20話
空間座標指定・・・範囲指定・・・転移先・・・獣王国
「転移」
「おおーホルフトと獣王様お戻りになりましたかー」
「獣王ってのは、ちょっとどうでしょうね?」
「強者こそ全ての獣王国ですので、前獣王に勝った貴方様が次の獣王です」
「でも僕はこの国に居ないですよ?」
「いえ!居て頂かないと困ります」
「ではココと家の村を繋いでしまいますかー」
「そんな事が出来るのですか?」
空間座標指定・・・範囲指定・・・空間固定門作成・・・メイソン村接続・・・固定
「これでこの門を潜ればメイソン村に行けます」
「おおーこれで安心ですなー」
「通れるのは1人だけですので・・・ホルフト君にしましょう」
「他の者は通れないんですか?」
「通れません!ホルフト君だけですね
何か要件が出来ればホルフト君が来てください」
「獣王様の仰せのままに致します」
「さしあたって何かありますか?」
「月に一度の力試しの大会があるのですがいかが致しましょうか?」
「いつも通りして下さい」
「勝者と獣王様が戦いますがよろしいでしょうか?」
「ええ?毎回?」
「ええ!毎回です」
「では今回から村の者を出しますので村の者に勝ったら相手しましょう」
「獣王様の村の者ですか?」
「うちの村の者に勝てないのに僕と戦っても勝てないでしょう?」
「それはそうですが・・・」
「それにうちの村の従属国になった事も分かって良いでしょう?」
「分かりました・・・皆にも説明いたします」
「よろしくお願いします、詳細な事は又知らせて下さい」
「仰せのままに」
「ではこれで失礼します」
「村長話終わった?今から大丈夫?」
「はい!例の奴作りましょうか?」
「やったー!」
「で、空間が割れて剣が出て来るって事ですか?」
「そうそう!カッコイイでしょー?」
「その時ビカビカて稲光がするってのはどうでしょうね?」
「おおーカッコイイ!」
「その剣の所有者しか取り出せない様にしないとですねー」
「いやそれよりも、こー剣が飛んで来て目の前に来る様に出来ない?」
「いやそれは場所を選びますよ?」
「あーそっかー」
「先ずは一度作ってみますか?」
「お願いしまーす」
空間座標指定・・・範囲指定・・・空間固定扉作成・・・アイテムボックス接続・・・固定
空間座標指定・・・範囲指定・・・空間固定扉稲光付与・・・固定
空間座標指定・・・範囲指定・・・アイテムボックス所有者・・・固定
空間座標指定・・・範囲指定・・・特定者以外攻撃・・・固定
「これでどうでしょうか?」
「やってみるー」
「剣よ!来い!」
何もない空間に扉が浮き出て、ゆっくりと扉が開く
扉の周りではビカビカと稲光がしている
扉の中には剣が浮いている
手を扉の中に突っ込んで剣を握って取り出す
「おおーカッコイイー」
「成功ですね!」
「獣王様それは?」
「持ってる剣を腰に挿すんではなくアイテムボックスにしまうので
取り出す時にカッコイイ方が良いと言うので作ってみました」
「獣王様の村ではアイテムボックスが通常装備なのですか?」
「村の住人限定ですね」
「そんなことが・・・」
「まーキチンと税金を収めて貰ってますからねー」
「僕もキチンと払ってるよー」
「払えないと装備没収だからねー」
「こちらの税金はどういたしましょうか?」
「次の大会で皆さん集まるならその時に話しましょう」
「分かりました」
「で、大会はいつですか?」
「10日後です」
「じゃーコータ試合任せるから10日後頑張れよ」
「ええ?俺が出るのか?」
「フル装備で良いから勝てよ?」
「分かったー頑張るよ!」
「獣王様!この子が出るのですか?」
「村の子だし問題ないでしょ?」
「獣王様が代替わりした初の大会ですので・・・」
「この子が勝つから問題ないよ」
「・・・分かりました」
「何か装備の制限とかあるんですか?」
「いえ!相手を殺したら負けと
名誉が傷つけられたとして永久に出場権はく奪です
他には武台場で逃げ回る等情けない行動も負けです」
「じゃーコータイケるだろ?」
「村長大会用の剣作ってよ!いつものなら強すぎるでしょ?」
「棍で良い?これなら殺さないでしょ?」
「棍で良いよ・・・で・・・こうして…こうなる様に・・・」
「おおなるほど!それで行こう」
空間座標指定・・・範囲指定・・・棍・・・加工・・・着色・・・白
「っと!これで良いか?」
「良いね!でアイテムボックスにしまって」
空間座標指定・・・範囲指定・・・空間固定扉作成・・・アイテムボックス接続・・・固定
空間座標指定・・・範囲指定・・・空間固定扉稲光付与・・・固定
空間座標指定・・・範囲指定・・・アイテムボックス所有者・・・固定
空間座標指定・・・範囲指定・・・特定者以外攻撃・・・固定
「これでどうでしょうか?」
「やってみるー」
「棍よ!来い!」
何もない空間に扉が浮き出て、ゆっくりと扉が開く
扉の周りではビカビカと稲光がしている
扉の中には棍が浮いている
手を扉の中に突っ込んで棍を握って取り出す
「おおーカッコイイー」
「では10日後に」
「獣王様の仰せのままに」




