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第十話『はじまりの桃畑へ! 夢みずきと葵、桃界の原点を巡る旅!!』

――黒果ノ核、崩壊。

清水白桃は無事救出された。

だが、黒桃王アモルグレアの最期の言葉は、葵の胸に重く残っていた。


「“黒果の種”は、すでに芽吹いた……」



一時の平穏を取り戻した桃楼宮。

だが葵は、夢みずきの記憶の中に浮かぶ一枚の風景に導かれていた。


「……ここが、はじまりの桃畑……」


桃界創世の地。

そこには今もなお、淡い光を放ちながら、一本の古代桃樹が立っていた。


「夢みずきの力……この地に眠っている何かが、それに反応してる」


「それって、もしかして“桃界の真実”ってやつ!? めっちゃヤバいヤツじゃない!?」


「おいおい……わらわ、そういうの聞くとテンション上がるのじゃが!!」


「そうは言っても……この暑さ、尋常じゃないですわよ……っ」


「だったら、水着回! 水着回行くしかないっしょ!!」



急遽、水辺エリアへ移動。

川辺に広がる“桃冷泉”で、姫たちは思い思いの水着姿に。


・なつっこ姫:BBQ柄ビキニ+串刺し浮き輪

・黄貴妃:クラシックフリルの清楚系ワンピース(でも気品MAX)

・さくら白桃:いちごピンクのフリル水着でロリあざと攻撃炸裂

・川中島:スク水……+焼き芋用石セット(持ち込み)


「いや、スク水で焼き芋焼くなって!!」


「ここの石、焼き加減最高なんだよ!! 芋が泣いて喜ぶ!!」


「わたくし、そろそろこの世界の重力から脱出してもよろしいかしら……」←黄貴妃


「でも、ここ……何かがある。何かが“呼んでる”」


葵の夢みずきの紋章が再び光る。



古代桃樹の根元から、幻影が現れる。

それは、遥か昔の桃界──“文明桃樹時代”の記憶だった。


「桃魂は、もともと“果実の心”を守るために生まれた……」


「けれどあるとき、異なる品種を“敵”と見なすようになって……」


「争いが生まれ、桃界は分断されてしまったのです」


その記憶の中に、葵はかつての夢みずき自身──“最初の継承者”の姿を見る。


「あなたは……ぼく?」


「わたしは、君の中に残った“やさしさの種”」


「お願い、もう一度……この世界に、果実の笑顔を」



同時に現れる、黒い影。


「チッ、やっぱり来やがったか……」


黒果王の残した“種”は、すでにこの地に根を張っていた。

桃界を呑み込もうとする漆黒の樹、それが今……動き始める。


「こいつが、“黒果の真核”……!」


「来るぞッ! 構えろ!」


「いもっ!!(←構える音)」


「今、黙ってて!!」



次回予告――


第十一話『果実咲き誇る時! 桃界の未来と最後の種!!』


ついに現れた“黒果の真核”との決戦!

葵、夢みずきとの完全融合!?

姫たちが見つける、それぞれの“未来の実”とは!?



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