければ誰も出入り出来なくなるからね!」
「伝えておきます」
10日後
「メイソン村の村長が来たと伝えろ」
「はい!」
「こちらへ」
城下町を進み王城へと進む
キン、キン
自分を通過して地面に刃物が落ちる
「熱烈歓迎だね」
「・・・」
途中何度か暗殺者からの攻撃が来る
が、何事もなく部屋へ通される
「そちらの出方は分かったと伝えてこい」
「・・・」
空間座標指定・・・範囲指定・・・カドウの国・・・完全封鎖
空間座標指定・・・範囲指定・・・食べ物・飲み物・・・収納
1時間経過
「まだ待たされるのか」
空間座標指定・・・範囲指定・・・金・・・収納
1時間経過
「まだまだか~?」
空間座標指定・・・範囲指定・・・金属・・・収納
1時間経過
「もうすぐかな?」
空間座標指定・・・範囲指定・・・革・・・収納
1時間経過
「もう良いか?」
空間座標指定・・・範囲指定・・・宝石・・・収納
1時間経過
「まだなのか~?」
空間座標指定・・・範囲指定・・・魔石・・・収納
1時間経過
「いつまで待たせるんだ~?」
空間座標指定・・・範囲指定・・・通貨・・・収納
1時間経過
「じゃ~帰るか~」
空間座標指定・・・範囲指定・・・転移・・・メイソン村
10日後
「メイソン村の村長が来たと伝えろ」
「はい!」
門の外に居る兵は元気だが
一歩門の中へ入ると誰も元気がない
そりゃそうだ10日食べてないんだからね
最初の内は家畜を潰したのかな?
王城へ行く間一度も暗殺者の攻撃はなかった
「・・・こちらでお待ちください」
鎧も何も着ていない兵が案内してるな
「さて、どれだけ待たされるかな?」
と思ったらすぐに来た
「私がカドウの国王だ」
「メイソン村のカイルです」
「なぜ?この様な事を?」
「へ~なぜ?わかんないのなら交渉の余地はない
帰らせてもらう」
立ち上がると
「待ってくれ」
「何か?」
「急に食べ物も飲み物も消えた」
「他にも消えただろう?」
「カイル殿がしたことか?」
「前回待たされたから暇つぶしにね」
「暇潰し?」
「それとうちの村を攻撃している報復だ」
「・・・報復か」
「それ以外もあるか?」
「・・・」
「だんまりか?タエンに唆された事もあるんだろうな」
「?タエンとは?」
「名乗ってないのかもしれないが
アイテムボックスの件で唆した者だよ」
「アイテムボックスは無理か?」
「無理とは?」
「カドウの国の物する事は出来ないのか?」
「いつだって貸しだしてるよカドウの国でもどこの者でも」
「今からでも友好は結べるか?」
「もう無理だろう?カドウの国が何が出来る?」
「カドウの国は武芸の国だ」
「もう攻められても守る兵士も居ない、金もない、武器もない
国から出られない、食べ物もなくて死に直面している
何が出来る?」
「・・・」
「前回の交渉時にその話が出ていたらまだ違ったかもね」
「・・・」
「ま~民に責任はないからね王と貴族以外は助けよう」
「・・・」
空間座標指定・・・範囲指定・・・カドウの国の民・・・収納
「それじゃ~帰るけど何かあるかい?」
「・・・民をカドウの国民を頼む」
「任せておけ」




