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解離

解離 2 -頭痛-

作者: L
掲載日:2026/10/08

ある時から定期的に頭痛が頻発するようになった。

1ヶ月ほど毎日のように痛い。

いつからそうなったかはっきりと年齢や季節まで覚えているが、重要ではないので省略する。


痛みは決まって左のこめかみに発生し、同時に首の後ろ、頭との境の部分がだるくなる。

肩が張るので緊張型頭痛だと思うが、それにしては痛みの強度が強烈だ。

一度はじまると数時間続き、ひどいときは左目から涙が出て何もできないどころかベッドでじっとしているのもつらい。

期間中はアルコール厳禁で、少しでも飲んでしまったら100%頭痛に襲われる。


漢方で効くものがあったが、事情により手に入れるのが困難になってしまったので、別のものを探していた。

ここ数年は別の病気の治療に使われる薬で片頭痛にも効くものに出会い、それを飲んで頭痛期間が少しでも早く終わるように、期間中の発生頻度が少しでも落ちるようにしている。

それと同時に痛み止めの薬を1週間毎に種類を変えながら飲み続ける。


しかし、それでも痛みは襲ってくる。


やばいと思ったら横になり、波の音や森の音、雨の音などの自然音か、ホワイトノイズをスマホで再生する。

音に集中し、深呼吸をする。

息をゆっくり吸って、倍以上の時間をかけてゆっくり吐き出す。

吐く息と一緒に、痛みが出ていくイメージをする。

呼吸と音だけに集中していると、意識が曖昧になる。

痛みのせいで完全には眠れないのに、無理やり睡眠へと向かう意識が呼吸と一緒に痛みを連れて外に出ていく。


時間がなくなる。

音が遠ざかる。

白い光。

冷たいシーツ。


浅い眠りのような状態から覚醒すると大抵、頭痛はピリピリとした刺激と重さを残して去っている。

また明日も、明後日も同じことを繰り返すかもしれないが、今日はもうとりあえず大丈夫だろう。



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