第八話『果実戦争ふたたび!? 姫たちの決意と、黒桃王の宣戦布告!!』
夢みずきの記憶を宿し、“半神の桃魂継承者”として覚醒した少年・葵。
桃界を蝕もうとする“黒き力”との対決を決意し、姫たちのもとへ帰還を果たす。
しかしその頃、遥か彼方の《黒果ノ核》から、桃界に不穏な震動が走っていた──。
「――目覚めよ、黒果の姫たちよ。
白き甘さを憎み、酸味と渋みを力とせし者たち。
今こそ、果実戦争をふたたび……!」
黒桃王アモルグレアが、**“闇の品種姫”**を召喚する……!
闇の品種姫たち、登場!
◆黒蜜ネクタリン
「ふふ……痛みって、クセになるのよね?」
黒桃王直属の第一姫。
黒曜のネクタリンにして“甘美な罰”の使い手。
敵の“記憶”を摘み取って喰らい、過去を歪める闇属性の魔導師。
清水白桃とはかつて“姉妹のように育った”過去を持つが、今や敵対。
◆大渋あんず
「しぶい。しぶすぎる。わたしの生き様も、技も、人生も、ぜんぶしぶい」
筋肉武闘派。なつっこ姫と川中島のライバル枠。
拳から“渋み波動”を放つ、格闘派のあんず姫。
桃界には異端とされていたが、黒桃王に拾われた過去を持つ。
◆スモウル・プラム
「愛? 甘さ? くだらない……。世界に必要なのは“収穫効率”よ」
元・桃界の科学者。
感情を捨て、収穫管理AIを搭載した“桃兵器ドローン”を操る冷血少女。
黄貴妃姫とはかつて学友だったが、「愛は脆弱」と切り捨てた。
◆ツルコ・柿
「わたし、柿だけど。文句ある? ない? よし、じゃあいっちょ揉もうか♡」
桃界に恨みを抱く柿の国出身。
姫かどうかすら怪しい胡散臭いムーブと、超重量タックルで桃神霊を粉砕。
さくら白桃とは“謎のロリ枠かぶり”で常にバチバチ。
♦ 姫たち、覚悟の結束!
「もう、迷ってる場合じゃありませんの!」
清水白桃の決意の言葉に、姫たちはそれぞれ武装を開始。
・なつっこ姫はバーベキュー炉を大剣モードに変形
・黄貴妃姫は“禁断の金色魔装”を展開
・川中島はバナナの皮を履いて滑って転ぶ(←何してんの!?)
・さくら白桃は逆にロリ化しすぎてベビーカーで戦場へ向かう(!?)
「これは、わたしたち“桃魂姫”の戦いですの!」
「きゅんのために、ぜーんぶ、ぶっ飛ばす♡」
「わらわは……ただ、アイツが勝手にいなくなるのがムカつくだけよ」←黄貴妃、激おこ。
「よっしゃ! 全員で勝つぞぉおおおお!!」
「おー!!」
♦ そして、黒桃王の宣言
「この世界に、愛は要らぬ。
果実とは、甘さではなく……絶望とともに熟すものだ」
《黒果ノ核》が、桃界全土に“渋みの瘴気”を拡散。
姫たちの桃魂が次第に弱体化していく中──
黒桃王は、“ある姫”を指名する。
「次に奪うのは……夢みずきの魂を継ぐ“真核”。
すなわち、おまえだ……清水白桃よ」
「なっ……!? わたくしを……?」
「白桃姫を連れ去るつもり……!?」
「誰かが……止めなきゃ……!」
そして、ついに……
――“黒果の戦艦”、桃楼宮上空に出現!!
次回予告!!
第九話『姫、奪還作戦!? 突入!黒果ノ核と桃魂連合の逆襲!!』
清水白桃、連れ去られる!?
桃魂姫たち、史上最大の突撃戦!!
葵は夢みずきの力を解放できるのか!?
川中島、戦闘中に焼き芋始めるのやめろ!!
まだまだ! ももたましいッッッッッ!!!!