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第十二話『新生・桃魂連合!? 果実祭りと“はじめてのおつかい”大騒動!!』

平和になった桃界で、姫たちが送る新たな日常!

だが次なる試練は……なんと“おつかい”!?

果たして姫たちは、スーパーまでたどりつけるのか!?

川中島はスーパーで芋を焼かないでくれるのか!?

新章はじまる! 桃魂は終わらない!!

いってみょょょぉぉぉぉおおおおおおおッッッ!!!


――桃界の大戦より一週間後。


「それでは本日、桃界恒例の『大果実祭』を開催しま〜す!」


大きな広場に色とりどりの果実が飾られ、にぎやかな音楽が鳴り響く。

姫たちも晴れやかな表情でステージに並んでいた。


「いや〜平和って……最高っスねぇ……」と、なつっこ姫はBBQ串を掲げて乾杯。


「ですが、この祭りに欠かせない“特製桃ジュースの材料”がまだ……!」


「……つまりっ! おつかいミッション、発動!!」



こうして姫たちは、地上の人間界にある“スーパー”へと派遣される。

メンバーは:


清水白桃リーダー

・黄貴妃(マナー担当)

・川中島(問題児)

・さくら白桃(自由枠)

・なつっこ(BBQ担当)


……という最強にして最不安な布陣である。


「絶対……何か起きる気しかしないわ……」



【スーパー桃園店・入口】


「これが……人間界の食料供給拠点……」


「それにしても……おぉっ!? 焼き芋コーナーが!?」


「川中島姫、落ち着いて。今回は“買う”のです。焼くのではありません」


「いや!この石の熱量は完璧なんだって!焼くためにここは存在してるんだよ!!」


「スーパーの存在理由が芋じゃないって何度言わせれば……っ」



【ミッション内容】


・桃ジュース用桃:3種

・桃フレーバーソーダ:1ケース

・芋(※川中島の圧)

・なつっこの秘密材料(肉)


姫たちは店内を散っていく。


【自由行動その1:さくら白桃】


「きゅ〜ん♡ このチョコバナナアイス、買ってもいい? “恋の味”がする気がするの♡」


「予算……ぎりぎりね……はぁ、葵様に報告しづらい……」←清水白桃


【自由行動その2:なつっこ】


「うおお! 激安肉まつり!? これは……運命ッス!!」


「なつっこ、BBQじゃなくてジュースの材料って言ってるでしょ!?」


【自由行動その3:黄貴妃】


「ふむ、この“ポイント5倍デー”なる文化……よき……!」


「お、黄貴妃姫が買い物カゴ持った! 激レア!」



【トラブル発生】


川中島、芋をレジ前で焼き始める。


「……ふおぉぉぉッ!! やっぱこの熱加減!! これぞ文明ッ!!」


「やめなさい!! 警備員呼ばれますわよ!!」


「……でも、みんな楽しそうね」


「……これが“日常”なんだな」



【帰還】


なんとか買い物を終えた一行。


「全員無事……材料もそろった……よくやったわ、桃魂連合!!」


「今日の芋、マジで傑作だった……!!」


「それ、戦果じゃないから!!」



【果実祭・夜の部】


ステージでは、姫たちが作ったジュースと共に、みんなの笑顔がはじける。


「乾杯!! 桃魂に!!」


「乾杯!! そして芋に!!」



次回予告――


第十三話『ネクタリン、帰還!? 忘れられし姫と“もうひとつの桃界”!!』


ついに現れる、闇から解放された姫。

彼女の記憶が、新たな桃界の秘密を呼び覚ます……!?



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