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僕らはゾンビ対策官 番外編  作者: ソーダ
丹波&羽部偏
11/16

第二章 丹波&羽部 I

この話は本編の#093~ の丹波、羽部偏になります。先に本編を読んでいないと意図が分からない可能性があります!

今から90年前、突如姿を現したらゾンビにより約6割の人間が消息不明となった。その時日本ではゾンビ発生から一週間後に対ゾンビのスペシャリスト達を全国からかき集めた組織を組織をつくった。その組織は国民から「対ゾンビ組織」と……




現代、東京美術館……


僕は今、東京美術館にいる。と言っても美術鑑賞をしにきている訳ではない。この美術館にゾンビが現れた手におえなくなったから助けてほしいと、先に来ていた班から連絡があったので来ていた。なのでゾンビを倒しに来ていたのだ。



「こんなに多いなんて聞いてないよ……」


そう言ったのは新宮だった。新宮はこの第二部隊の隊長だった。なので何かするときは新宮に言わなければならなかったのだ。


「ここまでも結構いましたけど、この先はもっと多いですよ」


丹波は新宮にそう言った。すると新宮は少し考えてから部下の二人にこう言った。


「そこの二人はここに残ってコイツらを片付けておいて!他は中!」


新宮はそう言うと美術館の敷地に入っていった。対策官二人で美術館の敷地外のゾンビを全て倒せるか不安だったが、隊長の命令だ。丹波も新宮のあとを追って敷地内に入った。


「そこのカップル!中に突っ込むよ」


新宮は丹波を見てそう言った。丹波には普段から共に戦う女性対策官がいた。その女性の名は羽部暁葉という。彼女は普段からほとんど喋らず、謎の多い対策官だった。


「その呼び方止めてもらえます?勘違いされかねないので」


丹波はそう言いながら近くにいたゾンビの首を飛ばした。これでも丹波は普通の対策官より強い人が集まる対策1の人間だった。なので話ながらゾンビを倒すなど目をつぶっても出来ることだった。


「それはこの作戦が終わってからね」


新宮はそう言うと沢山のゾンビがいる美術館入り口へと行ってしまった。本当なら一人で戦うのは危険なので止めるべき所だが、新宮の実力なら大丈夫だろうと誰も止めなかった。それに言ったところで止まるような人間ではないということを丹波は知っていた……


「羽部、いくよ」


丹波がそう言うと羽部が丹波の横についた。そして鎌を構えた。


「左は任せたよ」


丹波がそう言うと羽部は小さくうなずいた。丹波はそれを見ると走って新宮が先に行った美術館入り口へと向かった……




東京美術館一階……


「二人は一階を頼むよ」


「了解」


新宮はそう言うと階段を登って行ってしまった。そんな中、丹波は羽部にこう言った。


「それじゃあまた後で」


丹波がそう言うと、丹波は左へ、羽部は右へ行ってしまった。丹波は羽部と分かれてから合流する所まで走った。もちろん中にゾンビが居ないかしっかり見て回った。しかしどの部屋にもゾンビはいなかった。


「なんで外は沢山いるのに中にはいないんだ?」


丹波がボソッと言ったときだった。突然後ろから物音がした。丹波はすぐに後ろを向き槍を構えた。しかしそこにいたのはゾンビではなく羽部だった。


「なにしているの?」


羽部は丹波にそう尋ねた。なので丹波はこう答えた。


「いや、気にしないでくれ。それより羽部はゾンビと会ったか?」


丹波がそう聞くと羽部は首を振った。


「やっぱり可笑しい。1階にゾンビが居ないなんて……」


丹波がそう言うと、羽部が自分の来た廊下を指差した。


「私は倒してないけど、すでに倒されてるゾンビなら見た……」


羽部がそう言うと丹波はこう言った。


「そうか…… 仕方ないから入り口に戻ろう。多分1階はすでに林、笛中班によって倒されたんだよ」


丹波はそう言うと来た廊下を戻っていった。そんな丹波の横を羽部が歩いていた……






丹波颯友たんばはやと


ゾンビ対策士長


武器……槍

短剣

拳銃

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