6 生涯の伴侶??
……ぶつかった相手は西森だった。
『なんで、テメェを生涯の伴侶にせないかんのじゃ。ボケェ!』
俺は、とりあえず倒れている西森に蹴りをいれた。
「おおぅ」
身体をくねらせながら声をあげる西森
その時チャイムが鳴った。俺たちはその音を呆然と聞いていた。
西森はダメージから復活したらしく立ち上がった。
「なんだ影か……おはよー」
『おはよー……じゃねぇよ なにか言うことあるだろ?』
「はて?」
『お前のせいで、遅刻しただろ』
「まあまあ兄弟。二人で遅れようか」
西森は全く気にしていない様子だった。
そして、二人で遅れて教室に入った。
「どうかしたの?」
俺が自分の席に着くと、隣に座っているヒナタが話しかけた。
『ちょっと……寝坊しちゃってね』
「そうなんだぁ~。夜遅くまで起きてちゃ駄目だよ? それに寝癖ついてるよ」
少し笑いながら寝癖の位置を教えてくれた。
『ん? まぁ寝癖なんてどうでも良いよ。寝癖で死ぬわけじゃないし』
俺は寝癖を触りながら机に座った。
「だめだよ~。はい! クシ貸してあげるから寝癖治しなよ」
しぶしぶ俺はヒナタからクシを受取り、髪をなおした。
ちょっと、ギャグを書いてみたい と思いやったシーンです。
正直、キャラの性格に合わないような? 気がしますが気にしないでください。