表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
××の十二星座  作者: 君影 ルナ
十二星座編
4/123

ジェミニ(ふたご)

 あーあー、話が脱線しまくってる。もー、トーラスが可愛い子に目がないからー。ぼくもう飽きてきたよ。


 あ、そうそう。ぼくはジェミニ(ふたご)。武器は短剣。で、ぼくはそれだけじゃなくて分身術が使えるから十二星座に選ばれたんだー。ちなみに最年少だよ! えっへん!


 ……まだ話し合い終わんないの? ぼくの目の前にあるお菓子はあと僅か。これが無くなる前に話し合い終わって欲しいんだけど。そしてカプリコーンのティータイムに早く入ってくれないかな。


 カプリコーンってお茶を入れるのがとっても上手なんだ。だから皆こぞってカプリコーンにお茶を入れてもらってるんだよ。


 あーあ、早く終わんないかなー。椅子に座って床に着かない足をプラプラ揺らす。


「……おい、ジェミニの集中力が切れそうなんだが。」

「サジタリアス……ああ、ごめんね、ジェミニ。早く話し合い進めるね。我輩のお菓子はいるかい?」

「くれるの!? ありがとー!」


 アリーズからお菓子を貰って食べながら話し合いに参加する。もぐもぐ、このクッキー美味しいなぁ。


「さて、ポラリスを探しに行くにあたって、まずはどこからどのように探しに行くかを決めなければならない。何か意見のある者。」


 ポラリス(ぼく達の上)がいない今、アリーズが十二星座を纏めている。まあ、他の人に指揮能力はあまりないから妥当だよね。もぐもぐ。


「爆弾をぶっ放すというのはどうだろうか!」


 んな馬鹿な。しかしそれは他の皆も思ったようで。皆は呆れ顔で発言者のリオ(しし)を見る。


「都から離れた場所故に魔法学園に通えなかった、という線はありそうですし、辺境の地から皆で順々に探して行くのはいかがでしょう。」


 レオの発言をスルーして発言したのはパイシーズ(うお)。レオ以外の皆は『良くやった!』と言わんばかりな顔でパイシーズに同意した。


「それがいい! じゃあそうし」

「でもサ、もしかしたらボク達から逃げたいがために名乗り出ない可能性もなきにしもあらずでしょ? だったら二人一組くらいになって全国に散らばった方がいいんじゃない? ポラリスを逃がさないためにも。」


 アリーズの肯定に被せてきたのはキャンサー(かに)。なかなかヤバいやつで、ポラリスを見つけたら閉じ込めておきたい派らしい。誰かが言ってたな。キャンサーはやんでれ?とかいうやつだって。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ