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神さえも裁けない  作者: 筧 耕一
起承転結の起
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4 影《えい》の事情

 せかせか働き、バイトが終わったのは十時近くだった。

 バイトが終わり、家に帰ると母親がご飯を作っていてくれた。俺はお腹がすいていたので、ご飯を食べていると……

えい。こんな苦労ばかりかけてごめんね」

 母親は最近謝ってばかりである。

『母さんは、そんな事言わなくて良いよ』

 俺が何度そう言っても、母親は申し訳なさそうにしている。

「ごめんね」

『俺が、頑張って働くから気にするなよ』

 ご飯中にこんな話をしていたら食欲が無くなってしまったので、お風呂に入り今日は早く寝てしまった。



 五年前に俺の父 恵日栄治えにちえいじが、交通事故で亡くなってしまい、母親 恵日梨香えにちりかは、夫を亡くして元気をなくてしまった。さらに今後は母が今まで以上に働かなくてはならなかった。

 最近母親が謝っているのは、おそらく収入面の事で、俺が友達と遊ぶ時間を削ってまでバイトしてお金を稼いでいる事に申し訳なさもあるのだろう。

 バイトしなければ家が結構厳しくなるのが現状だ。その為に携帯電話を買う余裕はウチには無い。

この母親の名前を決める時に、ひぐらしのなく頃に にハマッていたのでそんな名前にしました。

 今思うと5、6年前の良い思い出です。

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