表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/15

第十四話『果断種、出現!? ネクタリンと夢みずき、封じられし環の謎!!』

忘れられし桃魂たちの記憶と、新たな敵“果断種”の登場!

葵とネクタリンが目指す“桃界の環”とは――!?



ネクタリン姫の帰還から三日後。

桃楼宮の調査団によって、南方の遺跡に“異なる桃魂の波長”が観測された。


「果断種──それが、もう動き出しているのかもしれない」


夢みずきが口にしたその名に、空気が張りつめる。


「果断種とは……?」


「“果実の環”から逸脱し、己が果実の力のみを追い求めた者たち。

調和を拒み、融合を否定し、分断を好んだ者たちよ」



調査隊に同行した葵とネクタリンは、桃界南方に広がる“白骨林はっこつりん”へ。

かつて果実の神殿があったという場所で、封じられた“環の記録”を求める。


「この森……果汁が、悲鳴のように響いてる……」


「環が壊れたとき、ここが最初に崩れたの」



奥深くで、ふたりは“幻の果実”と呼ばれる石碑を見つける。

それは十二品種の姫が並び立つレリーフ。


「……ここに、まだ現れていない姫の名前がある」


【十二品種の姫、判明済み:】


清水白桃


加納岩白桃(まだ未登場)


白鳳(未登場)


川中島白桃


あかつき(未登場)


浅間白桃(未登場)


なつっこ


さくら白桃


美郷(未登場)


黄貴妃


夢みずき


ネクタリン


「つまり……まだ“隠された姫”たちが眠っている」



その瞬間、地響きと共に暗い果汁が地から噴き出す。


「出たな、果断種……!!」


姿を現したのは、黒い甲冑をまとった異形の果実戦士。


「我らは、“果断の誓い”に従いし者……再び“環”を断ち切る!」


葵とネクタリンは構える。


「果実は争うためにあるんじゃない……繋がるためにあるんだ!」



激しい戦闘の中、ネクタリンの力が暴走しかけるが、夢みずきの声が彼女を包む。


「私は、ひとりじゃない……!」


ネクタリンの“酸味の煌めき”が爆発し、果断種は撤退。

だが、その去り際にひとつの名が告げられる。


「“白鳳”……あの姫が目覚めれば、環は終わる」



次回予告――


第十五話『白鳳、覚醒!? 果実の煌めきと“真なる十二姫”!!』


ついに明かされる“十二品種の姫”最後の秘密!

白鳳姫の正体とは!?

そして、桃界に刻まれる真実とは――!?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ