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僕らはゾンビ対策官 番外編  作者: ソーダ
僕らはゾンビ対策官
6/16

#000 始まり

「僕らはゾンビ対策官」の #001の前につく小牧の初戦闘を書いてみました。なので#001~ を読んでいた方が分かりやすいと思います。


(後半に出てくる言葉を使ってしまっているため)

この世界にはゾンビという人類の敵が存在する。そして、そのゾンビを狩る(倒す)事を仕事とする組織があった。その組織の正式名称は「ゾンビ殲滅局」という……



東京駅丸の内南口……


「小牧!向こうの一体は頼んだ!」


そう言ったのは班長である林だ。小牧はそれを聞くとすぐに後ろにいるゾンビへと向かった。



「希種だ!気を付けろよ!」


林はそう言うと持っている剣のレバーを引いた。すると剣についている細い隙間から炎が出てきた。この剣の事を林は火炎剣と呼んでいる。



「こいつはもらったぜ!」


と、林の隣からそんな声が聞こえると刀を持っている男性がゾンビに向かって走り出した。そして刀を振った…… が、そのゾンビはまるで体操選手のように軽々と避けてしまった。



「希種か……」


「さっきそう言ったろ!」



希種きしゅ…… それは通常のゾンビより強い(攻撃を避けたり、対策官に攻撃をしてくる等)ゾンビの事を指す。なので倒すにはかなりの経験が必要なのだ。



「冨沢離れろ!」


林はそう言うと火炎剣を希種に向かって振った…… が、当然の事ながら避けられた。すると今度は部下の男性が槍を刺そうとした。そう。この林班は連携することで希種を倒そうとしているのだ。



「援護します!」


突然そんな声が聞こえると今度は矢が飛んできた。そしてその矢はゾンビの右足に刺さった。



「ナイス塚西!」


林はそう言うとゾンビに向けて火炎剣を振った。するとそれと同時にゾンビの右足が飛んだ…… が、林の火炎剣の調子が可笑しくなった。このとき林には何故可笑しくなったのか分からなかったけれど、このとき火炎剣の炎の出る隙間にゾンビの肉が入り込んでしまったのだ。



「良いとこどりでもしますか」


……と冨沢はそう言うとゾンビの左手と左足を飛ばした。するとその切断面からは赤黒い血が出てきた。



「これで決める!」


「任せろ!」



……と林と冨沢が一声に言った。多分ここまででこの後がどうなるかは想像がつくはずだ。もちろん期待を裏切らず、ゾンビの首を飛ばした…… が、林の火炎剣と冨沢の刀が当たってしまった。それもお互い力一杯振った剣と刀が当たったのだ。



結果としては冨沢の刀が勝った。要するに林の火炎剣は真ん中から折れてしまったのだ。しかしここで火炎剣は剣なのに弱すぎると感じるだろう。が、それも当然だ。火炎剣は本来刀や剣とぶつけたりすることを想定して作られていない。なので、冨沢の刀に負けてしまったのだ……



「林…… 悪い」


と、冨沢は謝ったが林はかなり動揺しているらしい。なので冨沢は塚西と中鈴に小牧を手伝うように指示した。その間冨沢は何をするかというと、ゾンビの死体を片付けるのだ。何しろここは東京駅だ。こんなところに人の物ではないとはいえ、死体が転がっているのは衛生的にもよろしくない。なので、冨沢は嫌々死体を端に寄せた……



結果から言うと小牧の戦うところがないという事実。はたしてこれを書いた意味はあったのでしょうか?




(林の火炎剣の壊れた理由は分かりました)

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